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青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。写真はおおめ、文章はこいめ、コメントはすくなめ。

淡黄色の光の中を

2014年07月01日 22時45分45秒 | 京浜急行

(雷雲遠く…@小松ヶ池ストレート)

デビューしてからというもの、その鮮やかなカラーリングで沿線住民のハートを鷲掴みにした1057Fこと「YELLOW HAPPY TRAIN」。未だに登場した際には必ず誰かがスマホを向ける人気者ですが、まともに撮るのは今回が初めてでした。遠くからは雷の音が聞こえて来る不安定な梅雨の空模様。雲間から射す夕方の黄色味を帯びた淡い光を受けて、小松ヶ池のストレートを往く。
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海見晴るかす高台に

2014年06月30日 23時48分16秒 | 京浜急行

(南仏プロヴァンス風京浜急行@京急長沢駅)

梅雨だったり夏だったり、今年の水無月は色々と天気が目まぐるしかったですね。昨日は午後から横須賀で仕事がらみの会合があったもんで、ちょっと家人を置いて早目のお出掛け。ふらっと寄った京急長沢駅、駅からの坂を上った住宅街から見た景色は、トマトソースのパスタでもフォークでクルクルと巻いて食べたくなる南仏のプロヴァンス地方風。住宅街の赤い屋根の向こうに、青い海と南房総の山々。梅雨を吹き飛ばす青空の下、600型が三崎口へ向かって静かに発車して行きましたとさ。
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並んだ、並んだ、赤・青・黄色

2014年05月25日 22時56分54秒 | 京浜急行

(定番丼とは何ぞや@京急ファインテック久里浜事業所)

えー、すっかり更新から遠ざかってしまいご無沙汰しておりました。GWを過ぎてから書くネタに乏しかっただけで別にフツーに暮らしておりますが、このまま5月更新ナシで流しちゃっても良かったんだけどそれもナニですので今日はネタ拾い。今日は毎年恒例の京急久里浜工場の開放日、「京急ファミリーフェスタ」に参戦して参りました。関東の鉄系イベントの中でも群を抜く動員力と言っても差支えない京急のフェスタ、混んでるって言葉が何より嫌いなアタクシですが、このネタに関しては子供からも「行きたい!」と言う明確な意思を頂戴していましたのでねえ…毎日「けいきゅうのおまつり、いつやるんだっけ?」って聞かれてたし。


京急の久里浜工場は北久里浜~京急久里浜の中間点にありますんで、どっちの駅から行っても歩くにゃちょっと、な距離。てな事で京急久里浜の駅前からシャトルバスをガンガン出してのピストン輸送となる訳ですが、まあのっけから大混雑で行く先が案じられる状況。工場の前の通りって普段仕事で通るんで良く知ってるんだけど、マジでアイビーヒルズ(工場の裏手にあるマンション群)の連中が怒り出しかねねーなと思わずにいられない大渋滞に陥っておりましたw


まずはこの手のフェスタの基本中の基本、車両展示へ行ってみる。今年の展示は左から2000形2001編成(リバイバル)、1500形1707編成・1501編成(大師御開帳カラー)、1000形1057編成(イエローハッピートレイン)、600形606-1編成(ブルスカ)、2100形2101編成(トップナンバー)、800形811-1編成となっておりました。枠外にデト11もおりましたですがね。しかし子供に見せてやろうにもなかなか人垣をかき分ける事が難しく…(笑)。府中のG1でパドック見に行く体で図々しくも前列へw

  

さすがに全部の車両を最前列でガッツリっちゅー訳にもいかず、とりあえず子供のオーダーに応えカラフルな3編成の前まで。どの車両にも親子ともども乗車済みではありますが、この並びは分かりやすいいかにもなイベントっぽい絵面ですなあ(笑)。並んだ、並んだ、赤・青・黄色に子供も大興奮。基本的に曇りベースだったけど、晴れてたら逆光でどーもならんかったから却って良かったよ。1500形ってのは京急の中では一番人気ない車両だと思うけど、今回川崎大師の御開帳に合わせ大師線用の4連が赤一色に塗装変更されてにわかに注目される存在になりました。今んとこ何にもないダルマ800形にもそろそろ何かの仕込みがあってもいい頃かな、と個人的に思っているのですが。

 

場内の片隅に置かれている外された椅子。「あれは何?」と言うヨメ。たぶん午前中のオークションで落とされたブツである事を告げると「あんなもん買ってどうするの?」と言う至極まっとうなお答えが(笑)。奥のブースでは車両部品の販売展示が行われていて、「KHK時代のプレートとかそそるよなあ~!」とか言ってると係員のオジサマが「これは800の更新かかったり廃車になったやつから順次抜いてるんだよ!」と言う合いの手。そして机の上に置かれた品物の値段にビビるヨメ、ついに「なんでこんなモノがこんなに高いんですかっ!?」と言うNGワードを口走ってしまったヨメに、「これは800がデビュー当時の3連の時代に付けてた車内の銘板ですからねえ!もう絶対手に入らないし、相当にレア度高いですよ!」と言うガチな答えで応戦するオジサマのドヤ顔。うん、すごく良く分かるんだけど、ヨメにとってはサンスクリット語にしか聞こえないっすよ、オジサマw


今日は2つの工場部分も開放。車両の展示もいいけど、こーいう鉄道の舞台裏的な場所に入れるのもイベントならではですね。「(息)あっ、何だかこのしゃりょうピカピカ!」「(俺)これは5月に甲種で来た編成でないの?」「(息)とうかいどうせんできたの?」「(俺)うん、神戸の川重からだと思う」「(嫁)ねえねえ、甲種って何よ?」「(息)でんしゃつくってるこうじょうから、はこばれてきたんだよ!」「(嫁)ねえ、意味合ってるの?」「(俺)うん、だいたい」…嫁、呆れるw

  

車両展示に比べたら人は少なかったけど、特修工場では塗装中の車両なんかも見れたりして…仮台車に乗っけられて下塗りだけの車両の姿は何だか滑稽。つーか塗り途中の2100は見ようによっちゃあ名鉄の3500系みたいに見えると言う事が判明したのは収穫w

  

主工場の所狭しと並べられた機械類、工具類、そしてほんのり漂うケミカル臭。無数の無骨な配管や骨組み。ここは京急のメカニックたちが日ごと汗を流して検修に勤しむ心臓部。全然違う職業を選んではいるけど、こんな職人の技術をメインにしたストイックな世界には憧れを感じますね。そして感心したのは工場内で熱心に接客する現業の駅長さんたち。矢継ぎ早な子供の質問にも応じたり写真撮影に応じたりしてるんだが、イベントごときで駅長呼んじゃって仕事はどーしたよと言われちゃうのかもしれんけど、なんつーか社員の対応も「イベントごとき」にしていない本物の鉄道の魅力で勝負してるイベントって感じがするね。さっきの物販のオジサマもそうだけど、会社の気質がそうなのかね。


ちょっとでも混雑を避けるために遅れて14時ごろの入場だったし、事前に参加募集が締め切られてるイベントも多かったんでサラッと駆け足でのイベント見学でしたが、子供の大満足は当然として意外なのはヨメの好評価(笑)。何だか社会科見学みたいで面白かったそうで…まあ混んでるとかなんとか言わずに行ってはみるものですねえ。

最後には息子の憧れの人(?)にも会えたし、家族サービスとしてはかなりの高得点を叩き出した模様w
だから、今度は一人で福井(ry
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春分の日

2014年03月21日 21時32分43秒 | 京浜急行

(気まぐれな 春雨に濡れ 散る桜@三浦海岸駅前)

週中4日のハードスケジュール&年度末進行で先週は毎日午前様に近い過酷なスケジュール。そんな中で金曜日は相鉄がストライキやってましたが、職場では「俺らもストライキやってやろうか?」と言う冗談とも本気ともつかない話も出る始末。子供が起きる前に家を出て、寝てから帰って来る生活ではほとんど子供との会話もない一週間でしたから、週末くらいは親子の時間があってもいいよね。んで、朝起きた子供にどーしたいと聞いたら「けいきゅうがいい」って…よく飽きませんね。何でと聞いたら「せんしゅうはぶるーこなかったから」と言う事らしい。ウダウダしてたら家出るのが遅くなっちまったが、外は春分の日らしくすっきりした青空。んじゃあ行ってみますかリベンジマッチ。


青空の横浜駅から2100形を狙って快速特急に乗り、上大岡で席が空いて、子供と二人で三浦半島を南下…したら何やら空がにわかに掻き曇り、金沢文庫は黒い空。横須賀中央で途中下車してメシを食ったのだが、空からはポツポツ雨も落ち始め、風は変わって北風に。話が違うじゃねえかよ!と恨み節の新大津。晴れてれば午後からいい光線なんでしょうね。


600形快特地下鉄直通青砥行き。円筒案内式の無骨な台車が主力の京急にあって、軸梁式のスマートな台車が軽快な感じがして好きです。後発の新1000形がまた円筒案内式に戻っているので、あまり軸梁式は京急の好むところではなかったのかもしれませんが…しかしまあ新大津ってのは横須賀大津の高校生がぽつりぽつり現れる程度で実に静かな駅である。本線の京急大津が近くにあってそっちの方が栄えているのと、まず一見さんには分かりにくい駅の場所にその理由があるのではなかろーか(笑)。街道沿いの「大津家」って家系ラーメンは結構美味しいけど。

 

地味にホームからの線路の角度のよさげな津久井浜。京急久里浜を越えて来るとめっきり乗客が減るので、ホームで撮るのも気を遣わなくていいので気が楽。通過列車に気を遣わなくていいのも子連れ鉄にはポイント高い。花月園前とか、快特通過時に子供から目離してファインダーなんか危なくて覗けません…真面目に通過時の風圧で子供が吹っ飛ばされる危険性があるので(笑)。「なるホ!」のホクレンラッピングでお馴染みの604Fがやって来た。結構長い事このラッピングで走ってますねえ。久里浜線は側面太白帯のいわゆる優等系車両が多くて撮りごたえがあります。


通り雨の過ぎた三浦海岸からは子供と歩いて小松ヶ池公園へ。三浦海岸の河津桜は先週まで、週中の春の嵐でトドメを刺されてすっかり花は落ちてしまいました。公園脇の道路のお立ち台もすっかり葉桜になった今では誰もおらず…それでも道を挟んだ丘側には種類の違う桜が咲いてたりして。弱く弱く戻って来た春の朧の夕日にほんのり染められて、トップナンバー2101編成が三崎口へのラストスパート。


そしてやっと逢えたねブルスカ2157編成。子供が橋の上から手を振れば、ファンファーンと二段のホーンで声援に応える。先週あたりから某お台場のテレビ局の「世界フィギュアスケート選手権2014」のラッピング車輛になってまして、1車両ごとに「フィギュアスターギャラリー」と称して浅田真央だったり羽生結弦だったりの写真展が車内を彩っております。既に通勤から何度か2157ブルスカに当たってるんだが、何の気なしに乗ったら朝から鈴木明子車輛で萎えた(笑)。


先週の天気で頑張ってここまで来れば良かったんだけど、これはこれで詮無き事でしょうか。
子供と歩く道端の菜の花が色付いて、強烈な花の香りを放っていました。

♪菜の花畑に 入日薄れ 見わたす山の端 霞ふかし
♪春風そよ吹く 空を見れば 夕月かかりて 匂い淡し

「おぼろ月夜」でも口ずさみたくなるような、長くなった陽射しに春を感じての三崎巡りです。
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ダイヤ改正の週末

2014年03月14日 23時00分00秒 | 京浜急行

(青空とスカーレット@文庫検車区)

鉄界隈はダイヤ改正にまつわる悲喜こもごもに埋め尽くされる今週末ですが、こちらも住居のダイヤ改正…まあ今の家が手狭になったんで転居する事になりまして、2月からは新しい家探しから始まって諸々の環境整備に邁進する週末。いきおいカメラを握る時間も少なくなるのですが、今日は午前中に家のガラクタを重さにして80kgくらい処理してから子供と金沢文庫へ。あけぼのも、E7系も、特に関係のないただの京急です(笑)。まーこうやって天気のいい春の日に線路際に立つってのも久し振りではあるな。カメラ、カビてねえか?w


別段京急に関しては今日も平常運行…毎日通勤で乗ってるしな。それでも子供には京急が見れたと言う事自体が嬉しいようなのでまあいいか。文庫以遠では普通車の主力800形、京急界隈では一番古くそしてまだまだ主要戦力なのでありますが、日々優等車に追われながら退避駅まで逃げ切るその鬼ロケット加速は縁の下の力持ち。快特があんなにビュンビュン走れるのもコイツのおかげなのです。快特/普通の10分ヘッドで金沢文庫から南太田まで逃げるのって結構大変だと思うのだけど。しかし何で600形と800形って「816-1」みたいなハイフン番号なんだろうね。そもそも6000形と8000形にしておけばよかったんじゃないのか(笑)。


今日は白帯2001Fは現れず…の2000形。8連はほぼAP急行専属車なので八景より先の本線で見る事はあまりない。横須賀方面では朝の上り特急とかで見るくらいか。京急には新町・文庫・久里浜と検車区があるけど、新町は1000形のグループ、文庫には800と2000グループ、久里浜には600と2100のグループが集まっているような気がする。あとはバラバラといる感じで、1500はどこにでもいるような。それにしても子供の京急識別能力が日増しに高まっているようで、この立ち位置から文庫駅入線時に「こんどは2000だよ」とか「つぎは800がた」とか言うのには驚かされる(笑)。


青空の下でおけいきゅんマーク付き2100のトップナンバー2101F。車内がオール換装されてドア上に液晶カラービジョンが入りました。たまに乗りますが、内装がツヤッツヤのピッカピカでいいです。最近は「水9リットル備蓄号」と言う謎のラッピング編成が走ってますね。職場の若いのと一緒に乗った時、ビーチク列車ビーチク列車と言っていたがそんなんで喜ぶなんて小学生以下だと思いました(笑)。子供から「ぶるーすかいとれいんは?」と聞かれてHPの運用状況を調べてみたんだけど、今日は運用ナシって事で残念ね。


大川と泥亀の街を結ぶ跨線橋の上から。検車区の上を通る跨線橋なので、入換の列車がちょこちょこ動き回るのも楽しい。奥では都営車も寝てたりして。なんだかんだと夕方の4時半くらいまで見てしまったのだが、久し振りに線路際に立って日が伸びたなあと言う事を実感。今年の冬は2回も大雪にヤラれて往生したけど、そろそろ桜の話なんかもし始めなきゃいけないですかね。桜の時期ってのはそれこそ会社を休んででもカメラを持ちたくなるものだけど、ちょうどその頃に生活が落ち着いていればいいけどなあ…(笑)。
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