秋津のゲーム部屋

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命の器・後編

2019年11月16日 | ドラゴンズドグマオンライン
 前編から続きます(^O^)/




当時はフロックヴァルト大橋を超えるとすぐ黄金の街並みが連なってたんだなー…今も多少は名残が残ってるけどこの映像はかなり貴重かも。当時どこにどんなメルゴダ建築物があったのか分かりそう


 荘厳な大都市の中で実はめっちゃギスってたのが当時のメルゴダの内情っぽい訳ですが、王様で覚者であるゴルゴランさんは一体どうなっちゃっていたのか?
 という事で、現状唯一ゴルゴのセリフが聞けるEXM「輝く扉」で話を聞いてみた。



なまじろき竜の覚者よ
朽ちた世界を守る無意味さを―
我が領域に踏み入る愚かさを―
その身に焼き付けるがよい
この世界を滑る我が力は
指輪の力だけではない
壊せるものなら壊してみよ!




白いのが目…? 竜には必ず瞳があるみたいだけど偽竜だからそれがないという事なのか

我を打ち倒すとは見事だ―
だが、黄金に輝く《竜王の指輪》は
我が不滅の輝きに姿を変えて久しい
我は何度でも蘇ろう―
指輪探しにうつつを抜かしながら
貴様たちは扉を開いたのだ―
混沌へと続く無限の扉を―
楽しみだな―また会おうぞ





 うーむ…白竜の事をなまじろきなんて言ってる辺り、敵対心が滲み出てるな。まあ2人の意識的にはついこの間大げんかというか殺し合いした間柄って認識だろうし無理もないかもですが…。
 改めてよく見ると黒幕の黒竜に繋がりそうな箇所はあるんだけど、ゴルゴのストーリーはDDON覚者なら誰でも分かってるようにここで打ち切り状態になってしまったんで、この先は憶測でしか語れないんだよね。ゴルゴランは覚者に選ばれて王様にまでなったのに、一体何が不満だったのかな。
 すぐ思いつく理由としては、過激思想のディアマンテスを重用しすぎて白龍からお小言言われてたとか…?



野心を咥えて生まれてきたような男か…こういうタイプは見方で評価が正反対に変わるんだよな…

 ゴルゴはマンテスみたいに人が理を支配する世界を目論む気持ちはなかったと思うんだよねー…というかディアマンテスはゴルゴに自分の本心は言わなかったんだろうな。もしゴルゴがそれを知ったら、自分が錬金竜になる事に疑問を持ったと思うので。(^^;
 マンテスは白龍を排除したい、でもいくら錬金の力をもってしても世界丸ごとコントロールしてる竜を倒すのは無理…じゃ竜の理の円環システムをそのまんま流用して一番竜に近い所にいるゴルゴを竜にしてぶつけようと、そういう事だったんだと思う。

 ゴルゴも本来なら彼自身の力の源は白龍なんだから敵対する選択肢はなかったはずなんだよね。にも関わらず、小うるさい白龍をいてこます力をあげますよー☆っていうシンプルな誘いに乗って黒竜の壮大な悪意とディアマンテスの過激な野望に簡単に引っ張られてしまった。
 そういう彼の短慮な…ある意味純粋すぎる所を白竜は知ってしまって、次代の竜に指名することが出来なくなったんだろうな。黒竜による覚者破壊工作が成功したと言うべきか。
 覚者選び間違っちゃったかなー…と白竜が思い悩んでいたのが、メルゴダの街が孔雀のように光り輝いていた300年前のレスタニアの状態だったという事かもしれません…。



イケメンじゃないですかやだー!


 だけどゴルゴだって完全にいじけて闇落ちしたって訳では決してないと思うんだよ。そもそも白竜自身が見所があるとたった1人選び出した覚者な訳だし、黒竜戦には力を貸してくれたんだし。
 黒竜に一撃食らわしてくれる黄金鎧の効果がレスタニアとメルゴダを守る意識の現れだとするなら、ゴルゴランが理破壊までは考えてなかった事の証左な気がする。ゴルゴは単に白龍に甘えから来る反発心を持っていただけなのかも。ゴルゴにマンテスがくっついてなかったらジョゼフとクラウスがよくやってるみたいなただの口喧嘩で終わった話だったのかもしれない…そう思いたいものです…。






 歩み寄りの余地がありそうなだけに、白竜とゴルゴの仲直りシーンはほんと見たかったー…。
 もっと言えば、EDで2人翼を並べてレスタニアの青空を飛ぶ…それが無理なら羽ばたく白龍をどこかで見ているゴルゴがいてもよかった。
 そのシーンがあってこそDDONの物語は真の大団円を迎えられたんじゃないかと思うけど、それは高望みすぎってもんでしょうかね…?(^^;


 しかしこうやって考えると、五竜世界が続くとしたら今後もずーっとこんな感じなのかもしれないですねえ…。
 黒竜の意識がまとわり続けて理破壊の芽が世界のどこかに出る度に、界王はメインポーンのミシアルを派遣して現地の人をバックアップし摘み取っていく…まさに永遠の円環。
 前にもちょっと書いたけど、黒竜のイミフなセリフを全力解釈すると(笑)界王が決定した時にその仲間が闇落ちして黒竜になっちゃったまま世界の形が定まったっぽいんだよね。もしかしたら、界王が仲間の闇落ちを許容したのかもね…そっちの方が妄想が捗るな(笑)。

 いずれにせよ界王と黒竜、光と闇が平行して存在し続けるのがDDON世界ということのようで、前作と覚者のスタンスは違っているけどちゃんとDDの世界観は踏襲してるんだな…とあたしはじーんときたです。
 これが最後まできっちり完成してれば…とまた泣き言が出る前にこの辺でやめておきますが(^^;DDONのストーリーは面白かった、よく出来てたと今は確信を持って言えるな。誰も賛成してくれなくても(笑)。



 
「おっマスター、ディアマンテスを踊らせようとは面白い! 周囲で踊ってりゃきっとそのうちつられますよ!」
「ずっと怖い顔しててこっち睨んでるよ~www」



**************
11.24追記

 これ書いた後、もう1つの方のゴルゴEXMにメイポ達と行ってみたらセリフちゃんとあるではないですか(^^;
 ゴルゴが最前線の敵だった頃はメイポ達とではどうしてもクリアできなくて覚者PTに入れてもらって数回やった記憶があるんだけど、その時にみんなムービーすっ飛ばしてたから記憶に残らなかった…のかなあ?(^^;
 何にしてもお詫びしてそっちの方のセリフ記載しておきます(>人<)

 なぜ我らには無限が与えられなかったのか―
 永遠の有無を決めたのは何者だろうか―
 理の創造主を知りたくば―
 竜になるより道はない―
 完全なる竜に―

 我を倒しても―貴様は有限の存在―
 何も変わらぬ
 ああ―復活か―終わりか―
 死にゆく者の―恐怖と快感―
 我が輝きは永遠の象徴―
 ああ主よ―違うという―のか?



 うーむ…。
 もしかして記憶に残ってなかったのは意味不だったからなのかもという気も若干しますが…。
 ゴルゴが竜になりたかったのは「理の外を知り永遠を得たかったため」なのか。となるとゴルゴは完全にディアマンテスの共犯者という自覚をもってやらかしたって事になっちゃうよね。個人的にはいろいろ腑に落ちない感じはあるけど…。
 最後の「主」が気になりすぎるな。一体ゴルゴは誰を主と思ってたんだろうね。普通ならこの世界では竜が信仰対象なんで白竜になるはずなんだけど、ゴルゴはもうこの時点では竜(神)殺し未遂やってる身の上なので、そう素直にその名前を口にする気になるかなあという疑問はある。
 じゃなかったら、もしかしたらもうこの時点で、ゴルゴの中に後悔と反省の気持ちがあったのかな。
 そう思ってもそれほど的外れではない気もしてますが、どう思われるでしょうか…。

命の器・前編

2019年11月16日 | ドラゴンズドグマオンライン

「おい錬金のおっさん! この本は何だ? ちょっと来て見てくれ!」
\ああ~ん? 君何か言ったか? 下に来て言いたまえよ/



〝命の器・その可能性と展望〟
純粋なる精にして、なにものでもなく、
なにものにも変じうる力―

すなわち生命を凝縮し純化するならば、それは
竜力と同質のエネルギーに昇華可能である

ゴリアテ運用や錬魔の制御だけではない
十分な竜力を人為的に生み出すことができれば、
世界のありようそりものを改革しうる
大いなる発明につながるであろう

《命の器》の成功は、人の世に輝かしき
黄金の夜明けをもたらすものである



 今D(一部おぼじゃ)のメインストーリーのムービー録画をちまちま進めてる所なんですが、結構時間とられるのよな~これが。ポーンのバトルSS撮影にも時間とりたいし、もうちょっと1日のプレイ時間が増やせたらいいんだけどな~。
 でもムービー録画してストーリー見直してると、今まで気付かなかった事とか忘れてた事とか補完出来るからいいよ。改めて見るとDDONのストーリーって悪くないどころかいろいろ含みがあって面白いんだよね。信者補正が過ぎると言われそうだけど。(^^;

 あたしは当時はアルケミーっていうのはディアマンテスが突然レスタニアに持ち込んだもので、それ以降メルゴダは急速に発展したんだと思ってたけど、ムービーをじっくり見るとそうではなく、元々レスタニアにあったテクノロジーで確定なのね。

 レスタニアにアルケミーが元々あったというなら、覚者が師匠から教えてもらう技と同じく自然界の5行(水火雷光闇)だった事は断定していいと思うんだよ。今のディアマンテス体制反対派のメルゴダ住民達が住んでる建物を見ても、一般人にはこのレベルまでしか浸透してなかったようにも見える。
 やっぱりメルゴダがおかしくなったのは錬金のパワーソースに生物を用いる「命の器」理論が出てからだと思う。

 問題はこの思想を誰が持ち込んだのかという事だけど…Dはこの本をひっくり返したり透かしたりして著者名を探したようですが見つからなかったようです。師匠は「ああん?」としか言ってくれないし。
 
 命の器とは何なのか、その時メルゴダはどうなっちゃってたのか。メルゴダ護政区に残されているテキストを記録しつつ当時を考察出来ればと思います。





~アイアス副所長の手記~
―ううむ、困ったものよ
大扉を開けるには《錬金研究棟》の開閉装置を起動しなければならぬというに
肝心の鍵を失うとは
落としたとすれば、おそらくあそこ―
《軍事演習棟》にある新型巨人兵の格納庫であろう
仕方ない
先に格納庫に立ち寄るとするか



~軍事指導者の手帳~
量産型巨人兵の製造は順調だ
王宮の番兵ほどではないとはいえ、これで都周辺の守護には十分な兵力となるだろう
しかし、ディアマンテス様に反目する錬金術師一派には今後も注意する必要がある








~錬金研究者の手記~
熔命炉の軌道は問題なく、ついに最終調整に入ることになりました
しかしは、ディアマンテス様はあの炉で何をなさるのでしょう
―いや、それは私ごとき、いち錬金術師の考えの及ぶことではないのでしょうね
あの方のことです
きっと素晴らしい変革がもたらされるに違いありません




~錬金研究生のノート~
あぁ、ここは錬金術の粋にあふれている!
あの方はまさにこの世界を変えようとしておられる天才だ!!
ディアマンテス様万歳!!
僕も誰より勉強して、あの方が認めるような新しい発明をしてみせるぞ!








~連魔研究者のメモ~
門番となる連魔を造り出すあの装置、造肉炉はもう少し小型化できないだろうか
幅は取る、栄養を送る器具は要る、何より見た目の異様さ―
王宮や家庭用に実用化するには課題が多い
だがまぁ、ここでの試験運用では効果も上々だ
ディアマンテス様は熔命炉の件でお忙しいようだが、成果は報告しておこう








~破れた手帳~
あぁ、造肉炉の研究担当にされなくて本当に助かった!
あの肉の塊はぶよぶよして、まったく生理的に受け付けないったらない
これで安心して巨人兵に搭載する新しい雷爆弾を研究できるというものだ
もっと強化し、練研のやつらを見返してやる








~朽ちかけた手記~
つい最近十分なエネルギー共有があり、巨人兵ゴリアテ量産のメドがたちそうだ
これで、メルゴダの守りはより万全になるだろう
古いタイプの王宮巨人兵よりやや能力は劣るものの、使いやすさは上がるはずだ
そろそろ地下の失敗作としぼった残骸は処分しておかないとな







~消えかけた染み文字~
―あぁ、どうしてわたし達がこんな事に
人は、一体この実験で何を―
ディナンの皆よ―
逃げてくれ―








~汚れたノート~
くっ―なんてことだ!
アイアス副所長が新型巨人兵に踏み潰されただって―?!
どうせまた、過剰なエリクシル投入で制御しきれなかったに違いない
―威力増強しか見えぬ兵研の馬鹿どもめ!
だが、アイアス副所長が亡くなったら次の副所長は一体誰になるんだ?
もしや、俺も候補に―?






 なんかすったもんだしてますなー。アイアス副所長は急ぐあまりヨシッ!ってしなかったんだな。(^^;

 テオドール師匠の家に無造作に置かれていた本を見るとディアマンテスが言った事とまるっきり同じで、この本の著者も限りなくそれっぽい。直接書いたんじゃないにせよ、当時すでに錬金術師達の間ではこの考え方がディアマンテスから広まりつつあった事を示してると思う。

 DDONでの命の器の使い方を見ると、死んだ生物から漏れ出していく何か…たぶん霊魂を集めて蓄積&放出できる装置みたいだな。霊子コンデンサとでもいうのか。
 ドグマ世界ではこの魂が循環するシステムを円環という言い方で竜が管理してるという設定なんで、もしこれに人が手を出して霊魂を円環に還さず自分の手元に蓄積してコントロール出来るようになったら…竜要らなくなっちゃうどころか、現状の世界の形が大幅に変わってしまうテクノロジーだと思うんよ。
 つまり、竜ではなく一部の人間が、他の人間も含めた生物全部の魂をコントロールする世界になる。エルフがあんな事になったのもそういう事だよね…。




 ただ、これはDDの設定とか考えてみても、界王か竜しか知る術のない知識なんで、なんでディアマンテスがこんなにあっさり竜の理の円環システムを理解して装置まで開発して利用できたのかは謎と言ってもいいと思う。
 マンテスにそんな秘密をバラしそうな存在と言ったら…やっぱり黒竜しかいないんだよなー。
 s1の頃はまだ黒竜のこの字も出てきてないけどこの時点でズールが出てきてたという事は、やっぱりディアマンテスとゴルゴランの反乱の件にも黒竜が暗躍してたのは間違いなさそうだよね。





 イリスが毎晩ディアマンテスの夢を見ると訴えたもんだから、レオがディアマンテスは人を操る!と連呼して最大警戒してたけど、あれは本当はディアマンテスが超能力みたいなのを使った訳じゃなく、たぶんズール(黒騎士ら黒竜勢力)の能力だと思うんだよ。真の黒幕を伏せようっていう完全なミスリードだよね。
 実際マンテスに会ってみると、ドン引きするほどの錬金人間にはなってるけど得体の知れない魔人って訳でもなく、あれ意外と普通…?ってなる。ならない…?(^^;

 もしかしたら、操られたのはマンテスも同じだったのかもしれない。イリスが愛しているのはレオではなくディアマンテスのおっちゃんと吹き込まれたように、彼も夢で「竜なしの世の中の方がよくね?遠慮しないでパワーソースに生き物つかっちゃいなyo!」とささやかれたのしれない。
 仲間への親近感が高くて御し辛かったイリスと比べたら、マンテスはちょっと円環理論を夢でちらつかせただけですぐ狙い通りに動いただろうしね。




 もしマンテス自身を特殊な能力を持った人間を超えてるキャラとするなら、じゃあマンテスは誰から力もらったの誰がバックにいるのってなって、魔竜(ウシュムガル)と絡む妄想が入る余地あるかな~と思ってたんだけど…黒竜一派のせいとするならなんも矛盾がなくなるな。
 ウシュムーをもっとストーリーに絡ませたいあたしにとっては、最初から最後まで界王派と黒竜派の戦いという事で綺麗に収まっててちょっと寂しい気すらしたですよー…。(^^;


後編に続きます(^o^)/