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青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。写真はおおめ、文章はこいめ、コメントはすくなめ。

霜月/平木 師走/とうきょうスカイツリー

2021年12月30日 17時00分00秒 | カレンダー

(霜月・讃岐の古豪よ永遠に@高松琴平電気鉄道・平木~学園通り間)

11月。コロナの感染者数が各都道府県で指に数えられるくらいまで減少して、世の中が随分と落ち着いていたように感じる時期。まあ、ここでもついこないだまで話していた内容なのでちと重複感は否めませんが、ハローブリッジ号で一年半ぶりに渡った四国。コロナ禍で延ばし延ばしにされていたことでんレトロ車両のラストランは、全国のファンの願いが通じたのか見事なまでの秋晴れに恵まれ、大勢のファンがその別れを讃岐路に惜しんだのでありました。私は朝の長尾線の往復を撮影しただけで松山に行ってしまったのだけど、その後の夕方の琴平線運行もそれはそれは見事な光線に恵まれて素晴らしいラストランだったそうです。そうと聞けば、羽床あたりの甘食山と絡めて撮影したかったな・・・なんて後悔もしてしまうのですけど、伊予鉄も楽しかったからいっか。

(師走・光り輝く天空の塔@東武伊勢崎線・とうきょうスカイツリー~曳舟間)

そして2021年12月。四国に行ってからは特段これと言った遠征はしていなかったのですけど、近場ではチマチマと小商い的な撮影をしておりました。そもそも、12月は週末に大口の買い物やらクリスマスやら大掃除やら年賀状作りやら、何かと予定が積み込まれてしまって、カメラを持つ時間がなかなか取れませんわな。ちょっと久々に都内に出る用事があったので、そこにかこつけて浅草・スカイツリー方面の撮影を組み込んでみました。雲一つない冬の東京の空、太陽が沈めば空気も凛と冷えて、赤く染まった空が徐々に藍色に染まっていく天体ショー。この「冬らしくカラッと乾いた雲一つない空が、日没から宵闇に向かって徐々に色を変えていく様」ってのは、関東平野の冬の楽しみでもあります。長年に亘って東武鉄道のフラッグシップを担っていた100系スペーシア。つい先日、後継の特急車両の導入がプレスリリースされたばかりですが、滑るようにソラマチを出て行くその流線型のフォルムに、東武の伝統とトラディショナルを感じて。

 

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長月/中伏木 神無月/大平台

2021年12月29日 17時00分00秒 | カレンダー

(長月・秋風に、コスモス揺れて@万葉線・六渡寺~中伏木間)

9月の富山行。地鉄を中心にしながら、日中は高岡に足を伸ばして万葉線沿線を探訪したり。駅前から米島口までと、そこから先の区間の印象が結構変わって面白い路線でしたね。吉久の路地にある非常地帯の電停とか、秋風にコスモスが揺れる中伏木と六渡寺辺りのどこかいなたい工場地帯の風景とか・・・旧型の単車と最新型のトラムのマリアージュ。次は何が来るのかも面白く、実質沿線に居られた時間は2~3時間だけでしたけど、もう一度掘り下げてみたい路線でした。

(神無月・石造りの隧道を照らして@箱根登山鉄道・出山信号場~塔ノ沢間)

神無月。以前に増して週末の雨が多く、それに大したことのない野暮用が重なってあまり撮れ高が上がらず。ちょこっとヒマを見付けてカメラを出した箱根登山鉄道。2月の109号引退に伴い、三色団子からアイスミントを挟んだ赤青赤で組成されている箱根登山の旧型車。塔ノ沢の駅ホームから大ヶ嶽隧道を長玉で叩く定番アングル、ここは車両のツラが隧道内の蛍光灯で照らされるほんの一瞬にシャッターチャンスがあります。従前では2021年夏までに全廃が発表されていた車両ですが、台風による1年近い長期運休とコロナ禍により、その計画がどうなったかは定かではありません。いずれにしろ設備投資の話はコロナ前のことで、インバウンド需要など鼻息が荒かった時の計画なのでねえ。小田急グループとしても、現状鉄道事業の減収による事業再編の真っただ中、急回復の見込めない登山線の観光需要に対する投資を白紙撤回しても不思議ではありません。まあ、個人的には江ノ電の305-355編成みたいに、一本くらいイメージリーダーとしてこの形が残るのも悪くないと思うんよね。アレグラは高いらしいしさ(笑)。

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文月/佐野のわたし 葉月/鎌倉高校前

2021年12月28日 17時00分00秒 | カレンダー

(文月・上州高崎、佐野橋で。@上信電鉄 根小屋~佐野のわたし間)

例年通り暑い夏。7月の休日に、全くの思い付きで上州方面へ。訪問するのは久し振りでしたが、上信電鉄で夏の一日を過ごしました。いつの間にかJR107系のお古ばっかりになった車両のラインナップに驚いたり、古参の自社発注車6000系を追っ掛けたり、下仁田で「一番」のタンメンとギョーザに舌鼓を打ったり、大島鉱泉で静かに湯あみを楽しんだり・・・と思い付きの割には非常に楽しかったですね。朝に訪れた佐野橋。烏川にかかる木橋から新型車の7000系を。富岡製糸場の世界遺産認定に伴い、輸送力増強のために県の補助金にて投入された車両ですが、上信は細々とながらでも自社発注車の命脈が繋がれているのが嬉しい。

(葉月・夏は湘南@江ノ島電鉄・鎌倉高校前駅)

夏は完全にコロナの第5波の中、一番いい季節に緊急事態宣言が発令されては正直何も出来なかった記憶が強い。なかなか遠出も出来ない時期、去年は箱根登山鉄道に遊びに行く事が多かったのだけど、今年は江ノ電に無聊を慰めてもらうことが多かったです。疫病が蔓延している事なんて嘘のような夏の日射しに恵まれた8月のお盆明け、腰越から極楽寺あたりをブラブラしていました。検査明けの305をやったり、江ノ電もなかを買ったりしながら鎌倉高校前。連結面の運転台から見えた湘南の海と青空。

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皐月/善光寺下 水無月/栃屋

2021年12月27日 17時00分00秒 | カレンダー

(皐月・鯨をかつての姿に見立てて@長野電鉄・善光寺下駅)

今年のGWは、泊まりはナシで信州へ行って来ました。残り僅かになった長電3000系ことマッコウクジラを撮影。後輩である日比谷線の03系がやって来て、そろそろお役御免が近付いて来た雰囲気もあり、騒がしくなる前に捕鯨活動を。朝五時の須坂発湯田中行きから、山ノ内線内での機織り運用、そして昼過ぎに須坂へ入庫してしまうまでの半日を楽しみました。昼の入庫運用は折角なので地下区間の善光寺下駅で。かつての日比谷線時代を彷彿とさせる姿をモノクロームでやっつけました。

(水無月・棚田に瑞穂整然と。@富山地方鉄道・浦山~栃屋間)

6月は富山へ。栃屋駅前の棚田は、地鉄の中でも好きな風景で何度も訪れている。朝一番の宇奈月からの上り電車が、朝靄に煙る黒部の扇状地をゆっくりと。今年は2・6・9月と約3ヶ月間隔で富山に行った。四季折々に異なる富山の風景と、その季節を縫うように走る地鉄の電車たち。特に14760形は近年のライフワークにしようと思っている車両でもあります。また年明けくらいには行こうと思っているけど、雪景色の中で撮れるといいな。

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弥生/桜木 卯月/勝沼ぶどう郷

2021年12月26日 17時00分00秒 | カレンダー

(弥生・ある春の日に@天竜浜名湖鉄道・桜木駅)

ある春の日に、ふらりと訪れた天竜浜名湖鉄道。元々の国鉄二俣線を1986年に3セク転換してから、早くも35年の月日が流れた鉄道。今年は天竜二俣駅が「エヴァンゲリオン」の映画のモチーフになったなんてトピックスがありましたが、普段はそこまで耳目を集めるわけでもない、失礼ながら地味な路線かなと。それでも、私はこの沿線の風景や、歴史を感じる駅舎や設備なんかが結構好きで、折に触れて訪れております。掛川から三つ目の駅・桜木。国の登録有形文化財にも登録された、昭和初期の開業当時からの木造駅舎。芝桜咲く駅に、静岡らしい暖かな空気が流れていました。

(卯月・夕映えに桜舞う@中央東線・塩山~勝沼ぶどう郷)

春は桜。桜の時期はどこで撮ろうか、一日ごとに気もそぞろとなってしまう季節ですが、今年は桜前線の進みが異常に早かった。特に今までは4月になってからのはずだった甲信越が3月から咲き始めるという異常値を叩き出し、また暖かいものだから一気に咲いて一気に散るという撮り鉄泣かせの春。あっちもこっちも一気に咲いてしまって、どこへ行こうか迷ったのだけど、結局定番の勝沼の甚六桜に。朝は曇っていた甲府盆地、昼からは見事な晴れ間が広がり、夕方まで一日麗らかな春の日を楽しんだ。特急がE353系に統一されて少しバリエーションが少なくなった甲州路、アクセントを付けるのは竜王へのタンカートレイン。夕暮れに輝く甚六桜がハラハラと散る中を。

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