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青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。写真はおおめ、文章はこいめ、コメントはすくなめ。

青空恋し

2015年01月24日 01時10分05秒 | 京浜急行

(青空の終着駅へ@三崎口~三浦海岸)

今日は暖かく晴れてお出かけ日和…なんて天気予報がほざくもんだから出掛けてみたら普通にどん曇りで風も寒く、ちょっと悲しい気分で家族サービスを行って来ました。なんか意外にも今年の冬は暖冬だそうで、雪の降る気配もない。降る年は成人の日前後に一発目が来るんだけどなあ。スタッドレスがいたずらにアスファルトで擦り減って行くのも悲しい。京急線の名撮影地である三崎口駅手前の仲田陸橋、ゆったりとした三浦半島の山並みと青空をバックに、2100型がゆったりと都会へ向かって行きます。
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ヨコスカだるま市

2015年01月18日 22時53分22秒 | 京浜急行

(海風の駅に夕日差して@堀ノ内駅)

土曜日は休日出勤。まあ休日出勤と言っても日中のちょっとした仕事をやっつけるだけだったんで昼過ぎには終わったんだけど、そのまま家に帰るにゃちょっと日が高い。なぜか一応確信犯的にカメラは持って来たので(笑)、京急の800型を撮りモノにする事にしました。正月が終わり節分までのこの時期と言えば、関東のお寺さんとかお不動さんで「ダルマ市」が開かれる所が多いじゃないですか。そして鉄道業界の「ダルマ」と言えば、京急の800型ですよね。ホームから東京湾がチラッと見える堀ノ内の駅で、いつものように快特の接続待ち。

 ダルマ?

赤い車体と幅広のワイドな前面窓がとってもダルマ的なこの車両。窓周りが白く縁取られているのが余計にダルマ感…こんなズバリなニックネームを頂戴するのも仕方がない(笑)。昭和53年デビューと京急では最古参のこの車両に、年末に大願成就の黒い眼が入れられるよう、今年一年の願いを込めての縁起物。


まずは浦賀の駅を出て行く800型を浦上台の俯瞰から。最近は朝晩を抜かせば800型はほぼ品川~浦賀の間の運用に固定されていますね。奥に見えるのが浦賀駅で、日中は10分に1本普通列車が折り返すだけの駅ですけど、れっきとした京急本線の終着駅。浦賀は三方を山に囲まれており、風の影響を受けにくいため、古くから歴史に名を残す良港として発展して来ました。


中央~県立大学の間の22号トンネル(平坂トンネル)へ。京急らしい石積み複線断面のトンネルから、検査上がって間もないのか下回りの塗装も新しい821編成が飛び出して来ました。塗装もパリッとしてかっちょいいですね。ちなみに、普通で品川から浦賀まで乗り通すとそこかしこで退避があるせいで2時間くらいかかります。元々快特などの優等運用ではなく普通車の体質改善を目的に開発された車両なので、デビューから主要業務は変わりありません。


同じポイントで先ほどの821編成の折り返しを。京急の普通は、看板列車である120km/hで走る快特の邪魔をせず、各駅で乗客を素早く拾いつつ退避駅まで逃げ込んで快特を先行させる能力が求められます。そのため、京急の現役車両では唯一の4ドア&オール電動車と言う仕様。都心部の短い駅間でも重い鋼体車両がフルノッチ&フルダッシュを繰りす様は豪快。そのモーター音はかなりの迫力で正直一般客には騒音以外の何物でもないのだが、おススメは京急田浦~安針塚間ですね。駅間距離が結構あるので800型の一番いいサウンドが楽しめますw

 

逸見駅にて。追浜~県立大学間は三浦半島の丘陵部がそのまま東京湾に落ち込む急峻な地形で、トンネルとトンネルに挟まれた駅が続きます。逸見駅は待避線を持つ2面4線の構造ですが、朝くらいしか通過待ちはやんないですね。ちなみにJRの横須賀駅は逸見駅から歩くのが一番近い。以前追浜でがけ崩れがあって京急が不通になっちゃった時、復旧するまで浦賀・三崎口~逸見折り返しってのをやってた記憶がある。


逸見駅俯瞰。逸見駅の構造は2面4線でもいわゆる「新幹線型」の駅で、中線2本は完全な通過線なのが特徴。完全に山肌にへばりつくように、段々畑かの如く住宅地が続く横須賀の街。この辺りのかなりの住宅が、家の前に車も通れないような急な階段の細道沿いに建っている。ちなみに横須賀市は全国でも有数の人口減少都市なのだが、正直ヘタな山村より急峻な地形に暮らしているこの地域が(逸見から田浦あたりね)「歳を取ったら住めない過酷な住環境」というのも一因としてあると思われ。結構住む人いなくて空き家になってしまった家、多いからねえ。

 

逸見から800型に乗って浦賀へ。今でこそ相応の車両数で運用に就いているものの、さすがにロールアウトからは35年を経過した鋼製車。ボチボチと初期ロットから久里浜工場の裏手でバラされているのを見てもいるので、そう長い事はないんだろうなって思います。車内に扇風機が付いていて、片開き扉の車両なんて基本スペック自体が貴重なもの。またこの椅子の藍色のモケットがとっても座りごこちがいいんだな。

   

浦賀駅にて。京急本線の終点でありながら、すっかり顧客の流動を久里浜線に奪われた落日の終着駅であります。朝しか特急も発着しないしね。かつては浦賀船渠(浦賀ドック)と観音崎の砲台を擁した首都防衛の拠点。近年までも造船大手の住友重機械工業が工場を構えていましたが、今は追浜に移ってしまったのよね。それでも古くからの首都防衛の拠点としての軍部との結びつきは強く、走水の防衛大学校の生徒がホームを歩くのも浦賀ならでは。


夕日を浴びる浦賀駅のホームを、優しい顔のダルマさんが出発して行く。ちなみに普通で品川まで乗り通しだとここから堀ノ内、金沢文庫、南太田、子安、京急鶴見、平和島で優等に追い越されます(笑)。個人的な意見ですが、普通乗ってる時の南太田の退避ってすげー長く感じる。小田急線で言うところの昔の東北沢的な…。

去ってゆく ダルマに願う 大願成就。
字余り。
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深け行く秋のヨコハマで

2014年10月19日 22時23分50秒 | 京浜急行

(橋のたもとにひっそりと@京浜急行神奈川駅)

あまりにもあっぱれとした秋晴れの土曜日。最近とんとカメラも触らず、身近な雑用に勤しんでいたアタクシではありますが、さすがにこれは出かけなきゃ勿体ない。さりとて遠くまで行くほどの色々な余裕もない中で、子供を連れてご近所ぐるっと一回り。秋のヨコハマ鉄道めぐりは横浜まで出て来て京急で一駅、神奈川駅からスタート。


神奈川駅から品川方向に5分くらい歩いた1コ目の踏切、先日この周辺に仕事で来た時に、なかなかいい雰囲気でカーブが抜けそうな踏切だな…という目星を付けていたんですが、ネットで調べると結構有名な京急の撮影地であるらしい(笑)。秋らしくススキが柔らかい日差しに映える踏切で、まあそんなもんかと子供にジュースのペットボトルを渡して構えてみます。

  
  

秋なのであえて手前のススキは省略せずフンワリ感を出してみました(笑)。600、800、2100、銀1000、2000、新1000系。とりあえずババババンと撮ってみましたが、ここってちょっと上り勾配のカーブになってるんでうねる感じがいいですよね。神奈川駅を過ぎたあたりから、いよいよ京急の優等は横目にJRを見ながらフルノッチに入る区間ですんで、スピード感も強調されるような感じがします。そしてバックに横浜高島屋のマークがバッチリ入るのがアクセントかなと。こだわる人は看板が邪魔に感じちゃうのかもしれないけど、いかにもな横浜の風景って感じで嫌いじゃない。

  

この踏切の隣にはJRの線路を渡って国道1号へ出る跨線橋があり、こっちはこっちでそれなりな撮影地。線路際のススキが昼の高い日差しにキラキラ。3複線をJRの通勤電車が追い掛けっこ。すっかり横浜線の車両もオールE233になってしまいましたが、黄緑とグリーンの二層型の色調は変わらず。

 

お昼前まで神奈川界隈で撮影を楽しんだ後は、跨線橋を渡って東横線の反町駅方面へ。現在は東白楽の先から地下に潜ってそのまま反町~横浜~元町・中華街方面へ抜けている東横線ですが、国道1号線の上にはかつて地上高架駅だった時代の反町駅のガードがそのまま残され、「東横フラワー緑道」として整備されています。駅近くの中華屋で簡単に親子でラーメンをすすった後、腹ごなしにちょっとお散歩。

  

反町地区から横浜駅西口方面への近道として生まれ変わった東横線の旧線。かつては反町の駅を出ると、東横線は高島山トンネルと言う短いトンネルをくぐり、トンネルを出ると左側からJRの線路が近づいて一番山側の2階にある横浜駅ホームに滑り込んでおりました。小さいトンネルを抜けてパアッと広がる横浜駅の景色がすごく印象的だった高島山トンネルも今や遊歩道。桜木町までの旧線が廃止され、みなとみらい線に付け変わったのが平成16年の事。つい最近の話かと思えばもう10年も前の話なんだなあ。

  

高島山トンネルを出ると国道15号の青木橋の交差点。青木橋の交差点は京急の神奈川駅がある場所ですから、こっからは京急に乗って川崎方面へ。何がしたいかと子供に聞いたら「貨物列車が見たい!」と言う事で八丁畷で南武支線に乗り換え。電車は30分に1本しか来ないけど、その電車を待ってる時間だけで確実にそれ以上の貨物列車が見られる貨物ファンにとってはたまらない駅です。この日も電車待ちの間に2本貨物をゲット出来ましたが、ロクヨンロクゴとどっちも国鉄型の機関車でちょっと得した気分。

  

南武支線で尻手に出て、ここからは相変わらずの205系天国である南武線にて北上。101系・103系時代に比べればアレかもしれんけど、205系もだいぶ小汚ねえ感じになって来ました(笑)。ま、川崎市民にとっては南武線ってのは常に小汚い電車であるもので間違っちゃいないんですが、武蔵小杉で下車したら対向ホームについに投入されたE233南武線バージョンが!こ、こんなの俺の知ってる南武線じゃない!!(笑)。

  

武蔵小杉からは東横線で横浜方面へ。途中で子供に「まだ見てくか?」と聞いたら眠そうにしながらも「東急も見ていきたい~」と言うので菊名で降りてみる。「東横線は東急の車両だけじゃなくていっぱい色んな電車来るから面白いぞ!」と言うと、「副都心線と相互乗り入れしてるからだよね!」と正しい回答が返って来た(笑)。相互乗り入れを語る4歳児、菊名の駅を出るおなじみのカーブで相互乗り入れを親子鑑賞。埼玉まで行かなくてもこんな電車が見れる時代は便利になったと言うべきかw

  

この菊名カーブでは下り電車を見ているので分かりませんが、上り電車の行き先が「各停・保谷」「特急・川越市」「各停・和光市」「急行・小手指」「特急・飯能」と言うのはとても違和感がある。遠くに見える菊名の折り返し線、あそこに停まってたのは最近までは日比谷線の03系で、ちょっと昔は3000系マッコウクジラの寝床だった記憶があるのだが。


「Shibuya Hikarie」号の特急飯能行きを後追いで。この菊名カーブ、順光となる時間が限られてるみたいで光線状態はあまり良くなかったですけど、めったに見に来ない東急線の電車は子供にとっても結構新鮮だったみたいです。あまりお金を掛けなくても、地元のお立ち台を回るだけでそこそこ楽しめたしね。帰りの電車ではぐっすり眠りこんでしまった子供を駅からおぶって帰る背中の重かったことと言ったら(笑)。

帰り道 眠るわが子の頬に差す 赤い夕陽に 深けて行く秋
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華麗なるスピードで

2014年10月05日 11時33分36秒 | 京浜急行

(爆速通過の向こう側@八丁畷駅)

さて、長々と書いた夏の福井遠征が終わってみればすっかり9月は終わって秋、そしてここもしばらくエネルギー切れよろしく放置プレイになっておりました。いや、9月に付いては特に何があったと言う訳ではないんでいいんですけど、なんか週末になると「今週一回も買い物行ってないの」とか「掃除機が壊れたから買いにいかないと」とか「最近実家に行ってないから行って挨拶しなきゃ」とか無下にヨメが拘束して来る月でもありました。連休もあったのにね。そうこうしているうちに稲刈りもヒガンバナも終了し、何となくカメラも握らなくなっていよいよヤバい感じになっています(笑)。

 

9月にカメラ握ったのっていつかなあと思い返してみたら、そーいや子供と京急を一回見に行ったな。親がやる気なくしてゲンナリしている中で、「さいきんけいきゅう見に行ってないじゃん!」とさすがに息子に流れる赤い血が騒ぎ出した模様。こっちは毎日長時間京急に乗っているのでもうお腹一杯なんですけど…せめていつもは乗らない区間で、と言う事で子安駅。京急の爆速感が一番楽しめるのって横浜~京急川崎間の普通車しか止まらない駅ですよね。横浜以南は線形悪くてそこまでスピード上がらないし。

 

子安駅のホームは狭く、それが一層通過列車の体感速度を上げておるように思える。ここ子安駅はいい感じでカーブしているため、まさに列車が赤い弾丸となって襲い掛かってくるかのような感じすら受けるのだが、子安駅は駅のベンチに座りながらこんな構図でパチパチと撮れるので比較的子連れでも安心して楽しめる駅なのかもしれません。都営車&1500型のエアポート急行、たまに6連のエア急って快特より混んでいる時があるので我慢ならんw


息子的には「黄色いの」が見たかったようなのだが、あの編成は都営線の向こうとか行っちゃうと下手すりゃ4時間くらい帰って来ないんでブルスカで我慢してもらいました。ちなみにもう一本のブルスカ(606編成)は今one worldの参加航空会社のデザインでラッピングされててかなりカッコいい。


八丁畷でロクヨン貨物などを愛でつつ、帰りは横浜駅西口ジョイナス地下「カレーハウスリオ」でダブルカツカレー。おそらく横浜市民(特に相鉄線民)でここのカレーの匂いを嗅いだこともないってのはモグリじゃねーかと言うスタンドカレーの名店。アタシは本格的な(例えばインド人のおっさんがやっているような)カレー屋ってのは行った事ありませんが、まー要するにココイチに代表されるような「サクッと入ってパッと食って出て来られるスタンドカレー」ってのは結構好きなんですね。あと京急沿線では戸部の「バーグ」と横須賀中央の「ベンガル」が好き。


息子と一緒にシェアして食べるカレーは甘口にしてもらいましたが、デフォルト中辛でそれなりに辛い店なので、甘口でもピリリとスパイシーなカレールー。そしてダブルカツカレーですからカツは2枚、このカツが薄っぺらくてカリカリっとしてて絶妙にカレーに合うのね。カツカレーに関してはスプーンで押さえつけるとコロモが分離してしまうくらいの薄いカツのほうが美味しいと思います。息子も鼻に汗をかきかき水を飲みながら食べていたが、美味しかったのかカツ1枚分食われてしまった。


帰りは息子のオーダー通り、鶴ヶ峰でそうにゃんトレイン@11000系を捕まえて帰ってきました。なんかゆるキャラグランプリとかにもエントリーしているらしいのだが、なんかデザインがやっつけっぽいよなあ。個人的に神奈川県内では厚木のあゆコロちゃんに一票を入れたいw

10月は一回くらい遠征して来ようかなあと思います。
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心の中は

2014年07月05日 23時12分25秒 | 京浜急行

(推し変上等!@京急長沢~津久井浜)

黄色いのが出て来てから、「ホームで待ってて来るとテンション上がる」部門にて盤石を誇って来たブルスカもすっかりお株を奪われてしまった感があります。サイドに夏草を映して長沢の森を駆け抜けるブルスカ、その色はあくまでクールを装っているような涼しげなブルーか、それとも憂鬱のブルーか。2157Fの心中やいかに。
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