闇に響くノクターン

いっしょにノクターンを聴いてみませんか。どこまで続くかわからない暗闇のなかで…。

再びポーランドに電話をする

2010-03-10 00:26:33 | 雑記
今日はアルバイトをしながらずっとポーランドのことを考えていた。
私が日本の仲介者から得た情報は、ポーランド(シレジア)では、規模が小さくてもいいから早急に友人の展覧会を開いたいと考えているのではないかということであり、それならばと、こちらも早めに連絡をとろうとしているのだが、先方のやり方から判断すると、ありがたいことに、向こうは、時間をかけてでもいいからきちんとした展覧会を開きたいと考えているのではないかという気がしてきた。またこれも仲介者情報によれば、先方には展覧会の予算がほとんどないというが、にもかかわらず電話のためにわざわざ通訳を手配するというのも、単なる誠意のあらわれだけではなく、多少人件費をかけてでも最初にきちんと話をしておきたいという先方の意思を読み取るべきではないかとおもえてきた。
その通訳の件も、昨日受け取ったメールには明日までに手配すると書いてあったが、逆に日本でポーランド語の通訳を手配するということを想定してみると、2、3日で簡単に手配できるとはおもえない。あれやこれやを考え合わせると、今日の電話会談は再延期ではないかとおもいながら部屋に戻った。
夕食を後回しにしてまずさっそくPCを開くと、案の定、通訳が見つからないので会談は来週の月曜日に延期したいという謝罪のメールが入っている。予想どおりの展開ではあるが、これでは案件がすこしも先にすすまない。
そこで、先方の様子を探るために、メールに書いてあった再延期を了承するということを電話で伝えることにした。
前日はじめて電話をかけたときには、電話番のような女性と秘書のような女性がいて、秘書のような女性と英語で少し話しをしたのだが(私の英会話能力からすると、「少し」以上の会話は無理である)、今日は男性が出た。
実は、電話をする前に、ネットで簡単なポーランド語の挨拶をチェックし、最初の一言を「ジェーン・ドーブルィ(こんにちは)」と話しかけてみたのだが、これが非常にうまくいって、かなり打ち解けて話をすることができた。きけば、彼は片言の日本語が可能で、昨年、グループ展の調査のために来日し、友人とも一度会っているという。
それ以上のポーランド側の意図を彼から聞きだすことはできなかったが、ともかく、ポーランドとしては友人とコンタクトをとるということを非常に重要なことと考えていることが、この短いやりとりで確認できた。
私の方からは、通訳の手配が月曜日まで間に合わないのならば、こちらとしてはそれ以降でもいいので無理をしなくてもいいと伝えたのだが、月曜日はほぼ確実だという。今度は、ともかく月曜日を待つことにした。
覚えたてのポーランド語で、最後は「ドヴィゼーニャ(さようなら)」と電話を切った。