(北信五岳仰ぎ見て@夜間瀬~上条間)
少し空は白っちゃけてるけれども、好天に恵まれたみどりの日。リンゴ、モモ、ナシと様々な果樹が花を付け葉を広げる広大な夜間瀬川の扇状地。先達氏の案内にてリンゴ畑の高台に登れば、真正面に飯縄と高妻山を見据え、右に黒姫妙高、左に戸隠と北アルプスの眺望開ける絶景が眼下に広がります。何ともパノラミックな風景の中、勾配を緩和するためにS字に刻み付けられた湯田中への道を、尺取り虫が歩くようにHiSEの特急ゆけむりが登って行く。暖かい風吹き抜ける皐月の山ノ内、今年はサクラ同様花の進みが早いようで、モモは既に終了、リンゴもピークが過ぎていた。リンゴの場合はピークが過ぎてるというよりも、リンゴの実に養分を残すために咲いたそばから摘花されちゃっているという方が正しいんだと思う。そうなると、リンゴの花のピークっていつなん?
遠く夜間瀬川の鉄橋を渡る音が聞こえて、夜間瀬の駅を出たあたりから姿を見せたHiSE。夜間瀬の神社裏・上条農免・上条ストレート・湯田中の町役場へ向かって最後の40パーミルまでの眼福の大パノラマ。夜間瀬の遠見の湯のあたりから夜間瀬駅~町浦踏切~夜間瀬川鉄橋の辺りを俯瞰するのはやった事あるけど、こっちサイドからやんのは初めてだねえ・・・列車が視界から消えるまで、一瞬も逃すまいとしてシャッターを叩き込む。先日動いてないHiSEを海老名で見て来たけど、連接台車剥き出しで投げっぱなしにされてるくらいなら、こうやって動いてる方がいいね(笑)。
40パーミルの勾配なんて、小田急当時は風祭や入生田の辺りで一瞬あるかないかくらい。応荷重装置もついてない旧式の制御装置と連接台車に断続的な急勾配と連続カーブは相当の負担だろうけど、こっちに来てからは毎日の事だから、少しは足腰も鍛えられたか。早いもので長野でデビューしてから15年目の山登り。その健在ぶりをいつまでも。
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