ネットって、顔の見えない世界。
楽しく交流しててもある日突然いなくなるなんてザラ。
小説ポータルでも、全然更新してないなぁと心配していたら、別のポータルサイトで元気に書いておられるなんてことはざらだし、そうじゃなくても、それが処女作って若い作家さんなんかはスランプに押しつぶされて、書ききれない事も多い。
才能あったのになぁ……長年付き合ってた恋人と別れてしまって、ある意味私小説だったんだろうその作品を完結間近で閉じられた27歳のお嬢さんの事を掲示板で知ったときには、とても残念に思いました。彼女も書ききればきっとその思いも昇華されたと思うのですが。
そして、長く更新を止められている大好きな作家さんのこと。更新が止まる直前、人気作家故の攻撃を受けられていて、その直後のぷっつんだったものですから、執拗な攻撃に嫌気がさして書けなくなったのだと思ってたんです。
ひと月前くらいに、ふてくされたようなコメ返しだけを、ぽつりと書いたその方に、
「頭に来たって、エンドマークを打つのも作家の義務だよ!」
って、おばさんは老婆心なコメントをしたのですが……
先日、その方のお兄様から、大ファンの私になら判るという符牒で、弟がファンで私の作品のコピーをしたからとのコメントと共に、彼の消息が知らされました。大病をされていて、手術までされたとのこと。ひと月前のコメントは、先行きの見えない彼の精一杯の足掻きだったのかなと思ったら、涙が止まらなくなりました。彼の人となりはその作品で充分知っていたはずなのに、どうしてあんなきつい言い方しちゃったかなぁって、すごく反省。
だけど……彼が小説を書いていることは御家族には内緒で、私も彼を以前から知っているとは言えず、当たり障りのないことしか書けない自分に自己嫌悪。不特定多数に見える空間でのお友達づき合いの届かない想いに心が焦れました。
なので、彼のページに、私だと判る符牒でハンドルネームをつけ、「ブログの方にコメちょうだい」とだけ書きました。
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私も似たようなことがあって
数年コメントを残してきたブロガーさんが
突然亡くなってしまいました。
ネットだけのつきあいでも
本当にショックですよね。
たすくさんのは大丈夫。
きつい言い方だとは思わないし
たぶんその方も思ってなくて
嬉しかったと思いますよ。
それに、たすくさんの想いは
絶対に届いていると思います。
想いは伝わりますから。
コメントが来るといいですね。
私も同人誌好きなのですが、やっぱり同人誌で途中で、続きが発行されなくなってそのまま、という本がいくつもありますねー。漫画も小説も。
長編が好きなので、楽しみにしているのだけど、たぶん続きは読めないだろうなー、残念! という作品ありますよー。そういえば、田中芳樹のアルスラーン戦記、いつ完結するんだろう。彼は筆が遅いほうだと聞いたことがあるけど、早く書いてくれーっ!私はもうかれこれ、25年くらい待っているぞっ。
ちなみに、自分の描いたものは大丈夫です。なぜなら、私は読みきり作品しか書かない(書けない?)主義なんです。長編だの続きものだの、元から書く頭がありません(^_^;)。
その方の事の記事も拝見した覚えがあります。私も切なくて、そんな時にはあぐりんに最期の事を記事にしてくれと言うと書き込みしたと記憶しています。
その方との交流は私の方から。私が大ファンだとコメを寄せたのがきっかけ。でも、彼も以前から私を知ってると言ってくださったので、こちらがびっくり。それから何度かコメのやり取りをしてたんです。
ただ、その記事が書かれていたのは、あの戦隊モノの……と言う事は、アレの続編だったんです。その方の性格を考えると、アレを読んでない訳がない。
たまたま、連載中に入院したってだけなのかもしれないんですけど、わざわざコピーを頼んでまで続きを読んでくださったことがありがたくて、もったいなくて、切なくて……
ポータルだけでなく、ベテルで書いても両方の知り合いが見てるみたいなんで、ここに書きました。
ここまで見に来てくださってる人いるかな……でも、一人で悶々とするのは辛すぎて、つい書いちゃいました。
そうそう、みんなスランプと隣り合わせ、しかもそれが本業ではないのだから、いつ書けなくなるような事態になるかもしれないし。
それでも、仕事に家事にとマルチにこなしている主婦の人たちの方が、完結率は高いですね。効率よくこなすコツ、手の抜きどころを知ってるからでしょうか。
私の場合、それは「ガラスの仮面」ですね。いつになったら終わるねん、とツッコミしきりです。
「グインサーガ」も未完のまま、息子さんが終止符を打たれると聞きました。私の物語の展開が早いのは、書ききれるかと常に思っちゃうのかもしれないと、聞いた時そんなことを考えました。
逆に私は、時が解決するという話が多いので、短くは書けません。短くまとめるセンスないです。