仏教壮年会の勉強会

一ヶ月一回の仏教壮年会の勉強会が開催されました。
現在は、佐々木閑先生著「ブッダ真理の言葉」を輪読中。

私は、法務等々があり久々の参加させていただきました。
いつもはご門徒の皆様で輪読をしております

今回のテーマは、「執着はなぜ生まれるのか」。その原因は「無明」にある・・・という内容でした。

その無明の闇を破るための羅針盤は何か？
「諸行無常」この世のものすべて移ろうという真理。
「諸法無我」この世に『私』という絶対的存在など、どこにもない。
「諸行無常・諸法無我」という真理を通して見えてくる世界が正しい世界であります。しかし、現実は、自分中心の世界観の中を生きている。だから、苦しみが生まれてくる。

前から疑問に思っていたことが、諸行無常の「行」と諸法無我の「法」は何が違うのか？
「行」とは有為を表すので、因果則によってこの世に現れ出るすべての事物。
「法」とは、行よりも一層広い概念。有為だけでなく無為も含む。因果則によってこの世に現れ出るすべての事物と、因果則離れて不変不滅の状態にあるものをあわせたものだそうです。

あっという間に、二時間の時間は過ぎていきました。

次回の仏教壮年会の勉強会は、11月17日（土）15時～です。

（龍）