FX寺子屋 by 葛勝老師

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今週の為替予想レンジ(3月24日~3月29日)

2014-03-23 05:43:35 | 日記
今週の為替予想レンジ

>ドル・円    101.00~103.00 
>ユーロ・円   139.80~142.50

<今週のテーマ・指標>3つ星以上
24日 中・3月製造業PMI ユーロ圏/仏/独・3月PMI製造業・サービス業
25日 独・3月IFO景況指数 英・2月消費者物価指数 米・2月新築住宅販売件数
26日 米・2月耐久財受注
27日 NZ・2月貿易収支 英・2月小売売上高指数 米・週次新規失業保険申請件数 南ア・SARB政策金利発表
28日 日・2月全国消費者物価指数 独・3月消費者物価指数

<今週の予想>
  今週のドル・円は3月末に向けた本邦機関投資家のリパトリ(外貨建て資産売却・円買い)で上値が重い展開の中、ウクライナ情勢・日米のインフレ率・中国人民元の動向を見極める展開が予想されます。

◎ウクライナ情勢と対ロ制裁強化
  プーチン・ロシア大統領がクリミア自治共和国のロシア編入を強行したことで、欧米英とロシアとの対立深刻化が懸念されています。 オバマ米政権がOFAC規制(米国大統領が国家の安全保障を脅かすとして指定した国、法人などをリストとして公表し、それらが保有する資産の凍結等について規定している)を発動し、ロシア国家及び金融機関の資産凍結を強行した場合、ロシアも米国債の売却などを警告しており予断を許さない状況が続きます。

◎中国人民元の動向
  中国人民銀行が、中国人民元の許容変動幅を拡大(±1% ⇒ ±2%)したことで、中国人民元が、レッドラインと見なされていた6.20元を超えて続落しています。 中国政府は、理財商品などのデフォルト(債務不履行)を容認する姿勢を見せており、約5000億ドルとの見方もある投機筋の人民元買いポジションの手仕舞いの有無とこの動きに絡んだドル・円の売買動向を注視する必要があります。

◎日本の3月上旬貿易収支(28日)
  日本の貿易収支は、20カ月連続して貿易赤字を記録しており、3月も21カ月連続の貿易赤字が予想され、貿易赤字の継続は、ドル・円を下支えする要因となります。

◎リパトリ(外貨建て資産売却・円買い)
  3月期末決算に向けた本邦機関投資家によるリパトリ(外貨建て資産売却・円買い)により円買い圧力が強まることが予想されそうです。

筆者個人的には、年度末決算に向けたリバトリも重要な事ながら、中国の人民元の動向や米国の株価がザラ場で過去最高を記録している事も有り、危険因子がかなり増大したのではないかと思っています。 今週は慎重に対応しなければならない週であり、ドルの高値は売ってみたいところです。

今週も読者の皆様には爆益がありますようにお祈りいたします。

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