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青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。写真はおおめ、文章はこいめ、コメントはすくなめ。

皐月 加太/上総鶴舞

2022年12月18日 17時00分00秒 | カレンダー

(紀州の港町へ@南海加太線・加太駅)

5月。毎年恒例GWの遠征は、和歌山と泉州の私鉄巡り。南海加太線・和歌山港線、和歌山電鐵、そして水間鉄道と阪堺電車を回って来ました。1泊2日の午前と午後でそれぞれ各路線を回るという結構タイトなスケジュールだったので、ちょっと駆け足過ぎたきらいはあったかもしれませんな。和歌山に行くのなんていつ以来か忘れてしまいましたが、まずは南海加太線。大手私鉄の末端ローカル線の雰囲気と、かつては良港として栄えた加太の歴史ある街並みをぶらり散策。街歩きの観光客でにぎわう加太の駅、折り返しの「めでたいでんしゃ さかな」が、鯉のぼりで飾られた駅を出て行きます。

5月の後半は、風そよぐ小湊へ。小湊に行くのって、案外久し振り。別に小湊に興味がなくなった訳じゃないんだが、小湊って行くのはいいんだけど帰りのアクアラインの渋滞が死ぬほどイヤ(笑)。という訳で、この日も確か渋滞が始まる前に早めに撤収したんじゃなかったかな。長年キハ200の天下だった小湊鐡道、昨年からもキハ40が導入され、新しい風が吹き始めてはいるんですよね。会社の方も、割と新しく導入したキハ40ばかりフィーチャーしている感じはいたします。天邪鬼な私は、「東北色もタラコ色も男鹿線カラーもいいけど、小湊って言えばやっぱキハ200のこのカラーリングなんじゃないっすかねえ?」と鶴舞のカーブにある榎の木の下で思うのでありました。

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卯月 川根両国/勝沼ぶどう郷

2022年12月16日 17時00分00秒 | カレンダー

(DB、花冷え@大井川鐡道井川線・川根両国駅)

4月。4月は桜の季節。何年か前に訪れた大井川鐡道の桜、趣味人的にはSLと家山の桜並木なんてところが有名ですが、私は井川線の桜を愛でに静岡市から峠道を越え川根路へ。前の日の雨に打たれた桜、花持ちはどんだけのもんかと気を揉みましたが、花冷えの川根の空気の中で、充分な量の花を咲かせてくれていました。両国橋の吊橋を渡って訪れた両国検車区、何故かいつもはクラにしまってあるDBが外に。林鉄の名残りを今に伝える加藤製作所のチビロコが、静かに桜を眺めていました。

桜と言えば勝沼の甚六桜。これはもう毎年のライフワークに近いものになっているんですけど、今年も見事な咲きっぷりでしたね。引き上げ線の桜は何度も何度もモチーフにしているので今さら何を言う事もないのだけど、E353のパープルに桜の色は良く似合う。また来年の春も、満開の桜の下でここに立てると良いのですが。

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弥生 板倉東洋大前/東田坂上

2022年12月14日 17時00分00秒 | カレンダー

(日光路の名脇役、去る@東武日光線・柳生~板倉東洋大前間)

3月。1月に引き続き、3月改正で大半の編成が運用を外れてしまう東武6050系を見送りに、朝もはよから北関東へ。最後まで運用に入っていたのは6050系のタネ車でもあった6000系のリバイバル塗装。本当であれば、最後はコーラルオレンジとマルーンの標準塗装が良かったんだけど贅沢は言えまいか。日光鬼怒川、川治湯西川、そして南会津まで。1都4県3会社を股にかけて走り続けた6050系。平成東武の日光路において、エースであるスペーシアを支えた名バイプレーヤー。澄んだ青空と、枯れた灌木の生い茂るクリークという北関東らしい風景で見送りました。

春休み、子供と一日気まぐれで東海地方乗り鉄旅。JR東海の「休日乗り放題切符」を使って、中京圏まで行ってしまった。松田の駅からひたすら313系と211系を乗り継ぎ、豊橋からは名鉄で岡崎まで。岡崎城の天守閣に登ってから、帰りは名鉄特急で豊橋に戻り、ちょっと時間もありそうだったので豊橋市内線へ。多米街道、東田坂上電停。東西に走る多米街道の中でも、ここは特に夕陽のきれいな電停のイメージがある。石畳の軌道敷を夕陽を浴びながらゆっくりと路面電車が登って来るシーンがお気に入りです。

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如月 立山/秦野

2022年12月12日 17時00分00秒 | カレンダー

(雪の要塞@富山地方鉄道立山線・立山駅)

2月は、北陸の本気の冬を楽しみたくて地鉄へ。行ったのが2月の上旬なので、それなりに雪があるにはあったのだが、一月後半の豪雪のピークは過ぎていたようだ。それでも立山線沿線を奥に奥に向かって詰めて行くと相応の冬らしい景色が残っており、それこそ早朝や深夜は手を外に出すのも憚られるような凍て付く寒さがあった。立山から吹き下ろして来る刺すような風に吹かれながら、夜の立山駅で折り返す60形のワンショット。雪の要塞に囲まれたホームに、人影は全く見えず。

今年の小田急で一番の衝撃と言えば、3月に定期運行から撤退したVSEが挙げられましょうか。ロールアウトから15年かそこらでフラッグシップとも言えるロマンスカーが引退してしまうのは、正直コロナ禍で特急車が余剰となる中でハイスペック過ぎて保守管理が面倒な特殊な油圧装置付きの連接台車連接台車を持つVSEが狙い撃ちにされてしまったのかな、と思わなくもない。普段から目にする車両でもあったから、いきなり「定期運行はなくなります」と言われても素直に撮りに行くのもなんか気恥ずかしいような気もして、結局重い腰を上げたのが引退間際の2月の終わり。朝からスカっ晴れの権現山の展望台に登って、秦野盆地と大磯丘陵、そしてその向こうの箱根外輪山をバックに白き貴婦人の残された日々をシャッターに収めたのでありました。

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睦月/会津荒海・武川

2022年12月10日 15時00分00秒 | カレンダー

(雪中の交換風景、最後の冬@会津鉄道・会津荒海駅)

早くも今年も12月、って事はぼちぼち一年間の振り返りとして恒例の「来年のカレンダーを作りながら今年を振り返ってみよう」という企画の季節になったという事です。今年の趣味活動、どうだったかなあ・・・と考えてみると、結局ある程度この趣味も年数が経ってくると、自分の好きな所には行くけど、ご新規さんにお邪魔するというのがなかなか少なくなって来るもんだな、と。そうなると、被写体的にはルーティンワークを繰り返してしまっているような気がしてならんのです。あと、明らかに泊まりの遠征が減ってしまったのは反省かも。日帰りで行ける程度の場所しか行っておらんという事だもんな。という訳でスタートは一月、前年末に2023年春のダイヤ改正を持って運用を外れる事が発表された東武6050系を追って子供と雪の南会津へ。薄々気づいてはいたんで、小まめに撮り溜めておいて良かったとは思う。ただ、やはりこの車両が消えてしまってからは、日光鬼怒川方面へ足を向ける事も少なくなりましたねえ・・・

両パン時期の秩父詣でも私的ルーティンワークの一つ。今年のトピックスは、デキ105の茶色塗装化ですね。今はスカイブルーを標準色とする秩父のデキですが、スカイブルー以前の国鉄の旧型電機チックな茶色塗装を復刻。裾に巻かれたホワイトラインがキリっと全体のイメージを引き締めていますよね。何年か前に茶釜塗装はあったけど(デキ505だっけ?)、やはり100番台に塗られると風格が違うって感じでカッコいい。確かこの日は冬場の中でも一番撮影しやすい720Xのスジに入ってくれたんで、終日まったりとリバイバルカラーを愛でる事が出来たのでした。

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