TENZANBOKKA78

アウトドアライフを中心に近況や、時には「天山歩荷」の頃の懐かしい思い出を、写真とともに気ままに綴っています。

舞岳へ 多良岳のツクシシャクナゲ ’20

2020年05月06日 | 山(県内)
シャクナゲを見に舞岳に登ってきました。
多良岳のやせ尾根に咲くツクシシャクナゲは、ちょうど大型連休中の今が見ごろのはずです。

十日ほど前、中岳の稜線を歩いた時にシャクナゲの蕾が少ないのに気づきました。
今年はシャクナゲの裏年にあたるのでしょうか。
それでも多良岳のシャクナゲが見たくて、数あるルートの中から舞岳を選びました。
鈍っている体を鍛える意味もあり、ダメもとで一番ハードな舞岳ルートを選んだわけです。


登山口のある大村の黒木の駐車場はどこもいっぱいでした。
市営駐車場も空き地の駐車場も。
でも、地元の強みで、あそこなら大丈夫だろうという裏駐車場がいくつかあります。
1つ目、2つ目、そして3つ目では、さすがに「えっ、ここも?」と思いながら進んで4つ目の空き地に停めることができました。
出発が遅かったのでこの時すでに10時40分。

林道を1分も歩くとすぐに舞岳登山道の入り口。


舞岳ルートには案内板はありません。コース中も道標はなく、崖に鎖が掛けてあるところが2か所あるだけです。入口は電柱が目印ですが、今回は白いテープが巻きつけてありました。目印はそれだけです。

登山道に入ってすぐのところにリンドウが咲いているのですが、今年はまだでした。


リンドウの白い花が咲いているものと思っていたことと、自然に根付いた杉などが大きくなっていて、なかなか見つけることができませんでした。

そのあとはひたすら登りです。
急登、なだらか、急登、なだらか……繰り返すこと4回
(2回目の急登を登り切り、これで急な登りも終わりだろうと勝手に思いこむと3回目の急登でリタイヤということになりますので覚悟して登りましょう)

鎖が掛けてある岩場までくるとあとは大丈夫です。
2つ目の岩場を攀じ登っていったら、その先で待ってくれていました!


「ダメもとで」とは思っていただけに、いつもの場所で、いつもの薄いピンクを見つけた時の喜びはひとしおでした。それまでの疲れが一気に吹き飛びます。
「今年も咲いてくれてありがとう」っていうような感謝の気持ちがわいてきます。





ミツバツツジのアクセント


まだ蕾もいっぱい


すれ違った何人かの人は「今年は花が少ないね」と言っていましたが、私は大満足です。
一つ一つの花に「よく頑張ったね」と声を掛けながらシャッターを押しました。

そして展望岩。



先客がいましたが、一緒にお弁当を食べました。
本日の豪華ランチは、JAの直売所「かやぜ」で買った山菜おこわ弁当です。



昼食の後は、花を見ながら、ゆっくりと舞岳山頂を目指しました。







経ヶ岳


両手に花!左にミツバ、右にシャクナゲ。


落花した椿


そして舞岳山頂



今年は見られないかもと思っていたシャクナゲを十分に鑑賞できたので、今回はここで来た道を引き返しました。

黒木の里は、棚田に水を張り、田植えの準備が進んでいました。




道の横に咲いていた藤





大型連休は終わりますが、多良岳のシャクナゲは今年は開花が遅いようなので、今週末も十分楽しめると思います。
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