親愛なる君は今も変わらずそばにいて
いつでも笑顔にしてくれる
どんよりした雨雲漂う心の雨
下から覗いてちゃんと見ていてくれる
君に手紙を書くときはいつもDear
親愛なるなんてこそばゆいから無理
敬愛するあなたの笑顔を独り占め
あんなに欲した眼差しが照れ臭そうに
緩んだ目尻甘える声触れる指その全て
プラトニックだった恋が動き始めた時
生きていて良かったと心底思うのだけど
同じくらい無性に死に急ぎたくなる
最愛の人だからただ生きていて欲しいと
地位も名誉も財も愛もなくていい
幸せでいるのかわからないけど
不幸でないならよしとして生きて
ふと願う
春の霞に昼と夜の境目あたり
君の笑顔だけが望み