かつて一緒に映画を見た友と昨年10月に会った際、「映画のパンフレットを古書店に売却したら、手放す寂しさと買い取り額の安さに涙がこぽれた」と言っていた。さて私はこれらの宝をどうしよう? 処分したらいいのか、そのままか・・・・。”(1月5日付け中日新聞)
名古屋市の自営業・田中さん(男・75)の投稿文です。映画で青春を楽しんだ、そして思い出にパンフレットを買い求めた。それが数百冊である。75歳になった。終活が頭をよぎる。一緒に映画を見た友人に聞く。古書店に売却したら余りの安さに涙がこぼれたという。そして田中さんは考え込んでしまった。
さてボクならどうするか、どう助言するか。死ぬまでそのまま持っていなさい、と言うでしょう。冊子数百冊で今置き場所に困っているなら別ですが、そうでもなさそうです。青春の宝物です。また見たくなることもあるでしょう。持っているだけで豊かな気持ちになることもあるでしょう。処分使用しようとするのは残された人に迷惑を掛けたくない、そんな気持ちでしょうか。それでも処分は不要と言いたい。何の思い出もない人はさっさと処分するでしょう。ボクも妻に急かされて処分したものがあります。でも何かの折りに持っていたら、と思ったことが1度や2度ではありません。こんなことに気を惑わされることはないと思ってます。