天真寺日記

天真寺の日々を綴ります

仏さまの願いがわかる子に育ってほしい

2007-08-18 16:05:51 | 天真寺
平成19年度お盆法要が勤まりました。

今年の夏は猛暑でお参りが少ないのではと心配しておりました。
しかし、たくさんの方々がご参詣下さり、本堂に入りきれなくなりました。
そんな中、役員の方々のお世話のおかげで無事勤修することができました。

今年は初めて映写機を使い、法要前にアニメの仏典物語の上映を行いました。
最近の映写機は映りがいいですね。
会場が明るくても画像がしっかりと映し出されます。
そして内容も分かりやすく、面白かったと大好評でした。



(大枝門信徒会会長によるご挨拶)




(北畠先生によるご法話)


ご講師はここ数年お世話になっている、京都中央仏教学院院長の北畠晃融先生です。
北畠先生には「新盆法要」ならびに「盂蘭盆法要」と、二座に渡ってお取り次ぎをいただきました。

ご法話の中で、現在通信教育学部で学ばれていらっしゃる、『だから、あたなも生きぬいて』の著者であり、弁護士の大平光代さんのお話が出ました。
昨年9月に出産をされ、お嬢さんはダウン症をもっています。
「娘のおかげで一日一瞬を大切にすることを教えてもらった」
「人は生まれてから死ぬまで、多くの“ひかり”に照れされ導かれているのだということを改めて感じている」
大平さんはダウン症を障害ではなく、一つの個性と受け止めているとおっしゃいます。
表面的なことばかりに惑わされている私たちに、いのちそのものへの慈しみを伝えてくださる言葉です。

「仏さまの願いがわかる子に育ってほしい」

尊い願いを聞かせていただきました。

あたたかなことば一つ一つに学ばされ、大変心に残る有り難いご縁でした。



(子どもたちも一緒にお参りしました)


(天真寺役員の方々)



(お手伝い下さった「れんげ会」の皆様)


今年もたくさんの人たちによって支えられ厳修された夏のお盆法要でした。