青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。日々の情景の中を走る地方私鉄を追い掛けています。

あのおにぎりよ永遠に

2008年10月22日 23時14分08秒 | 日常

(画像:甲子トンネル銘板)

奥会津の帰り道、9月に開通したばかりの甲子トンネルを通って来ました。
那須岳北部の甲子峠の下を貫く、全長4345mは東北最長の国道トンネルです。
1998年の着工から10年間、最新の土木技術を駆使しながらも、開通までは相当難儀したそうで。

本来レポするのであれば明るいうちに来るのがスジかと思いますが、夜になってから走ったのでちょっと良く分からない部分はある。それでも会津側の下郷町からトンネルの坑口に取り付くまではかなりの高規格道路でストレスフリーって感じ。結構な上り坂だけど、登坂車線完備です。

 

甲子トンネルは、中に入ってしまえば普通のトンネル(笑)。当たり前なんだけど。
会津側から入って行くと白河側にかけてかなり急な下り坂になっており、調子こいてアクセルを踏んでいると下手をするとぬわわkmを余裕で突破してしまうほど。白河側は建設中に地すべりで崩壊したトンネルを強引に付け替えた新・新トンネルが続いており、新トンネルの生き残っている部分を活用して新・新トンネル(紛らわしい表現だ)を作っているので不自然なカーブが多い。ハイスピードでクリア出来る路面状況の良さはあるにしろ、白河市街に向けてはカーブ+断続的な下り勾配になっているため運転には神経を使う。ボケッとしてるとセンターラインをはみ出しそうになるな。

とは言え、東京方面へはR121で山王峠を越え、栃木県上三寄からR400で塩原の温泉街を抜けて東北道の西那須野塩原ICへアクセスした方が距離が短く、R289白河周りは甲子道路が開通したとは言え若干遠回りになる。R121山王峠もなかなか走りやすい快走路ではあるし…今回は開通記念として走ってみたが、南会津の人達が白河とか福島空港を利用するなら便利なんだろうけど、自分が活用することはあまりなさそうだ。

余談だが、R289名物だった「登山道おにぎり」は、甲子道路が開通した9月21日の15時頃職員によっていともあっさり撤去されてしまったそうだ。甲子トンネルに罪はないが、罪作りなものだ。
さよなら、日本の国道名所。

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