とまとのため息

気分一新☆つれづれ日記in大英帝国~

準備不足。。。

2010-10-24 16:23:59 | Weblog
今月は会議が目白押しでやたら忙しい。ゆえに体力も消耗しがち。
フリーの通訳さんは何と言っても「秋」が会議シーズンなので、
一年で一番忙しい季節でもあるのだが、なぜか社内通訳でも状況は大体同じようだ。

ただでさえしゃべくり続けてストレスも溜まり気味なのに、しょーもない会議に
遭遇するとやたら腹がたつ。

その最たるものが↓

ある部署の部長がガイジンCEOとアポをとって、テレビ会議設備の導入を承認してもらう
という案件があった。

一昨年から続く不景気のため業績の回復も実にゆっくり進む中、収益が上がらないなら当然
一段とコストを下げねばならない。
だからガイジンCEOとしても社員には何をするにも「コストを抑えろ」「お金をかけるな」と
ハッパをかけるわけだ。

設備導入の件は親会社からの要請であり、ということはノーとは言えない案件でもある。
ではあるが、ガイジンCEOはいつものごとく、第一声が「一番安い機材にしろ。どのモデルが安いか」だ。
そして「毎月のランニングコストはいくらぐらいだ」経営者としては当たり前の質問。

ところが、くだんの部長は「わかりません」だと。

へ?????? はあ?????

とまとは聞き間違えたかと思ったが、確かに部長は値段やコストを知らなかったのだ。

ガイジンCEOはあまり感情を出すお方ではなく、ほんの数秒目を閉じた。
「コストがわからないのに判断はできない」

そりゃそーでしょう!誰が聞いたって判断なんかできませーん!

ああ可哀そうなCEO。こんな調査不足の案件を持ち込まれて時間が無駄になってしまった。
なんで部長ともあろうおヒトがそんな新人みたいな、いや新人だってこんなていたらくはしないもんでしょう。
ま、部長いわく「初期投資は立て替えて支払うが、後で親会社がお金をだしてくれる」らしい。
だけどさー、月々の費用はこっち持ちなんだから、コストのチェックはやっぱり必要でしょうよ。

なわけで当たり前だが「顔洗って出直してこい」なんてことは言わないCEOだけど
改めて話を聞きましょう、ということでお開きに。

今まで、けっこうエリートさんなのかなぁ、と思っていたこの部長への信頼はがた落ちだ。
部署でもどんな指導をしてるのやら。。。

CEO、同席者、そしてとまとの大事な時間を無駄使いしおって。喝!