青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。日々の情景の中を走る地方私鉄を追い掛けています。

久保傾陽

2015年12月08日 22時15分38秒 | 小湊鐡道

(太陽西に傾いて@上総久保駅)

午後になって上総久保の駅に再び戻って来ました。日の暮れるのが早い時期ですから、おやつの時間でも早くも日は西に傾いておりまして…この日は朝から風の強い日でしたんで、朝と比べるとさらに葉が落ちたように見受けられる久保の大銀杏。順光側の葉付きは少し寂しいものになっていましたが、午後の下り列車がゆっくりと久保の駅の単式ホームにやって来ました。房総は押しなべて稲の刈取りが早いので、手前の田んぼがひこばえで思いのほか青々としているね。


久保から鶴舞にかけて、養老川の刻む緩やかな谷を降りてゆく五井行きの上り列車。さっき久保で出会った下り列車とは里見の駅で交換して来るんですが、平日のこの時間は里見にある小中学校の下校時間と重なるので、列車を利用するのは通学の子供たちが主役でしょうか。西日は傾き、開いたススキの穂が輝く中を、子供たちの声で若干賑やかそうな列車が通り抜けて行きました。
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