ネタバレを恐れない貴方…僕がご案内しましょう
○各地のオオカミ像
その昔、セダスを旅した人間の教会学者はオオカミ像の多さを不思議に思い「エルフ達がオオカミの石像を建てまくったのはエルフの戦士とオオカミの親密な関係を記録するため」という説をたてて納得しようとした。
確かにそれもあるんだろうけど、覚醒した(笑)エル子に言わせると、その他にももうちょっと別の見解があるらしいんですよ。
エル子が「オオカミは創造主の使徒」という結論に至ったのは前記事に書いた通りで、それに基づくと、この像の崇拝対象はオオカミ自身にあるのではなくその主である主神エルガナンに向けられているものになるという訳です。
つまり、オオカミが鎮座している場所はエルガナンの領域という意味なんじゃないか。エルガナンの目が行き届き、下々の声がオオカミを通してエルガナンに届く場所、これを作って奉った人々はそういう思いだったのではないか、と。
オオカミはエルガナンの目と耳であり神々や民を繋ぐ連絡係…そう考えると、フェンハレルを祟り神ではなく自分達の守り神として信仰しているエルヴェナンがまったくといっていいほど残っていない割にオオカミ像が乱立している理由、それにミサールの神殿でモリガンが提起した「どうしてミサールの神殿に反逆の神であるフェンハレルの像があるのか?」っていう疑問の答えをうまく説明できるような気がする。
「こんなポーズしてたら取りあえず乗るよな」
「カア~」
話は変わるけど、ソラスが首にかけてるネックレスは何かの動物の骨みたいだよね。狼の下あごの骨…?
ソラスと知り合ったばっかりの頃に話しかけると故郷とか生い立ちとかいろいろ自分の事を話してくれるよね。エル子は、年代が大幅にズレている事を除いてあれは全部本当の事だと信じてるようです。
ソラスはまだ神族と一般人がそれほど離れていなかった古代エルフ黎明期の人で、生まれつきフェイドとの共鳴能力が高くて、当たり前のように魔法を使いこなしていた人々の中でもさらに魔法に長けていた。でもそれ以外はまったく普通のエルフ男だったんだと思ってる。
他の人と興味の対象が違っていて何かと孤独を感じがちだった彼が、ある時一頭の狼と出会って、ペットと飼い主の枠を越えた友情を育んだのかもしれない。もしかしたら彼が狼と呼ばれた所以はこの狼の一群をいつも引き連れてたからなのかも…。
……ってエル子の妄想が爆走している間にオオカミの背中にも乗ってカラスと一緒にはしゃいでるエル夫。(^^;
いい加減にしとかないと誰かさんが不機嫌になるぞ(笑)。
○闇の中のもの
「うわなんだこのカエルっぽいの…生暖かいとかキモすぎだろ…」
「コラ無礼なこと言うんじゃない!#」
最初にこれを見た時点では脳が記憶する事を拒否するくらい訳わかんないのではないだろうか。そしてたぶん、ソラスをハブったプレイをしているプレーヤーには忘れ去ったまま永遠に思い出す日も来ない。そういう存在。
ソラスの言うことを聞いてクエをこなしてエルフの遺物をせっせと起動させたプレーヤーにはディナン・ハニンを通してこれの正体についてのヒントが与えられる…という仕掛けになってるんだよね。まあディナン・ハニン自体がエルフRPをしている審問官にしか意味がない場所だったりするので、知らなきゃ損するってネタでもないですが。
この像が何なのかという事を説明しているテキストは存在してないみたいだけど、ディナン・ハニンの様子から考えるとエルガナンで間違いないと思う。
ウエスタンアプローチは結構謎めいた施設が多くて、オアシスの洞窟にもイミフな石版が置いてあるんだよね。やっぱりこれもディナン・ハニンに行ったプレーヤーには、これは古代エルフが棺に刻んでいたモチーフでたぶんミサールを表してるんじゃないかと見当がつくようになってるんだけど、こっちの方は誰かが持ち込んで研究していた形跡があるんで「闇の中の物」とはちょっと状況が違うだろうな。
フェイドにあったオオカミ像。本当はこれとエルガナン像はセットになっていたんじゃないか、と勘ぐってしまうほど雰囲気とサイズがマッチするような気が…。
それはそうとして、この像の謎の1つは『なんでここなのか』という事だと思う。
ウエスタンアプローチは昔のブライトの爪痕が残っていてグレイウォーデンとの関係が深い地だけど、古代テヴィンターがそっくりそのまま引き継いだエルフの施設が散在してる場所でもある。もしかしたら昔はミサールの神殿周辺みたいに緑の森が広がっていて、静寂の遺跡とコラカヴァスは関連施設として庭園みたいな遊歩道で繋がってたのかも。その途中の堂にひっそりと設置されていたものがそれだけ取り残された、と想像する事も出来るけど…。
でもエルフの他の創造物から比べるとあまりに質素すぎるよね。出来た時代が違うって事だろうか? それに「生暖かい」という石像の説明をどう解釈するべきか悩むものもある…。
なんにせよソラスが何か知ってるに違いないハズなんだけど、イケズハゲは相変わらず重要な事は何も言いやがりませんからねー。
こんな感じで謎は何一つ解明出来てないんですが、ただ、明かりもない粗末な祠の闇の中に鎮座しているエルガナン像を見て思ったよ。
エルガナンは決して一人で快適な場所にいて成り行きを見下ろしているのではなく、他の神々と同じような境遇に自らを置いて、暗闇の中で辛抱強く「その時」を待っているのかな、と。
○エルフの遺物
「あれっおかしいぞ何で動かないんだ? ねえソラスさん?」
「……」
「ねえソラスさん?」
「……」
ソラスをパーティ常連にしてると探し回る羽目になるおなじみのアレですが、ふと考えてみるとこれの存在はいろいろと謎めいてるよね。古代エルフのテクノロジーである事は間違いないだろうけど、何千年も前の遺物がなんでこういう状態でここにあるのかって疑問はつきまとう。
遺跡の中や荒野に半分埋まってるようなのはいいとして、民家の軒先や比較的新しい建築物の机の上に、まるでついさっきまで誰かが使ってたかのように置かれているのはどういう事なんだ。エル子はこれで「ソラスがこれで裂け目をコントロールしてる? もしかして裂け目をわざと作ったのは彼?」って思い込んでたよ。
ただの雰囲気アイテムにしては数が多すぎるんだよなあ…。2周目でかなりしつこく探し回って17個は見つけたし、もちろんもっと存在してる可能性もある。これ絡みのクエストがあるとは言っても10個起動すればフラグは立つんで、この念の入った配置にはなんか他の意味があるのかなって深読みしてしまうよ。DAIってグラとか小物とか含めて世界観の作りがしっかりしてるから、これについても適当に置いたとは考えづらいのよね。……適当だったりして(笑)。
ストーリー的には、ソラスがこれの存在を知ったのは審問会に入って以降という事らしい。上の写真にもあるけど、ソラスの個人クエ「フェイドの測定」をやらないとソラスが遺物について教えてくれないし起動させる事も出来ないんだよね。
これを置いたのがソラスじゃないなら…用途不明の骨董品をわざわざ台に乗せてベランダの真ん中に安置したのは、一体誰という事になってるんでしょうかね…?
「ソラスさんが静かだと思ったら…この遺物壊れてるみたいっすね」
「無駄な事はしねーよ俺は」
○ドワーフ遺跡の記憶
音漏れの荒野の存在理由はこれじゃないかと思うくらい興味深い内容だと思う。実はエル夫は相当しつこく探し回ってるんだけど、まだ1枚見つけられてないんだよ~。もうリアル時間で何日もさまよってる。これ見つけられないバグとかありましたっけ?(^^;
これを書いたオーレイ大学3年生ドワーフの女の子は、ドワーフ達の歴史では比類なき鍛冶職人であり一族の長である伝説の偉人ファイレル・パラゴンに関する真実を突き止めてる。今までパラゴンの一族は他部族との戦争で自分達のテリトリーをつぶしてしまって地表に出ざるを得なかったと思われていたけど、本当はそうじゃなく、「何か」に出くわしてそのために伝説級の強力な武器を生み出して対抗し、それでも勝てなくて命からがら逃げ延びたんだよね。
特に興味深いのが砂漠の遺跡で不思議な女性に出くわすシーンだよ。
『不屈の者を祝福せよ。創造主の名を信じ続けるから』
そう呟いて女性は風に舞う砂煙のように消え去ってしまう。
パラゴンの一族が石に残したドワーフ語で竜を表す「アートク」という言葉…アンドラステの教義を呟き、創造主の名を口にする謎めいた女性…彼女は一体何者なのか…?
……と思い悩みながら音漏れの荒野をうろうろしてたら。
なんか出くわしました(笑)。
最初エル夫には意味不明な言葉を呟いてたんだけど、一緒にいたセラが「あーそれ知ってる聖歌だろ」って言ったんでびっくりですよ。
JDが書き残したのはこれの事なの……?
予想とちょっと、いやかなり違ってるけど。
謎の女性はプレーヤーの予想を裏切るかのごとく実在してたという事だよね。ホントこれどういう意図なんだろ。
その後もまたこの女性に会ったんだけどセリフが違ってたんだよ。どうもこのネタ、続きがあるようです。このまま回数を重ねていけばこの人の正体が分かるんだろうか…?!
それにしてもDAIは小ネタが豊富にちりばめられてるし、読み込みの過程で面白い現象が起こったりするんで油断できないわ(笑)。実際エル夫も「なんなのコレ(^^;」っていう状況に何度か遭遇してるので、次項でそんな感じのを載せてみたいと思います。(^^)
コマすってそれかエル夫(笑)このシーン爆笑させてもらったわ(笑)