FX寺子屋 by 葛勝老師

残りの人生FXに預けた!

日銀・白川総裁の記者会見、緩和姿勢を否定するや円高に推移。

2012-07-12 19:23:02 | 日記
日銀の白川総裁の会見から抜粋 :

・短期国債の下限金利撤廃でコールレートは大きく下がると思わない
・金融政策は最適なスピードを意識しながら適切な運営を行う
・2014年以降、CPIは遠からず1%に達する可能性が高い
・欧州問題の展開と市場への影響、最も注意すべき
・各国の金融政策自体に機械的にリンクして政策運営することはない
・4月展望レポートに比べ、内需はやや強め、外需はやや弱め
・欧州経済は停滞し、中国経済が減速した状態はやや長引く
・欧州債務問題、EUサミット等で一定の前進がみられたが、不透明感の高い状況が続いている
・内需の堅調さは円高メリットも背景の1つ
・当座預金の付利の引き下げは考えていない
・今後の海外経済、欧州問題の展開が大きなファクター
・海外経済の見方、他の中銀より楽観的ということはない
・中国経済の先行き、原則下状況から徐々に脱していく
・金融資産の買い入れで間断なく金融緩和を強化している
・札割れ、日銀の協力な金融緩和の効果が発揮されている証左

海外の中銀が緩和姿勢を示したからと言って、即座に緩和姿勢を取ることを否定するかのような発言や、当座預金の付利引き下げは考えていないとしたこと、円高メリットという言葉などが引っかかったのか、これらの発言後に為替相場では円高の進行がやや強まった印象です。

<今夜のトピックスから>
ユーロですので、欧州中銀(ECB)のドラギ総裁の講演の内容には注目が集まります。 欧州の問題国について、踏み込んだ発言があればユーロ相場を中心に動きが出てくるでしょう。

発表予定の経済指標については、全般的に材料として小粒な印象が否めないものが並んでいますが、米新規失業保険申請件数は重要となります。 ドル・円については直接材料視されるのは米新規失業保険申請件数程度でしょうか。 いずれにせよ、6月下旬から現在のレンジ79.13~80.09円)から抜けられるかどうかが引き続き焦点です。

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