たどり着くまで

迷ったり逃げ出したり遠回り
まっすぐにあなたの元にはたどり着けない
素直になったりなれなかったり
あなたの気持ちがどうかじゃないのに
体の奥底 溢れる思いをフラットにして
あなたと向き合いたいと願う毎日
長い間・・・小さな葛藤に悩んだり悩ませたり
意地になったり無茶したのは忘れて
穏やかに平穏にあなたと過ごしたい
いつも一緒に居られなくても
同じ朝を迎えられないとしても
遠回りも無駄じゃないと信じたい
どんな二人になるとしても10年・・・20年後も
あなたをずっと思っていたい
歳を重ねて年輪のようにあなたとの
軌跡を私の人生の揺るがない財産にしたい

素直に

待ちに待った遠足の朝、雨で延期になったような…どうしようもない不可抗力。
あなたの仕事も理解してる、凄くじゃなくてちょっとだけ残念。あなたのほうががっかりで残念で…仕事だけど嫌になるんじゃないのかなぁって心配。
昨日と同じような今日じゃない、今日のような平穏が明日もある訳じゃない。
だからこそ、一緒に過ごす時間を大切にしたい。小さな幸せを積み重ねて、繋いだ手…触れる肌の温もりを力にしてる。
あなたに会えない日が続いても、またあなたが会いに来てくれる。そう思えるだけで、突然の雨でも私は大丈夫。

毎年七月のあの日しか会えなかったあの頃に比べたら…断然平気だから。
あなたが居るから大丈夫。
今…結構私幸せなのかもしれないよ。

女同士

なぜだかなんとなく…もやっとする
気にしすぎだよって馬鹿だなって
あなたが笑って頭を撫でてくれたなら
きっと心が軽くなるのかもしれないけど
勘違いでもやきもちでもないこの気持ちを
的確に言い表せないから言えなくて
小さなもやっとしたものをまたひとつ
引出しにしまってため息で誤魔化す

悪い癖だとわかっていても
あの人もこの人もそして私も…
皆同じフィールドに立つ者だから
誰かが特別な訳じゃないから
心配してないけど安心は出来ない

きっとあなたには理解できない
それはあなたが男で私は女だから

微々たる日常

どこかへ二人で出掛けたり遊んだり
美味しいもの食べに行ったりとかじゃなく
ありふれた日常のわずかな時間を
一緒に過ごしたいと思う

朝…起きたら慌ただしく出掛ける
それぞれの仕事を終えて家路に着いて
食事を済ませて眠るまで一日の中の何分の一？
ゆっくり出来る　落ち着いて向き合える
そんな時間なんて正直少ないよね

そんな毎日のわずかな時間を積み重ねる
それが大切なんじゃないかと…思う

特別な時間じゃなくてありふれた日常
あなたのそんな時間を分けてください
退屈しのぎでもかまわないから
あなたの日常に私も棲ませてください

See you

じゃあねと…後ろ姿を見送って
次の約束も予定もないけれど
なんだかすこしせいしんてきよゆう

私は…じゃあね
あなたはSee you

その響きが心地いい秋の夜

経験値

どこまで本気かわからないなんて
いつでも冗談半分なんて事はないのに

言葉はいつも100％願望込みで120％
プラスわがままだと180％なんだよ

かなり真剣なのにサラッとかわされて
まるで相手にされてないのか
金メダル選手と素人の対決みたいに
最初から結果が見えてるかのよう

暖簾に腕押し　馬耳東風
もがいても腕の中で頭を撫でて
まるで諭されている子供みたい
あなたにとって私は手のかかる子供