離したくない

髪を撫でる　頬に触れる
あなたのその手に絡まる私を
あなたはどう見ているのだろう
ベタベタするのが苦手なあなたが
不意に手を繋ぐ私を煩わしく
面倒臭く思っているのかな
メールや着信の表示は気になるけど
視界に入らないよう気をつけて
知らないほうがいい事もある
不安やヤキモチはおかしいよね
こんなにあなたと過ごす時間が
たくさんあるのはきっとそのうち
また会えなくなる時間が長くなるから？
それともこの先に待ち受ける…
嵐の前の静けさ？戦闘準備期間？
幸せ慣れしてないのか不幸慣れか…
どのみち今しかないとしたら
好きなだけあなたの時間の許す限り
我慢しないで甘えちゃいます
面倒なことは全部それから考えよう
今はまだその手を離したくない

払拭

矛盾なのか欲張りなのか不安なのか

プラトニックな繋がりが強固に思えて

時々笑えるくらい軽薄な関係かと思う

嫌じゃないけど…多分君が言ってた

辛くなるのは私だよ　という言葉は

現実味を帯びてきて会えないと辛い

常習化しているのか麻痺しているのか

私だけなのか君もまた同じ思いなのか

言えない…　聞けない…

何が不安なのかうまく言えないし

会いたい気持ちと求める気持ちは比例しない

でも君が求めてくれるのは嬉しい

矛盾なのか欲張りなのか不安なのか

少しでも会えたら…　そう思って

梅雨の晴れ間のような雲の切れ間のような

僅かな時間でも触れたら凄く落ち着いて

まるで10代の恋のような私を見抜く君は

いたずらなKISSをして笑ってみせる


あぁ…　この笑顔が見たくて私は

矛盾を抱えながら君を求めているのだと

欲張りなのだと思い知る

禁断症状

息が出来ないくらい胸が痛くなる

君の言葉が優しい程締め付けられる

他の誰でもない君だから苦しくなる

他の誰かなら開き直れば楽なのに

君だから　好きだから

どうしてこんなにいつまで経っても

君への思いは色褪せずより鮮明に

強く揺るぎない色を放つんだろう

どうしてこんなに忙しい毎日の中で

君を思わない日はないんだろう

アダムとイヴのようにロミ＆ジュリのように

ロマンチックでもドラマティックでもなく

この単純な片思いは明快な結末と

痛い程分かっていても抜け出せない

麻薬のような覚醒と恍惚に溺れて

君に会えないとおかしくなりそう

君を知り尽くせば愛想が尽きるのか

君にずっとずっと会えなくなれば

中毒も禁断症状も消えてなくなるのか

どっぷり漬かった私にはもう

君なしじゃ息も出来なくなって

どんどん君に染まってハマっていく

冷え症

冷たい手をあなたが温めてくれる

夏でも冷え症の私と暑がりのあなた

温度差激しくていつもお互いに

暑くない？寒くない？って確認して(笑)


価値観やベースの温度差が近いから

気持ちの温度差は激しくないのかな

冷え症も案外悪くない

True heart

シャイだから言葉にするのは難しい
雰囲気で流れや勢いで読み取るから
多少勘違いしたり思い込んだり
あなたの本意を掴み切れない時もある

時々凄く
あなたの口からあなたの言葉で
どんな思いでいるのか確かめたくなる
でも　それはとても無粋な作業で
冷静に考えると無意味に思えてくる

この先がどうなるかじゃなくて
今までがあって　今こうして二人で
大切に想う存在になれた事が一番大事で
日々積み重ねていく事に意味がある

明日別れが来るとしても
悔いの残らない私でいたいから
今日出来る事は今日したいと思う
今日会えるなら五分でも会いたいと思う

だから　あなたにひとつだけ
お願いしておきたい事があります
きっと今も凄く誠実だと思うけど
大事な話しは一番最初に話して下さい

それだけで救われるから

微妙に不安

少しの間あなたに会えない日が増えても

毎日あなたも頑張っていると思うと

私も頑張らなくちゃと思ったけど

もうすぐ…あと少しで…

あなたが帰ってくると思っていたけど

先が見えなくなって…

少し不安定な気持ちになってしまう

いろんな気持ちを…言葉をしまいこんで

あなたに会えた時は笑顔で居たいと思う

言葉にしてしまったら

きっとあなたを困らせる

あなたが結論を出すまでは

黙って見守るしか出来ない

あなたの出した答えがどうであれ

あなたが決めた事は無条件に

みんなが反対しても私だけは応援する

会えなくても寂しくてもあなたが

変わらずにあなたらしくいられるなら

離れていても会えなくてもずっと

今までもこれからもあなたの

応援団長でファン第一号で

誰よりもあなたの心に寄り添う

そんな存在になりたいと願う

待つのは嫌じゃないから大丈夫

あなたに会えたら甘えてしまうけど

あなたも甘えてくれたら安心するのに

あなたは優しい

どうしてこんなにあなたが好きで
どうしてこんなに切なくなるの…
あなたは本当に何も悪くないのに
自分を責めたりしないで欲しい
今はまだうまく話せないけれど
あなたが好きで呆れられたり嫌われたり
そう考えるだけで苦しくなって
あなたの事が心配で自分よりも
大切で愛しい唯一の存在だから
きっとあなたに話したらそんな事と
笑い飛ばすような些細な事に悩み
不安になったりしているちっぽけな私
あなたに包み込まれて守られるていると
錯覚を起こしそうになってしまうから
あなたの優しさは嬉しいけど
勘違いしてしまいそうになる

いっそ嫌われたら楽になるのに

心配いらない？

嬉しかったよ
いつもは私だけが飲んで運転手は君
夜中に迎えに行く
全然迷惑なんかじゃなくてむしろ
飲み会で会えない
そう言われるよりも迎えに行ける
すなわち会える
そのほうが凄く嬉しくて嫌じゃないよ
本当は…もっと
酔ってる君を見て見たかったような
だけどやっぱり
ちょっぴりいろいろ心配してみたり

私と一緒の時に酔っ払って欲しい

ちょっと変な独占願望

今年も…

爪を綺麗にお手入れして
新しい洋服も準備して
ついでにサンダルも新しく
なぜか毎年この日だけは特別

本当は美容院も行きたかったけど
時間の都合上無理でした
何かコメントが欲しい訳じゃないけど
一年に一度何を差し置いても
堂々と二人で出掛けることのできる
私にとっては特別な一日

彼女は永遠に二十歳のまま
きっとずっと私達を見ている
残された私達だけが毎年
確実に歳を重ねていくけど
この日だけはあの頃の二人に
戻れるような錯覚に落ちる

また今年も二人で来たよと
来年も二人で来るからねと
半ば願いに近い報告をして

二人だけの往復四時間の道のり

二人だけの特別な思いの道のり

眠い…けど

眠っていいよと言われても

眠るまで腕枕してあげると言って

いつも先に眠ってしまうあなた

眠ってしまうのはもったいないから

あなたの寝顔を見ていたい

あなたの腕の中で眠りにつけたら

この上ない幸せなんだけれど

やっぱりあなたと一緒の時間は

少しでも多く少しでも長く

記憶にとどめておきたいと思う

もし眠ってしまって…あなたの

寝返りやいびきで目が覚めても

それはそれで幸せな事なんだけど

きっとそれが日々日常の出来事だと

うんざりする日が来たりするのかな

やっぱり日常じゃないからこそ

愛しく思えるのかな

あなたも私が居る毎日が日常になったら

嫌な事もたくさん見えてくるのかな

そう考えるとずっと今のままが

ベストな二人かもしれないね