FX寺子屋 by 葛勝老師

残りの人生FXに預けた!

ムーディーズの発表、”欧州中央銀行(ECB)は欧州債務危機を解決できない”。

2012-07-30 19:59:18 | 日記
果物の収穫で寝る時間もままならないような地獄の生活が続いています。 静かな田舎で果物の収穫などやっていると世界の金融情勢とはまるで違う環境であり思わず笑ってしまいそうです。 先週末から時間に追われ4日間投稿も出来ない状態でしたが、収穫も今日でピークを越えたようで何とか今週からは真面目にやっていこうかと思っています。

<ドル・円相場の推移>
東京市場のドル・円相場はジリ安気味の推移ですが、値幅は20銭程度と狭いレンジ内での動きとなっています。 他の通貨ペアも方向感が出ず、今のところは様子見気分が強い感じです。 ここからの動き出しの可能性について検証してみたいと思います。

何と言っても、8月1日の米連邦公開市場委員会(FOMC)、8月2日の欧州中銀(ECB)の金融政策発表を前に思惑が飛び交いやすい中、要人発言や観測記事など、経済ニュースには神経質に反応する可能性があります。 追加の金融緩和観測が強まれば主要国株価が上昇→クロス円、ストレートドル上昇、緩和観測を後退させるような材料が出れば主要国株価が下落→クロス円、ストレートドルが下落、という動きになりそうです。

気になるニュースとして、格付け会社ムーディーズが ”欧州中央銀行(ECB)は欧州債務危機を解決できない” との見解を示した事もあって、3連騰の反動から売りが優勢となっているようです。

事実として、ムーディーズが言うとおりECBの国債購入やLTRO(長期資金供給オペ)はあくまでも ”対症療法” であって、財政不安の根治につながるものではありません。 市場は、対症療法で症状を抑えている間に体力を回復させる事がいかに難しいかを理解しているようです。 

先週末、ドラキECB総裁はユーロがいかなる困難な状態であっても克服出来ない問題は無いと表明し、安心感からユーロが買われましたが、行ったり来たりの落ち着かない相場が展開が続いています。

9月~10月にかけてのユーロ発のXデ―迄は、今のような低い位置での往来相場が続きそうです。

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。