１０月１日

明日から今までみたいにすぐそばに
あなたがいる毎日がまた始まる
長い間不在にしていたあなたの場所
きっと戻って来たら嬉しくて
ニヤけてしまうかもしれないけど
そんな私を笑わないで下さいね
ずっとずっと長い間待っていた
あなたが帰って来る日を待っていた

あなたはきっと…困惑したり
安心したり迷ったり…これから
もしかしたら今まで以上に大変かな
なんの役にも立たないと思うけど
疲れた苦しい時は話して下さい

とりあえず明日は少しでいいから
おかえりなさいって話す時間…
あるといいんだけれど
初日は忙しくて疲れているかな
これからはいつでも会えるから
落ち着いたら美味しいご飯でも
美味しいお酒でも二人で行こうね

猿の恩返し

若いよねって…同じ歳だもん
私だってそれなりに疲れてます
疲れていても疲れた顔なんて
あなたの前では見せたくないよ
元気がなくても疲れていても
あなたが回復させてくれるから
元気に見えるならなによりです

朝早くから夜遅くまで目一杯働く
あなたの回復の源が見当らない…
私じゃ元気に出来ないから時々
苦しくなってしまう時もあるけど
紛らわすくらいなら出来るから
いまいちな時はちょっとだけど
嫌な事忘れる時間を作ってあげる

凄く元気には出来なくても
いつも元気をもらっている分
少しは返せたらいいんだけど…

無駄じゃない

本当はね　凄く疲れて眠くて
蓄積される疲労や睡魔に挫ける

昨日も一昨日も会えなかったから
今日は少しでもいいから会いたいって

尽くしているとか健気だとか
そんなんじゃなくてただ単に
あなたに会いたいから会いに行く
わがままなだけなのかもしれない

始発駅から終着駅まで一時間弱の
短いローカル線に乗って行くから…
駅からてくてく歩いて歩いて
あなたに見つけてもらえるように
あなたをすぐに見つけるように
あなたに向かって歩いて行く

知らない街でも知らない道でも
あなたが私を見つけてくれる
真っ直ぐに歩き続けるからね
疲れても休まずに会いに行くからね

初めてのおつかいみたいに少しだけ
よく来たねって頭を撫でて欲しいかも
待ってるよりも帰り道を二人一緒に
いられたらそれだけ満足満足
一緒の時間が増えたらそれだけ
一人で待ってる時間が減るんだよ
だから何もひとつも無駄じゃない

無題

一日のほんの少しだけでもいいから
何してるかなとかもう寝たかなって…
何でもいいから私を思ってくれたら

朝目覚めて、仕事の合間に、帰り道も
くつろぐ時間も寝る前にもふと…
あなたの事を思いつい…メールしてしまう

あなたからメールが来るのは
月に一度あるかないかだけど…
返事が早いからとても安心する

日常の何気ない事全て話したくて
時には面倒だと思われてるかもしれない
それでもあなたと繋がりたくて

ウザくない？と前に一度聞いた時に
別に普通…みたいに言っていたけど
この依存体質を理解してくれている？

心を入れ替えたはずなんだけど
入れ替えられない部分もあって
まだ衣替えの途中みたいに雑然としてる

きっと全部片付かないとまだ
あなたに面倒も迷惑もかけてしまう
それでも呆れずにそばにいてね

秋になったら帰って来るあなた
春になったら答の出る私
冬は何もなく穏やかだといいのに

ぎゃふん

嫌い…と言うと
ふぅ～ん…そうなんだと
自信たっぷりの含み笑い

悔しくなるほど余裕な顔で意地悪言うから
言い返したいのに何も思い浮かばない

嫌いと言っても嫌いにならない
照れ隠しだとわかっているから
微動打にしないのが悔しい

あなたに「嫌い」と言われて
凄く落ち込む私をあなたは知らない
同じ言葉でも重みが違うんだよね

一度でいいからぎゃふんと言わせたい
一度でいいから好きって言わせてみたい

始まりの場所

視線を交わすだけでニヤけてしまう
誰にも気付かれずメールで届いた思い
あなたも同じ気持ちでいると知り
私だけおかしなテンションだったよね
あんなに大勢の中で密かに大胆に
素直な思いをストレートに伝えるから
目が合うだけでまともに顔も見れない
些細な表情の変化を見逃さない
あなたの視線から逃れげられずに
冷やかしメールで余計に照れてしまう

意地悪でも…冷やかしでも…
言葉の端々にあなたなりの愛情が
ぬくもりが感じられてくすぐったい
あなたの声だけが静かに響く部屋で
あなたの冷たい肌に触れてる部分が
尋常じゃない程熱くなってるようで
逃げ出したくなるような恥かしさ
それでも全て包み込むように
抱きしめてくれたから嬉しくて
少しだけ涙が出てしまったんです

気遣いや罪悪感を片隅に残したまま
あなたが私と同じ気持ちでいる事を
知ってしまったから止まらない思い
疲れも時間も忘れて目の前のあなただけ
それ以外何も考えられない夜
二人の始まりの場所でふたりの夜

ＯＮ

けしかける時は強気で押しまくって
いざとなると照れまくってしまう
緊張しながらあなたに触れても
悟られないよう顔には出さずに

照れながらKissしてあげるから…と
なだめるように言うからなんだか
逆にこっちが恥かしくなってしまう

どうしていつも喋らなくなるの？
そんな風に聞くけど流れが完全に
あなたのペースになってしまうと
照れてしまって何も言えなくなる

強引に強気に攻めてみてもやっぱり
あなたに触れるのと触れられるのじゃ
緊張やドキドキが格段に違うから
いつまで経っても恥ずかしくなる

こんなにドキドキが続くなんて
今までありえなかったんだよ
当たり前になってマンネリ化
面倒になる事さえもあったのに

あなたの指も肌もしっくり馴染む
いつも私より体温の高いあなたが
私に触れるだけであなたよりも
熱くなる自分が恥ずかしくて

どう頑張ってもバレちゃうから
あなたの前では強気も強引さも
何の意味も無くなってしまう

シャイなくせに波に乗ると強気なペース
形勢逆転…Kissしただけでまるで
借りてきた猫みたいにおとなしくなる
そんな私を不思議と笑うけれど

本当はかしずいてあなたのそばで
いつも静かに笑っていたいんだよ
強気になれる要素なんて本当は
ひとつもないのに頑張って…

あなたにスイッチ入れてるんだから

ご苦労様

きっと時計の針が一周しても目覚めない

横になったら秒殺で寝るのは確実で

否定出来ない程疲れているあなた

もう今夜のテレビも明日の予定も

全部諦めて眠ってしまえばいいのに

もしかしたらありえないけど…

時計の針が二周するかもしれない

それくらいの勢いで疲れているから

時計の針が一周したら一度だけ

起こしてみるけど二度寝三度寝

仕事の電話で起こされてしまうのかな

寝言でまで仕事をしているから

きっとどれだけ眠っても疲れは取れない

そんな頑張った時にはご褒美だよね

疲れが取れる訳でもないんだけれど

私は何の役にも立たないからせめて

ご褒美になるような何かをあなたに

不眠不休の労働に報いる何かを

あなたが望むなら喜んで差し上げます

犠牲者

押さえ切れない思いを吐き出し
抱え切れない願いを溜め込み
笑っている君は強がっていても
弱くて小さな胸は涙で溢れてる
言葉では上手く伝えきれない思いを
体や表情全てを駆使して伝えようとする
一生懸命な君に背を向けている僕は最低だ

一等賞だよと笑ってみせる君の
満面の笑みに幸せを感じない僕は
どうかしているような気がする

どうしてもっと喜びを分かち合い
一緒に笑ってよかったねと頑張ったねと
讃辞も祝福もなく平坦な気持ちなんだろう

喜びも悲しみも共に分かち合う
励まし慈しみ合うべき者なのに
まるで鬼畜の所業のような振る舞い

病んでいるのか性根が腐っているのか
君の期待には応えられそうにない
こんな僕じゃ君が押し潰されてしまう

馬鹿につける薬

ごめんなさい…

すみませんでした…

最近謝ってばっかり

自分のことばかりであなたの気持ち

ちゃんと考えてなかったのかもしれない

少しも余裕がなくて求めるばかり

「嫌い」と言われてドキっとする

一瞬思考停止状態で…疑問符だらけ

無神経な一言で不快な思いをさせて

その代償にキツい一言が返ってくる

気持ちもタイミングもよめなくて

近くにいてもさっぱり気付けてない

嫌われちゃうのも当然だよね

たまのキツい一言は薬になるね

馬鹿につける薬はないみたいだけど

いつも言葉を選んで話すあなたの

言葉ひとつひとつが薬になるね