ひとりの夜

伝えたい言葉を並べるだけのごくごく私的なところです。

無くしたもの

2020-12-28 22:38:00 | Weblog
3年の間に忘れてしまう位たくさんの思い出
30年の間に数えきれない位泣いたり笑ったり
こんなに平穏な気持ちであなたと歩く松島は
あんなに切ない思いばかりだったのが嘘のよう
イルミネーションと降り出した雪とあなたの手
全てが優しくて今
思い残すことはない位心が満たされ暖かい

無くしたものはみんなあなたが満たしてくれる
形あるものは壊れ無くなる世の常だから
仕方ないと思っていたけどいつも
気が付けばいつの間にか形あるものも
形のないものでさえもあなたが埋めてくれて
悲しみや寂しさはさらさらと流れて消える

見えないからこそ強く感じている
なぜあなたなのかあなたじゃなきゃダメなのか
生きていることと同じくらい幸せで
忘れてしまうことがあってもそれを上回る
忘れたくない思いがたくさん増えるから
これからもずっとあなたがいい

Merry Christmas!

2020-12-24 01:48:31 | Weblog
こんな時だから一緒にいたいと思うのは自然
明日感染していたらしばらくは会えない
もしかしたらずっと会えないかもしれない
いつまで続くかわからない先が見えないから
僅かだとしても大切な人と共に過ごしたい
不要不急の外出をせず密を避けあなたと二人
何もないけど巣ごもりの濃厚接触な時間
ケーキもプレゼントもなしが一番安心
来年のChristmasには外出できるように
今出来ることは大切な人が感染しないこと
大切な人に感染させないこと
医療現場の為に自分の為に明日の為に

イベントではなく平穏な日を
あなたと過ごす普通の毎日が一日も早く
取り戻せるように


健康診断

2020-12-10 22:42:00 | Weblog
痛いくらい抱きしめられるのは力加減のせい?
もしかしたら他の人とサイズ感が違うのかな?
痩せなくちゃ、、、そう思っているとだいたい
美味しい物を届けてくるのは何を察知してる?
お腹をつまんで笑うのは嫌がらせのようですが
お互い様だから仕返ししてあげますから

歳をとってあちこち痛くなって
病院の検査結果を報告したりするような
共有することがだいぶ変化してきたけれど
笑ったり心配したりこれからも変わり続ける
きっとあなたで良かったとしみじみ思う時がくる

不安や迷いや心配も大丈夫かもと思えるから
お互い様だと分け合えるようになっていたい
あなたが抱きしめてくれる力が弱々しくなって
しわしわでもくしゃくしゃの笑顔で二人
昔話になるまでずっと一緒にいよう

1990

2020-12-10 00:31:52 | Weblog
好きになっても想いを伝えるなんてこと
漫画やドラマみたいな告白シーン
無縁な世界のものだと思って生きていた

誰かと付き合うとか恋愛よりも
仲良くなれて友達になれたなら
それだけで有り余る幸せだった

君がいないとたいくつな教室つまらない一日
卒業したらもうあんな風にふざけたりできない
そんな思いの中まさか君に確認されるなんて

俺のこと好きなの?って
どんだけ自信過剰なんだよ?そうじゃなきゃ
どんだけ天然なんだよ!!

あまりに唐突で不意討ちではぐらかせない
正直に言うしか選択肢はなかったあの日
違うと言っていたら何が変わったのだろう

みかんの食べ過ぎで黄色くなったと言って
黄疸なんかみかんのせいじゃないから
君が入院したりするから予定が狂った

今でもみかんの季節になると思い出す
あの時の病院のロビー待ち合い室のソファー
なぜ確認したかったのか不明のまま

あの日の君にしか わからないこと
あの日と変わらない 君への気持ち
ずっと友達でもいい 君がいるなら

明日も君が生きているなら




この気持ちの名前

2020-12-06 00:07:52 | Weblog
不安とも違う切なさはどこからやってくるのだろう
聞きたいけど聞いてはいけないのかもしれない
聞いてくれたら答えるのにって言うのかな?
上手に何気なくそれとなく言えたらいいのに
疑いや嫉妬の類いではない然り気無さを
束縛や詮索ではないような流れの言葉を

どこから引き出したらいいのやら皆目見当もつかない
喉まで出かけた言葉を次々と呑み込んでもやもやもや
自信はないけど不安でもない信じてるから聞かない
あなたがぽろりと話してくれたらいいのになぁ
まだそのあたり攻略出来ないからはてさて
ぎゅってしたから大丈夫と暗示をかけて眠る

何の取り柄もないけどずっとあなたが好きでした
これからもあなたがいなくなる日がきてもずっと
あなたを思い続けるのだとわかってかる仕方ない
身の丈以上の幸せを望んだりしないから今のままで
あなたがいてくれるそれだけで十分幸せな毎日
ちっぽけなことでくよくよするのはもったいない

贅沢な悩みなのだとあの頃の自分が失笑するような
切なさは昨日に置いてきて明日また笑ってお見送り
三年目のクリスマスを楽しんでますます好きになる
好きになってもらえるように毎日の積み重ね
特別なことはないかもしれないけど二人で一緒に
過ごせる時間に感謝して一日でも一分でも多く

あなたが笑顔でいてくれますように