「おい錬金のおっさん! この本は何だ? ちょっと来て見てくれ!」
\ああ~ん? 君何か言ったか? 下に来て言いたまえよ/
〝命の器・その可能性と展望〟
純粋なる精にして、なにものでもなく、
なにものにも変じうる力―
すなわち生命を凝縮し純化するならば、それは
竜力と同質のエネルギーに昇華可能である
ゴリアテ運用や錬魔の制御だけではない
十分な竜力を人為的に生み出すことができれば、
世界のありようそりものを改革しうる
大いなる発明につながるであろう
《命の器》の成功は、人の世に輝かしき
黄金の夜明けをもたらすものである
今D(一部おぼじゃ)のメインストーリーのムービー録画をちまちま進めてる所なんですが、結構時間とられるのよな~これが。ポーンのバトルSS撮影にも時間とりたいし、もうちょっと1日のプレイ時間が増やせたらいいんだけどな~。
でもムービー録画してストーリー見直してると、今まで気付かなかった事とか忘れてた事とか補完出来るからいいよ。改めて見るとDDONのストーリーって悪くないどころかいろいろ含みがあって面白いんだよね。信者補正が過ぎると言われそうだけど。(^^;
あたしは当時はアルケミーっていうのはディアマンテスが突然レスタニアに持ち込んだもので、それ以降メルゴダは急速に発展したんだと思ってたけど、ムービーをじっくり見るとそうではなく、元々レスタニアにあったテクノロジーで確定なのね。
レスタニアにアルケミーが元々あったというなら、覚者が師匠から教えてもらう技と同じく自然界の5行(水火雷光闇)だった事は断定していいと思うんだよ。今のディアマンテス体制反対派のメルゴダ住民達が住んでる建物を見ても、一般人にはこのレベルまでしか浸透してなかったようにも見える。
やっぱりメルゴダがおかしくなったのは錬金のパワーソースに生物を用いる「命の器」理論が出てからだと思う。
問題はこの思想を誰が持ち込んだのかという事だけど…Dはこの本をひっくり返したり透かしたりして著者名を探したようですが見つからなかったようです。師匠は「ああん?」としか言ってくれないし。
命の器とは何なのか、その時メルゴダはどうなっちゃってたのか。メルゴダ護政区に残されているテキストを記録しつつ当時を考察出来ればと思います。
~アイアス副所長の手記~
―ううむ、困ったものよ
大扉を開けるには《錬金研究棟》の開閉装置を起動しなければならぬというに
肝心の鍵を失うとは
落としたとすれば、おそらくあそこ―
《軍事演習棟》にある新型巨人兵の格納庫であろう
仕方ない
先に格納庫に立ち寄るとするか
~軍事指導者の手帳~
量産型巨人兵の製造は順調だ
王宮の番兵ほどではないとはいえ、これで都周辺の守護には十分な兵力となるだろう
しかし、ディアマンテス様に反目する錬金術師一派には今後も注意する必要がある
~錬金研究者の手記~
熔命炉の軌道は問題なく、ついに最終調整に入ることになりました
しかしは、ディアマンテス様はあの炉で何をなさるのでしょう
―いや、それは私ごとき、いち錬金術師の考えの及ぶことではないのでしょうね
あの方のことです
きっと素晴らしい変革がもたらされるに違いありません
~錬金研究生のノート~
あぁ、ここは錬金術の粋にあふれている!
あの方はまさにこの世界を変えようとしておられる天才だ!!
ディアマンテス様万歳!!
僕も誰より勉強して、あの方が認めるような新しい発明をしてみせるぞ!
~連魔研究者のメモ~
門番となる連魔を造り出すあの装置、造肉炉はもう少し小型化できないだろうか
幅は取る、栄養を送る器具は要る、何より見た目の異様さ―
王宮や家庭用に実用化するには課題が多い
だがまぁ、ここでの試験運用では効果も上々だ
ディアマンテス様は熔命炉の件でお忙しいようだが、成果は報告しておこう
~破れた手帳~
あぁ、造肉炉の研究担当にされなくて本当に助かった!
あの肉の塊はぶよぶよして、まったく生理的に受け付けないったらない
これで安心して巨人兵に搭載する新しい雷爆弾を研究できるというものだ
もっと強化し、練研のやつらを見返してやる
~朽ちかけた手記~
つい最近十分なエネルギー共有があり、巨人兵ゴリアテ量産のメドがたちそうだ
これで、メルゴダの守りはより万全になるだろう
古いタイプの王宮巨人兵よりやや能力は劣るものの、使いやすさは上がるはずだ
そろそろ地下の失敗作としぼった残骸は処分しておかないとな
~消えかけた染み文字~
―あぁ、どうしてわたし達がこんな事に
人は、一体この実験で何を―
ディナンの皆よ―
逃げてくれ―
~汚れたノート~
くっ―なんてことだ!
アイアス副所長が新型巨人兵に踏み潰されただって―?!
どうせまた、過剰なエリクシル投入で制御しきれなかったに違いない
―威力増強しか見えぬ兵研の馬鹿どもめ!
だが、アイアス副所長が亡くなったら次の副所長は一体誰になるんだ?
もしや、俺も候補に―?
なんかすったもんだしてますなー。アイアス副所長は急ぐあまりヨシッ!ってしなかったんだな。(^^;
テオドール師匠の家に無造作に置かれていた本を見るとディアマンテスが言った事とまるっきり同じで、この本の著者も限りなくそれっぽい。直接書いたんじゃないにせよ、当時すでに錬金術師達の間ではこの考え方がディアマンテスから広まりつつあった事を示してると思う。
DDONでの命の器の使い方を見ると、死んだ生物から漏れ出していく何か…たぶん霊魂を集めて蓄積&放出できる装置みたいだな。霊子コンデンサとでもいうのか。
ドグマ世界ではこの魂が循環するシステムを円環という言い方で竜が管理してるという設定なんで、もしこれに人が手を出して霊魂を円環に還さず自分の手元に蓄積してコントロール出来るようになったら…竜要らなくなっちゃうどころか、現状の世界の形が大幅に変わってしまうテクノロジーだと思うんよ。
つまり、竜ではなく一部の人間が、他の人間も含めた生物全部の魂をコントロールする世界になる。エルフがあんな事になったのもそういう事だよね…。
ただ、これはDDの設定とか考えてみても、界王か竜しか知る術のない知識なんで、なんでディアマンテスがこんなにあっさり竜の理の円環システムを理解して装置まで開発して利用できたのかは謎と言ってもいいと思う。
マンテスにそんな秘密をバラしそうな存在と言ったら…やっぱり黒竜しかいないんだよなー。
s1の頃はまだ黒竜のこの字も出てきてないけどこの時点でズールが出てきてたという事は、やっぱりディアマンテスとゴルゴランの反乱の件にも黒竜が暗躍してたのは間違いなさそうだよね。
イリスが毎晩ディアマンテスの夢を見ると訴えたもんだから、レオがディアマンテスは人を操る!と連呼して最大警戒してたけど、あれは本当はディアマンテスが超能力みたいなのを使った訳じゃなく、たぶんズール(黒騎士ら黒竜勢力)の能力だと思うんだよ。真の黒幕を伏せようっていう完全なミスリードだよね。
実際マンテスに会ってみると、ドン引きするほどの錬金人間にはなってるけど得体の知れない魔人って訳でもなく、あれ意外と普通…?ってなる。ならない…?(^^;
もしかしたら、操られたのはマンテスも同じだったのかもしれない。イリスが愛しているのはレオではなくディアマンテスのおっちゃんと吹き込まれたように、彼も夢で「竜なしの世の中の方がよくね?遠慮しないでパワーソースに生き物つかっちゃいなyo!」とささやかれたのしれない。
仲間への親近感が高くて御し辛かったイリスと比べたら、マンテスはちょっと円環理論を夢でちらつかせただけですぐ狙い通りに動いただろうしね。
もしマンテス自身を特殊な能力を持った人間を超えてるキャラとするなら、じゃあマンテスは誰から力もらったの誰がバックにいるのってなって、魔竜(ウシュムガル)と絡む妄想が入る余地あるかな~と思ってたんだけど…黒竜一派のせいとするならなんも矛盾がなくなるな。
ウシュムーをもっとストーリーに絡ませたいあたしにとっては、最初から最後まで界王派と黒竜派の戦いという事で綺麗に収まっててちょっと寂しい気すらしたですよー…。(^^;
後編に続きます(^o^)/