<株式市場と為替市場がシーソーゲームを繰り返す展開>
昨夜の米ISM製造業景況指数は米景気回復観測(QE3縮小観測)に冷や水を浴びせるまさかの50割れとなりました。 もっとも、米長期金利はISMを受けて低下したかと思いきや、米国株の堅調推移(QE3縮小観測後退がポジティブに)を受けて上昇しています。
この長期金利の下げ渋りを裏側から見れば、QE3の早期縮小観測については火勢は衰えたものの消えてはいないように思われます。 バーナンキFRB議長が述べた ”雇用の改善が続けば” というキーワードから見ても、QE3縮小あるいは縮小見送りの判断材料はあくまでも今週末の雇用統計という思いが強そうです。 昨夜のISM製造業景況指数でも内訳の雇用指数が50.1と、なんとか踏ん張っていましたから、このあたりが長期金利とドルの下げ渋りにつながったのかもしれません。
今週の週予想で、下値99.00を予想していましたが、米ISM製造業景況指数発表後に一時的に98円台に沈んでしまいました。 今後の米国経済指標で最も重要なのは、7日に発表される5月の雇用統計です。 低調な結果だった場合にはドルが円に対し下落しそうですが、良い内容でもドル売り・円買いにつながる恐れがあるかもしれません。 良い結果ならFRBは比較的早期に緩和策を打ち切るとの観測が強まるためで、これは米国株の弱気材料になるように思われます。 ここに来て株式市場と為替始業がシーソーゲームを繰り返しているようにも見えます。
今日の予想レンジ 99.20~100.20
昨夜の米ISM製造業景況指数は米景気回復観測(QE3縮小観測)に冷や水を浴びせるまさかの50割れとなりました。 もっとも、米長期金利はISMを受けて低下したかと思いきや、米国株の堅調推移(QE3縮小観測後退がポジティブに)を受けて上昇しています。
この長期金利の下げ渋りを裏側から見れば、QE3の早期縮小観測については火勢は衰えたものの消えてはいないように思われます。 バーナンキFRB議長が述べた ”雇用の改善が続けば” というキーワードから見ても、QE3縮小あるいは縮小見送りの判断材料はあくまでも今週末の雇用統計という思いが強そうです。 昨夜のISM製造業景況指数でも内訳の雇用指数が50.1と、なんとか踏ん張っていましたから、このあたりが長期金利とドルの下げ渋りにつながったのかもしれません。
今週の週予想で、下値99.00を予想していましたが、米ISM製造業景況指数発表後に一時的に98円台に沈んでしまいました。 今後の米国経済指標で最も重要なのは、7日に発表される5月の雇用統計です。 低調な結果だった場合にはドルが円に対し下落しそうですが、良い内容でもドル売り・円買いにつながる恐れがあるかもしれません。 良い結果ならFRBは比較的早期に緩和策を打ち切るとの観測が強まるためで、これは米国株の弱気材料になるように思われます。 ここに来て株式市場と為替始業がシーソーゲームを繰り返しているようにも見えます。
今日の予想レンジ 99.20~100.20