FX寺子屋 by 葛勝老師

残りの人生FXに預けた!

今年の秋口にはカンボジア・ミヤンマー進出の可能性が濃くなって来ました。

2013-07-06 20:59:47 | 日記
昨日は早朝から安徽省・明光市へ出張していました。 南通市から北西方向へ400km、車で4時間位の場所です。 大手商社からの依頼で工場監査して欲しいとの依頼でした。 往復800km、工場監査の時間4時間、南通へ帰り会食、そして真夜中迄クラブで宴会。 自宅に帰ってきたら既に3時を回っていて、合計すると22時間働き続けた事になります。

従来、中国の労働集約型産業は沿海部から遠くても400km位迄に位置し、苦しいながらも何とか耐え忍んで来ましたが、人手不足とコストメリットが無くなり、どんどん内陸部への移動が始まりかけて来ました。 既に、700~1000km位迄内陸に入らないとコストメリットが出ないような状況下になって来たようです。

労働集約型産業は1000kmを超えると内陸輸送費に食われてしまい、コストメリットが無くなってしまいます。 筆者の予想では、1000kmラインが最後の生産基地になるように思えてなりません。 トラック輸送の経費を見れば1000kmラインが損益分岐点となりそうですが、揚子江の船を使えばもう少し奥へ生産基地が広がりそうです。 1200~1500km位迄行けるのではないでしょうか。 ただし揚子江の川沿いに限られそうです。

一言で1500kmと言えば、上海~大阪より遠くなる距離です。 現在は上海~福岡位の距離で物作りをしている状況でしょうか。

中国の大手企業集団は、内陸への工場移転もさることながら将来を見据えてミヤンマー・カンボジアへ大きくシフトし始めました。 今回の出張で大手商社から、一緒にミヤンマーへ進出したらどうかと提案も受けました。 

7月22日~25日迄、東京で大手各社との折衝が始まります。 株式上場の感触が得られれば、この秋には中長期投資計画を証券市場に持込み資金調達に走らなければなりません。 

昨日は沿海部から約600km位入った場所迄行きましたが、ここで工場管理をしなさいと転勤命令が出たら悩みそうです。 日本から技術者を採用しても、こんなへき地には行ってくれる人がいないのではないでしょうか。 内陸への進出は理論的には出来ても、内容が伴わない結果になりそうです。 工場は開いたが、管理人が誰もいない無法地帯になるのかと思わず笑ってしまいそうです。 実際、長期常駐をベースに考えると1000kmと聞くだけで吐き気をもよおして来るのは事実です。

現在、筆者が勤務する会社で日本人の技術者を採用しましたが、長期常駐の条件は ”日本料理屋 と クラブ” が無い場所には絶対に行かないとハッキリ言われています。 さりげなく安徽省で社長候補を探していると言うと、日本へ帰らせていただきますと簡単に断られてしまいました。

筆者も上海への出張が多く、本来は6月末には上海の本部へ引っ越しする予定でしたが、採用した技術者に無錫地区の工場管理をお願いしたところ、上記の理由で断わられました。 仕方が無く、筆者が引き続き南通に拠点を置き、南通・無錫・上海の本部の掛け持ちとなってしまいました。 責任者は何時も貧乏籤を引かされてしまいます。 

昨夜は米・雇用統計の発表日でしたが、お客様との会食中であり2ヶ月連続発表の瞬間を見る事が出来ませんでした。 明日はゆっくり来週の相場予想でもして見たいと思います。

今日は土曜日でもあり、気楽に日常生活について投稿させていただきました。

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