青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。日々の情景の中を走る地方私鉄を追い掛けています。

「クルマに注意」の、波久礼チャレンジ。

2023年03月10日 17時00分00秒 | 秩父鉄道

(波久礼チャレンジ、成功・・・か?@樋口~波久礼間)

秩父鉄道の中で、唯一積載の貨物が南に向く線形になる波久礼周辺。曲がりくねって流れる荒川に沿って続く隘路に好撮影地が続いている秩鉄屈指のポイントなのですが、特にこの波久礼手前の国道と並行したSカーブは、長い編成をくねらせて鉱石列車を躍動感いっぱいに構図に収める事が出来る人気の場所。しかしながらここの構図の一番の問題点は並行する国道140号のクルマの流れ・・・。関越自動車道の花園ICに接続し、古くから秩父往還として熊谷から秩父を結ぶ埼玉県内の東西の大動脈であるこの道の交通量はハンパなく、加えて秩父から出荷される砕石やセメント製品を積んだ大型ダンプやタンクローリーの通行も多いため、撮影の難易度がけっこう高い。通過する鉱石列車とクルマの列が被る事は珍しくなく、むしろクルマがいない状況が難しいんですよねえ。よって、ここで撮る事を個人的には「波久礼チャレンジ」と呼んでおるのですが・・・チャレンジにも2パターンあって、線路側にカブリツキで正面気味に決めるS字と、国道を挟んでスクエア気味に構える構図があるのだが、より難易度の高いのはカブリツキかなと思う。

最近、この国道140号に沿って歩道が拡幅され、大きなガードレールが敷設された波久礼のSカーブ。以前は結構国道の幅の狭いところで三脚と脚立使ってこのアングルを組む人が多かったんですよね。正直ハンドルを握るドライバーからしたら危なっかしいことこの上なかったのだけど、歩車分離がなされてだいぶ安全面は向上したと思われる。ここでは三脚を立ててカッチリ構図を作るより、走ってくる車を交わしながら手持ちで。やって来たデキ502の7404レ。順光!下回りピッカピカ!両パン!クルマなし!(というのは嘘でちょっと左下をトリミングして消してますw)の四方良しで、雪残る波久礼の桟道を駆けて行きました。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 矢那瀬、雪は足早に消え。 | トップ | 貨物のスジとにらめっこ。 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

秩父鉄道」カテゴリの最新記事