フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

パンプが釣れた

2009-12-21 10:24:54 | Weblog
昨夜、晩御飯をパンプにたべさせに病院へ行ってた。病院の大広間での全員の食事は大変。ボケもいるしややボケもいるしみんな基本的には好き勝手してるんだけどまぁ、にぎやかなこと。「こらこらどこ行くの」と看護士さんが叫ぶ。「私は帰る」と言いながら帰らないおばさん。「ぜりーあけて」とか叫ぶおばぁ。その中でパンプは黙々とひとり食べる。今日も完食。絶好調。日曜日のせいかスタッフが少ないらしくてんてこまい。はじめて、食後の歯磨きに挑戦しました。まずは、医療用の手袋をして、指を口の中に突っ込んで入れ歯を取り出す。入れ歯を歯ブラシで
丁寧に洗ってそれから、煙突掃除でもつかいそうな丸い球形のブラシ。ちょっと柄が長いヤツでパンプの口の中でぐちゅぐちゅ。ぺーができないから仕方ないか。丸いブラシで煙突掃除みたいにしてるとパンプがブラシに噛み付いた。やめろといってブラシの柄を引っ張るとパンプがついてくる。おっと、パンプを釣り上げた。
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柚子パイ

2009-12-20 19:55:07 | Weblog

無農薬の柚子を貰ったので柚子の薄焼きパイを作った。写真が無いのが残念だけどあっという間に食べてしまったから仕方がない。有名な喜八さんのレシピで「北川村の柚子を使った薄焼きパイ」というのが新聞に出てたから早速作ってみた。市販の発酵バターを使ったパイシートを使ったんだけどこれがけっこう優れもの。1枚目はレシピどおりにやったらパイがあまり膨れなかった。パイ層にはなってたけどちょっとイメージと違っていたので2枚目は、はじめに5分パイ生地を焼いてから作ってみた。そしたら、パイが膨れて大成功。これは、簡単で美味いし、いい名と思って、また余分にパイシートを買ってきた。練りこみと言うか、折込式でなければ、パイシートは意外と簡単に作れるとバジルが言ってたけど当分は、このぱいしーとでいいか。クリスマスには、クランベリーのパイを作ってみよう。

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いじめ

2009-12-19 19:00:17 | Weblog
ウルーとフィガロは、最初は、フィガロが能天気に遠慮なく気ままに振舞っていてウルーは黙認だったけどだんだんとウルーのテリトリーに入るようになってくるやウルーの堪忍袋の緒が切れた。猫パンチ、ボディアタック、プレスと攻撃はエスカレートはじめはかるくいなしていたがフィガロも心底恐怖を感じたらしい。今度は、フィガロが、無抵抗なのをいいことに今度は、ウルーがやりたい放題。ついにフィガロが出て行った。次の日は、帰ってきたけど。これを見て感じたんだけど人間のいじめもこれに近いのかな。いじめる方は、過剰に反応し、いじめられる方は、無抵抗で保護しても保護しきれない。こっちが、住み分けさせたりウルーに止めなさいといってもなんら解決できないしフィガロに俺がいるから大丈夫だよと言ってもなんら効果が無かった。猫の場合は、オスに独立を促す独特の儀式があるのかもしれないから人様と一緒にしてはいけないのかもしれないけど、これをみて、いじめられたら、思いっきり抵抗することだ。ということがわかった。だいたいが無抵抗かそれに近いから相手がエスカレートするのだと。それと、他人は、役に立たない。自分で如何に解決していくかを考える。プラス味方をつける。人間の場合は、こんなに簡単なものじゃないかもしれないけど。オランジュには、ウルーはかかっていかないし、宿敵ノワールには、隠れてるからね。でも、感心なのは動物は、とことん追い詰めないということがわかった。いじめてる人は、動物以下なんだね。
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寒くなった

2009-12-18 19:14:55 | Weblog
きっぱりと冬が来たと言ったのは朔太郎だったっけ。やっぱり寒くないと冬らしくないからそれでいいのだけど、やはり寒い。あわてて冬用のコートとセーターをだした。寒さには強かったけどよる年波に寒さを感じてしまうこの頃です。ウルーが前にちょこんと座っている小さな電気ストーブの傍で新聞を広げると伊豆沖の地震。片山右京の遭難。ジェニハージョーンズ死亡。伊豆の地震は、あまり被害が出たと聞かないし、片山右京は一人自力で降りてきたが後の二人はまだ行くへ不明。生存の安否が分からない。山の仲間だから右京さんの心中お察し申し上げる。ジェニファージョーンズ、リアルタイムではないけれど懐かしい。Love is a many splendor thing~「慕情」の女の人だよね。生きているとは思わなかったから驚き。享年90歳だって。グレコリーペックとの「白昼の決闘」もそうだったね。これは、西部劇だからDVDを持っている。どんな年の取り方をしているか見たかったな。突然懐かしい名前がでてきたから昔のハリウッド映画を見たくなった。それにしても寒いな。そろそろ暖房入れようかな。
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日本人の姿

2009-12-17 19:31:14 | Weblog
日本人の姿って何だろう。僕らが昔からそうだったと信じてきたことは本当は明治政府によって作られたものが多いのだそうだ。御用学者によって黒も白と言いくるめられてきたこともあるから歴史って本当に当てにならないね。安土桃山の頃に日本に来た宣教師ルイスフロイスや他が書いて本国に送った物を見れば、当時の日本では、男が料理を作って女に食わしてた。女は酒飲んで自由に振舞ってたと書いてあるらしい。「男子厨房に入るべからず」なんていうのは、武士道で言われた言葉かと思っていたら、これも明治政府が広めた言葉らしい。明治って世は、下級武士が作った政府だから高級志向への憧れが強かった性格があったからあの野蛮な西洋の本質を見抜けず西洋化に突き進んで日本人は今に至っているんだ。ちょっとここらでしっかりしようよ。江戸は世界で一番進んだ町だったんだから。そのときの日本人は、明治のように兵士ではなかったから、もっとおおらかで品があってりんとしていたらしい。考えても見てよ、もし、明治と言う世の中を高級武士の改革で成し遂げていたとしたら西洋なんぞ「よきにはからへ」くらいで全然違った世界が開かれていたと思う。今、草食系といわれてこのタイプが日本から世界へ出て行こうとしているがこれなんぞ先祖がえりしたのに過ぎないと思っている。母系社会が基本で日本人はそのDNAを受け継いでいるから結構長い間男女平等の感覚があったんじゃないかな。調べて見ないとわからないけど。春日の局あたりまでかな。頭を真っ白にして考えなければならないのに今まで習った既成観念が灰色にする。だから、新しい発見なんてできないように明治政府に叩き込まれているんだろうか。僕らが生きた時代といってもほんの僅かだからその時代の社会に染まって生きるしかないんだけどせめて本来の日本人の姿を思い浮かべて還流していきたい。
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竜馬紀行

2009-12-16 20:42:52 | Weblog
僕の姪のショータンは、どういうわけか忘れたけどギターデュオ「いちむじん」のローカルボランチマネージャー。それで情報が早く入ってくるんだけど来年のNHK大河ドラマ「龍馬伝」のエンディング曲「龍馬紀行」の曲をやるとのこと。「みんなぁ見るがぜよ」と言って毎日が忘年会の多忙な日々を過ごしています。それに、ほとんど曇り空に近かったのにふたご座流星群を4個も見てまったくついてる子だ。若いうちにそんだけウンを使っては駄目だといってあるのにどこ吹く風だ。華やかな明るさって人を惹きつけるから止めても無駄か。何かに夢中になれるってうらやましいね。今朝起きた時、左手が痺れて動かなかった。これで2回目。何かと老いを感じる身にとってはメイは、眩し過ぎるのか。と、年寄りみたいにパンプの車椅子に座っていたら看護士さんが「お正月は、少しだけお家に帰れますよ」だって。元気な女がここにも居た。よかたけど、猫が2匹になってるのわかるかな。フィガロに踏まれないように言わなくっちゃ。ウルーは覚えているだろう・・・とおもうけど・・・。
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ルバーブのケーキ

2009-12-15 20:49:32 | Weblog

ルバーブのケーキを食べたのは今年の春だったかな。赤毛のアンの定番、ルバーブのパイだったかな。蕗のような植物で茎がとても甘いとだけは聞いていた。PEIのような寒いところの短い春にできるものかと思っていたらなんとなんと地元の山間で作っているんだって。知らなかった。これも笛のもつ縁かもしれないけどあの笛のコンサートの会場で出店を開いていたのが春にルバーブのケーキを買った店だった。そこでこのルバーブの話を聞いたんだ。双子の姉妹が店を持たずにイベントとかマーケットに来て売ってたんだけどついに来年ここから車で30分東へ走ったところに店を開くらしい。素朴だけどここのパンも美味い。何はともあれ、ルバーブのケーキやパイが食べられたり作れたりするのがいいね。思わぬところで思わぬことに出会うワンダーランドだねここは。

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85歳で3割の人がボケるんだって

2009-12-14 20:53:04 | Weblog
アルツハイマーとボケはちょっと違うらしいんだけど人間は、85歳くらいになると3割の人がボケるらしい。それから年を重ねるとその割合は増えると聞いた。そうなんだ。へぇーと思った。回りにボケてる人がいないと絶対分からない感覚だけどボケの町内にいるからよくわかる。パンプがボケたのが88歳の5月だったからこの平均から行くとあながちボケのDNAでもないらしい。これからは、自分の生活習慣の見直しと注意でボケない生活を組み立てなければなりませんね。でも、不思議なことにパンプがボケてからの方が世話はかかるけどよく話すようになった。皮肉なもんだね。昔は、居るのが当然で何の気にすることがなかったのに、いまは、その存在がいとおしく思える。人間って勝手なもんだね。ボケてない時にもっと話し相手になってあげたらよかったと思うことはあるけど今が楽しいからそれはそれでいいのかなと能天気に思っている。この性格はパンプ譲りだからパンプもおこらないだろう。
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笛の音に体が透き通った

2009-12-13 19:17:29 | Weblog
昨夜の篠笛に心も体も洗われたみたい。ナンだか、年取ってくすんでいた顔がなんだか透き通ったみたいに見える。これが、リラックスというのだろうか。聞いてる最中から体の中に笛の音が入っていくのを感じていたから。あの音が脳波にあったのかな。とても不思議な体験。今日も顔すっきり。「若い娘にまたさわがれるな。困ったな」なんて鏡に向かってゴチている。お前は、フレッドアステアか。でも、元気って大事だね。知らない間に腹いっぱい食べて寝ての繰り返しで脳が年より老けていたようだ。顔がすっきりしたらやる気もりもり!膝も肘も痛くねえ。ナンだろうこの感覚。笛の効果だとしたら篠笛買って吹いてみようかしら。
「ふるさと」三木露風

ふるさとの小野の木立に笛の音のうるむ月夜や
 少女子(おとめご)は、あつき心にそをば聞き涙ながしき     
     十年(ととせ)経ぬ同じ心に君泣くや母となりても

笛の音というと必ず思い出す詩。いつ読んでもいいな。中学の時の美人の同窓生を思い出すな。あの人もきっと清廉な人生を歩んでいるんだろうと思うと懐かしさとともにあの頃の憧れがよみがえってきて胸を熱くする。
「彼の時に言いそびれたる大切の言葉はいまもこの胸にのこれり」
 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 苦笑するしかないのですが・・・・
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篠笛コンサート

2009-12-12 21:07:07 | Weblog
竜馬出会い博のイベントの一環だろうか。


竜馬夢燈篭というのが開かれていて今年もお城がろうそくの灯りで彩られ幻想的な雰囲気の中で今日は、篠笛のコンサートが開かれていた。



オーガニックマーケットに出してるような出店も出ていてたのしそう。篠笛って小さな竹笛のことだけど日本の楽器って負けてないこんだけ音が通るなんて知らなかった。ユニットの名前は、いのうえまみとすぎもとさんだったかな。万葉集を基に作ったオリジナルの曲から童謡、日本の叙情歌、浜辺の歌、浜千鳥、荒城の月、惜別の歌、ゴンドラの歌とか心に沁みる音色。「日本人にうまれてよかった」と思った。高知は貧乏県だけどこんなコンサートをただで聞かせてくれるなんてなんと心豊かなんだろう。「土佐人にうまれてよかった」と思いながら聞いていた。


後でお城の方に上がると今年は坂本家の家紋 桔梗紋がろうそくの灯りで作られていた。山之内家の城の入り口で堂々とと思うと歴史のいたづらと思えてならない。城への上り口には、ヴィトンのバッグを日本人で初めて買ったと言われる板垣退助の像がある。まさに多士済々、そう言えば、ゴンドラの歌も吉井勇の作詞であったね。
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