“27日で、結婚50周年を迎えます。結婚してからは、正月を迎えるたび家族写真を欠かさずに撮ってアルバムに収めてきました。最初は兵庫県の妻の実家で親族と一緒に納まりましたが、わが子が生まれれば家族3人の写真となり、すぐに家族4人となりました。わが子2人が就職して巣立ったら、私と妻の2人だけとなりましたが、長男は結婚して子どもが2人でき、近年は3世代の記念写真となっています。15年ほど前から撮影する場所は家の裏庭と定まり、アルバムをめくれば孫の成長ぶりは一目瞭然。
わが家には、私たちの結婚を記念して親戚からもらった振り子の柱時計があり、今も時を刻んでいます。年に2~3回、振り子を調整するのが常。どんなに感謝してもし尽くせない妻には「ありがとう」という気持ちでいっぱいです。”(10月12日付け)中日新聞)
岐阜県多治見市の清水さん(男・75)の投稿文です。家族写真を正月に毎年撮る、それが50年と言われる。写真である、生きた家族の歴史である。50枚の写真で家族の変化も一目瞭然である。続けるというのは素晴らしい成果を生む。ボクもやるべきだったと、思う。だがそんな発想はほとんどなかった。人生、ほとんどのことは戻ることはできない。残念だった。
ただ残念だったでいいだろうか。ボクの夫婦はあと何年あろうか。数年だろうか、それとも十数年だろうか、いやもっと長かろうか、それが今のところでは誰も分からない。今からでもおめかしして撮るのも良かろう。もうおめかしさえ忘れている。本気で考える必要がある。
そして清水さんは奥さんへの感謝も忘れていない。ボクも妻がいることは本当にありがたい、と思っている。共にある間にできることは何でもするべきである。
わが家には、私たちの結婚を記念して親戚からもらった振り子の柱時計があり、今も時を刻んでいます。年に2~3回、振り子を調整するのが常。どんなに感謝してもし尽くせない妻には「ありがとう」という気持ちでいっぱいです。”(10月12日付け)中日新聞)
岐阜県多治見市の清水さん(男・75)の投稿文です。家族写真を正月に毎年撮る、それが50年と言われる。写真である、生きた家族の歴史である。50枚の写真で家族の変化も一目瞭然である。続けるというのは素晴らしい成果を生む。ボクもやるべきだったと、思う。だがそんな発想はほとんどなかった。人生、ほとんどのことは戻ることはできない。残念だった。
ただ残念だったでいいだろうか。ボクの夫婦はあと何年あろうか。数年だろうか、それとも十数年だろうか、いやもっと長かろうか、それが今のところでは誰も分からない。今からでもおめかしして撮るのも良かろう。もうおめかしさえ忘れている。本気で考える必要がある。
そして清水さんは奥さんへの感謝も忘れていない。ボクも妻がいることは本当にありがたい、と思っている。共にある間にできることは何でもするべきである。