たまご発見!

今日のたまごはなんだろう?
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書いています。

土地柄

2005-10-21 23:55:11 | お出かけ
今週火曜日、私の祖母が亡くなりました。
もう2年位入院をしていたのですが、彼女の顔を見る限り苦しんで逝ったのではないようでホッとしました。天国の祖父と一緒に楽しい日々を送ってもらいたいものです。

さて、今回亡くなった祖母は母方なのですが、ここ浜松から車で8時間かかるような遠いところに住んでいるんですね。そうするとやはり言葉も違えば文化も違ってくるわけです。今回のお葬式でも土地柄が出ていました。

お葬式の時に、親族は手ぬぐいを首に巻き、男性陣はワラで編んだ紐を腰で縛る。
でお葬式をするわけです。お顔を拭いてやったりお花をあげたりしてお葬式は終るのですが、次の告別式に行く・・・その過程がちょっと違う。

まず、親族?参列者もかな~引っ張り餅を食べます。1つの御餅を2人で引っ張ってちぎって食べるから引っ張り餅。そして蒔き銭をします。お米とお金(硬貨)をばら撒くのでそれをみんなで拾うというもの。これは亡くなった方からのお餞別。苦労しちゃいけないよって事で蒔くんです。この後、お墓まで歩いていくのですが、親族男性陣それぞれ役割を持ってお墓まで行きます。役割持ち男性陣は皆、頭に半紙で作った三角のハチマキ?(ドリフのお化けが頭にしているものです)をして遺影やお花など持ちます。中でも喪主は裃(かみしも)と言って、遠山の金さんがお奉行様の時に着ている着物を着ます。笹を持つ人もいれば、古銭(小判のようなもの)を紐で結んだものを持つ人。色んな人達がお墓まで歩いていきます。

お墓で告別式を開き、一通り終ると、お骨をお墓に投入。お線香上げたりしますが、ここで今度はお供え物を頂きます(食べます)。先祖様に一度渡したものを頂くのですが、これにもルールがあり、貰ったお供え物は自宅に着く前に必ず食べきらないといけないんです。このお供え物、食べると健康になると言われていますが、食べきらずに自宅に戻ると憑いてきてしまうそうで、みな全て食べるようにしています。

自宅にいる前にお清め。塩とミソを口に入れ、水を口に含ませすすぐという方法。
今回のお葬式はいつもと少し違うものでした。
前回祖父がなくなった時に比べたら、お葬式もモダンになった~という感じでしょうか。
何せ祖父が亡くなったときはまだ土葬でしたからね。確か、日本では(法律上?)許されていないと思いますが。この辺はみなさんオフレコで。

祖父の時はおみこしが出ていたようなきがする。
わっしょいわっしょいと声合わせている男性陣の後をみんなついていくような。

土地柄によって色々違いがあるものですね。

18日に亡くなったおばあちゃん、天国でもお元気で。
おじいちゃんに甘えてちょうだいね。