秋津のゲーム部屋

管理人:秋津 ご連絡はPSNID/argent63までどうぞ

最後の王の冠・その2

2014年10月25日 | デモンズ&ダークソウル



 白王の特大剣をメイポに振らせてみてるけど、なんか違うんだよな~。やっぱりこの剣はすらっとした細マッチョな魔法剣士タイプが一番ハマるんだろうな。白王もそんな感じの人だったし。
 エス・ロイエスの武器はどれもこれもわりと技量の要求ステが高いものばっかりなんだよね。このステージは理信・技量が高い魔法剣士タイプの人が一番お得だったんじゃないだろうか。

 うちのキャラはまだ誰も白王装備を入手してないんだけど、聞いた所によると、白王装備って女キャラが着てる時のみ体力回復効果があるんだってね。王冠からしてあのエレガントさだし、持ってた剣は特大剣なのに異様に軽いし、それに加えて、白王は人前では絶対兜を取らなかったので誰も素顔を知らない…なんて説明文にあったりするらしいんで「白王=女性」説が出るのも当然の成り行きだろうな。
 だけど、何回かバトルしてみた限りでは、女キャラとして作られてるって感じはまったくしなかったなあ。まあダクソの敵キャラはあんまり性別の差がはっきりしてないけどさ。




もしかしたら女性なのは……こっち?!

 あたしは、白王は女性ではなく、紛れもなく男性という設定だと思ってますですよ。
 つまり王様は相当なフェミニストなんだよ。そりゃあもう幼女からおばあちゃんはもちろん、人外まで見境無しと言ってもいいレベルで。オノレの信条として女がダメージ受けるのを見過ごせない人なんで、鎧もそういう事になってるんじゃないのかな~~なんて☆
 顔をあまり見せなかったというのはたぶん、王様としては少し威厳に欠ける(と自分では思っていた)中性的な美貌の持ち主だったからなんだよ! 女性と見間違うような美形な上にこの上なく優しいと来たら、そりゃ~闇っ子もイチコロですわ(笑)。
 中性的な容姿と体格を魔法と気迫で補う剣士で、タイプとしてはエルリック・サーガ*の主人公の王様のようなイメージなんだよな~。……そう言えば某覚者様も最初の頃はエルリックって名前だったな…にやにやしちゃう(笑)。

 まーそれはともかく、エルリック・サーガの荒涼とした悲壮な世界とダクソ1の世界は似てるな。魔法剣士が最強というか主人公的スタンスになってる所も。宮崎さんちの本棚にはきっとエルリック・サーガ全巻が並んでいるに違いない(笑)。
 実はあたしはこれにあんまりハマらなかった。面白いんだけど、滅びの美学とでも言うのかな、とにかく展開がどシリアスすぎて…主人公も苦悩しまくりで読むのが辛くなってくるんだよね。さらに人によって好き嫌いがはっきり分かれそうな苦い後味のED…。
 あたしがこれとダクソが似てると感じたのは世界観とかストーリーとかとかより、最初に結論ありき、みたいな付け入る隙のない固くて威圧的な雰囲気がある所なんだよ…デモンズもそうだし、ダークソウル1もそんな感じじゃない?





 あたしが1より2の方が楽しめた理由は、魔法使いが存在を許されてるからだけじゃない。
 ストーリーもフィールドも「閉じて」いた1とは違って、2は先に向けて開いていると感じられるから。
 希望と言うにはあまりにも儚いけど、とにかくも先の見えない未来への不安と期待がちりばめられてると思えるんだよ。旅の途中で見上げた空の色とか、マデューラの夕焼け色の光景の中とか。
 夜から朝になる時、昼から夜になる時、移り変わっていくその瞬間の不安定で瑞々しい気配がそこはかとなく漂ってて、それがすごく心地よかった。何と言っても2では「絶望」はくべられる!(笑)

 メインストーリーがざっくり削られたせいで全体がぼんやりしてしまったというのはあるけど、2は1に比べると童話的と言うか、よりファンタジックな印象だな。そこが1の有無を言わせない勢いのハードでシリアスなノリを期待していた人には不評だった原因の一つなのかなあ。 
 でもアクションが厳しいダクソシリーズだから…たまにはこういう儚くて奇妙でどこか優しい世界もいいんじゃないかな…とあたしは思いましたまる。
 

 2回でまとまるかと思ったらなんか長くなってしまった。
 もうちょっとだけお付き合い下され。




ミルファニトさん。この人達も一生を誰かのために費やして終わるという点で火防女と同じなんだよね。