私の骨を拾ってくれるだろうか
往々にして男性は自分が先に逝くと思いがち
こればっかりはどちらが先かわからない
なぜ箸渡しをするのか
なぜ合掌礼拝なのかわからないのに
儀式形式としてすすんでゆくセレモニー
私は私を弔いたいと思い集う人だけで
この世に生を受けた時と同じように
この世を去りたいと思っているのです
何のしがらみもなく信仰もなく生まれて
誰かの便宜上の儀式を執り行うよりも
あなたに俺も行くから待ってろよと
骨を拾ってもらえたらそれだけで
この世に生まれて生きた意味があると
思っているのです