青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。日々の情景の中を走る地方私鉄を追い掛けています。

川間夕照

2015年12月12日 22時02分40秒 | 小湊鐡道

(家路@上総川間駅)

春は若苗と水鏡、初夏は青々とした田園風景、初秋は黄金の稲穂が実る川間界隈。四季の移ろいごとに色々な表情を見せ、写欲をそそる小湊の定番スポット。夕日の駅に向かう一本道に、近くの県立高校から家路を急ぐ高校生、駅に列車が見えてもさして慌てていないのは、上りの牛久方面へ向かうからでしょうか。


正直田園には色のなくなった晩秋の川間ですが、夕日が精一杯に届ける低い光線がこの時期はご馳走になりますね。屋根上からディーゼルの煙を棚引かせ、国鉄風味の大きなエンジン音とともに走り行く小湊のキハ。使い込まれ波打った車体の側面に山の端に掛かった最後の光が差すと、朱の車体が黄金に輝いた。
コメント
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