TENZANBOKKA78

アウトドアライフを中心に近況や、時には「天山歩荷」の頃の懐かしい思い出を、写真とともに気ままに綴っています。

真夏の多良岳奮登記 

2021年07月31日 | 山(県内)
7月30日
あらためてオオキツネノカミソリを見に行くことにしました。
オリンピック観戦にハマっていたので、前回から10日ほど間が空いてしまいました。
林道多良岳線は8月1日開通予定なので、まだ通れません。
思案の末、中山キャンプ場から登ることにしました。

オレンジロードを快走し、中山キャンプ場への分岐にさしかかったら


「えっ!」


3月のマンサクの頃、金泉寺でお会いした人たちは「中山キャンプ場から来た」と言っていたはずだったがな…
またまた思案の末に、ダメもとで行けるところまで行くことにしました。

いよいよキャンプ所との分岐

「5月1日から工事中」「あぶないからはいってはいけません」
どうやら徒歩でもダメなようです。

困りました。車を降りて注意書きを見ると




この先に「遊歩道」があるとのことです。

遊歩道入り口の看板


「900m」か…
ここでは躊躇なく遊歩道を歩いて行くことにしました。

その遊歩道


途中、経ヶ岳への分岐がありましたが、柵がしてあるので、今は行けないようです。


そして無事に中山キャンプ所に到着


「遊歩道」の字面とは裏腹の普通の山道で、けっこう汗をかきました。

さて、せっかく中山から登るのだから、一般道ではなく、ひぐらしの滝経由で多良川沿いに登ることにしました。
ところが一難去ってまた一難、ひぐらしの滝までの道がハード過ぎました。

3年ぶりにこのルートを歩きましたが、以前よりも荒れているように感じました。



ケルンらしき石に赤ペンキが打ってあるので、ルートを踏み外してはいないのですがこんな感じです。
足を滑らせたら7~8m下の川まで一気に滑落です。ロープが渡してあるところも何カ所かありますが、ここにはロープがありません。岩や木の根につかまりながら3点確保で慎重に越えていきますが、このようなところの連続でした。

やっとの思いでひぐらしの滝に到着。


日照り続きで水量は少なかったですが、ひんやりとしていていました。渓流の音も心地よく、ついつい長居したくなる場所です。それが「ひぐらしの滝」の名前の由来だそうですが、ご多分に漏れず私もここで昼食にしました。でも、さすがに日暮れまでここにはいません。

真夏仕様のお弁当箱(凍らせていたアクエ○アスが後で役に立ちました)


滝を見ながら




足下には


命の限り生きたことでしょう…

さて、お腹も満ち、ここからがオオキツネノカミソリ鑑賞の始まりです。
ここからは危険箇所はありません。川沿いに歩いて行くと





大冒険の末に宝島にたどり着いたかのような気分です。
そこいら中に財宝が散らばっています。







多良川を上っていきます。


しばらく上ると一般登山道と出会います。


オオキツネノカミソリは十分に堪能したので、ここから一般道を下りようかなともずいぶん思いました。

「足るを知る」と、したり顔をした自分に、「おまえは西野越のオオキツネノカミソリを見に行くのではなかったのか」と、もう一人の自分がけしかけます。

思案の末に、初志貫徹とばかりに西野越まで行くことにしました。

多良川源流


その周辺




ここは多良川源流群生地です。
登山道の両脇にも




この後に西野越群生地に行って分かったのですが、この多良川群生地が一番開花時期が遅いようで、花の色はここのが一番きれいでした。

稜線に出たところに咲いていた一輪のウバユリ


金泉寺


そして西野越




こちらは花の時季を少し過ぎていました。



西野越 ケルン


人の顔に見えませんか?


再び多良川源流群生地


下山は当然一般道です。ところが、途中から足首がつりそうになったのです、何度も何度も。
これって運動不足?それとも熱中症の初期症状?

炎天下で、サッカー選手や野球選手が足をつるのってこんな感じなのかな…
このピンチを救ってくれたのが凍らせて持っていっていたアクエ○アスでした。
九州の夏は猛暑ですが、東京の夏は「温暖」ということなのでうらやましい限りです。

中山キャンプ場を通り越し、なんとかゴールの遊歩道入り口に到着しました。



多良岳登山で足がつる…
原因は体力不足でしょう。
そういえばオリンピック観戦にハマって、この1週間はろくに体を動かしていませんでした…

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