生老病死

じわじわすり減ってゆく心をやる気を
支えられなくても寄り添っていたい
守れなくても癒せなくてもそばにいて
ただ静かに抱きしめるしか出来ない
それでもずっと

親を看取り子が巣立ったらいつ逝ってもいいと思っていたけど
あなたと寄り添ってそばにいることが
必要なんだと
まだまだ生きていたいと欲が出てきた

月が綺麗だなと夜空を見上げた時
あなたもこの月を見ながら家路につくのかなと
思う瞬間にあなたからのメッセージ
『月が綺麗だね』って
ちょっと笑っちゃうけど嬉しいね

街路樹が彩り陽を浴びてる通りを歩く時
綺麗だなと思っている横で『綺麗だね』って
先に言葉にするのはいつもあなたで
そうだねといつも相槌する私

年を重ねていくって悪くないなって
すり減っていくけど満たされてゆく
ネガティブになってもポジティブにしてくれる
補い寄り添いいたわり感謝して
なりたい二人になってゆくのも

まんざらじゃないような気がしてる
もしかするとその為に生きてきたと
最期に思うのかもしれない

二人で共有しましょう

無理しない我慢しない一人で抱えない

いい人じゃなくていいから
困らせるとか思わないで
愚痴ったりわがまま言って
いろんなこと一緒に共有しよ

お互いに何がどこまでできるか
わかんないけど

お互いのスペックを把握している分
甘えたり無理したり言い出せなかったり
でもまだまだこんなもんじゃない
一人じゃない二人合わせたスペックは
想像以上かもしれないよ

メンテナンスも必要だしチャージしないと
頑張れなかったりするこの頃だけど
まだまだこれからが山あり谷あり
気持ちだけじゃ難しいこともある

その時が二人でいる意味なんじゃないかと
思っているのだけど
迷惑わがまま大歓迎
遠慮するより話してね
多分思っている以上にタフな私
無理しない我慢しないで共有してね

二人で歩く

出逢うべき人に出逢えて
思いが通って愛し合えて
大切にしなきゃって思いが募る
大事にし過ぎて見失わないよう
いろんな気持ちが交錯するから

心配したり不安になったり
考え過ぎてこんがらがって
そんなに悩まず自然でいいよと
一蹴してしまう懐の深さなのか
器の大きさかわからないけれど

想像以上の受け入れ体制が
くよくよしてる私を変える
抑制された気持ちを解放して
ありのままでいられる時間は
あなたが与えてくれる至福

甘やかされていいのかな
甘えてもいいのかなって
浮かれたりはしゃいだり
甘やかして受け入れてそして
お互いを律することも大切に

ありがとうやごめんねと
素直に言えるようにしようね
面倒だと思う時が来ても
背を向けず向き合っていこう
いろいろ違って当たり前だし

その為の今までがあったと
いい事も嫌な事も全てに
意味があったのだと思いたい
巡り合わせは選んできた道
今は同じ道を並んで歩く二人

これから先が本当に試される
ひとつひとつを乗り越えたい
ひとつひとつ理解を深めたい
あなたをもっと強く刻みたい
あなたにもっと私を注ぎたい

もはや神!?

会えないと思うと切なくなっていた
泣きたいくらい恋しくて
一緒にいたいとあなたに触れたいと
恋い焦がれていたのに

どこにもいかないから
いつもそばにいるから
そう言ってくれるあなたのほうが
会えない切なさを抱えていると知る

会えなくても会えない時も思っている
私だけだと思っていたのは
好きになった弱みだと勘違い
思われているのだと思うと不思議

切なさや寂しさは消えてあたたかい
ぬくもりが伝わるような気持ちになる
離れていても誰とどこにいても
あなたが見守ってくれているような

信じる疑うなんてもはや空虚
繋がることの意味
あなたが真実その存在だけで
生きている意味になる

あなたがいてくれるだけで

無形

それが愛なのか恋なのかわからないけど
必要としている求めている欲しているのは明確

落ち着くべきところに落ち着いたというか
パズルのピースが揃って完成したような
ぴったりくるというか見つけたんだよね

私は出会ってから程なくして気づいたけど
あなたは最近になってやっと見つけてくれた
守るべき存在なんてかっこよすぎだけどね

何も足さなくていい
ものさしが違っても違いを確かめ合い
甘えて甘やかされて助け合っていける

どんなに言葉を並べても足りないような
言葉が必要ないような
でも溢れ出す思いをもて余すから
好きの安売りになっちゃうんだよね

きっと多くのことは必要じゃない
そばにいれば目を見れば伝わる
たまに伝わらないかもしれないけど
それもご愛嬌笑いとばしてね

形のない触れることのできないもの
愛でも恋でもどちらにしても
二人でひとつになることができる
確かなものが私達