アニメのように手を伸ばしたらびょ~んと伸びてあなたに触れる
いつもはあなたの部屋の灯りが見えて生存確認しているのに
あなたの部屋から自分の部屋を見ると不思議な感覚になるね
こんなに近くにいるのに毎朝いってらっしゃいと手を振るのに
触れられずもどかしく思うのは私だけじゃなかったと気付く
いつでも会える距離だからこそなかなか会えなくて切なくなったり
近くて遠いような錯覚に恋しさが募るのは何故なのかな
一緒にいれたらそれはそれで切なさも恋しさもなくなって
いつまでも仲良くなんていられない現実を味わうのかな
この距離が今の二人を保っているとしたら限られた期間を愛しく思う
ずっと一緒にいれたらだんだん当たり前になってしまうのかな
心の距離だけはずっと同じように保ち続けたいと願っている
大切に尊敬、尊重、感謝を忘れずにあなたと過ごしていきたい
隣で眠るあなたの寝息をいつまでも愛しく思うように
少しずつ変化してゆく二人の関係もあるがままに
重ねていく年月と一緒に受け入れて愛していきたい
没イチを今から考えるなんて終活と平行して現実味がない
それでも確実にやってくる近くて遠い将来をこの距離と
同じように受け入れていくしかないんだと
なぜかしみじみ考える夜でした