フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

なんじゃこりゃ

2009-12-10 18:33:50 | Weblog
今日の地元の新聞の夕刊。第一面見出しトップの半分以上の紙面は、ある、居酒屋の閉店のニュースだった。このあいだも、はりまや橋近くの西部デパートの跡地の買収に県と市が失敗してパチンコ屋が出来るとの記事で「ないよりましか」なんてふざけた論調を載せた新聞だが、インフルエンザもオバマも鳩ちゃんも金ちゃんも中国もとんで「土佐の文化酒場、閉店。55年の歴史に幕」だなんて写真2点も入って力を込めて書いている。写真に写ってるのは僕の同級生じゃないかな。あそこの常連で飲酒運転で以前捕まった奴じゃないかな。まるで、やらせの絵だね。談論風発ってかいてあるけど高知の酒場は、どこへいっても談論風発だからここだけが特別でない。まるエコ贔屓。新聞社の社員がよく行ったというだけじゃないのか。これじゃ、土佐は、酒とパチンコと喧嘩の町の印象を与えすぎてしまうよ。酒を飲まない土佐人もいるんだから、あんまり浮かれすぎて紙面を私物化しないほうがいいとおもうけどな。もう、この新聞取るのやめようかな。でも、この常識を逸脱したところが高知の面白いところで、「またあの新聞が、ナンチャジャナイコト書いて間っ子と、他に記事はなかったがかえ」くらいで意に介していない。はじめから期待してないから、町内広報のような新聞であってマスコミでないと思ってるからそうなんだろう。新聞代は、中央紙より高いんだけど。だから、逆に言えば、マスコミに毒されていないから日本が滅んでもここだけは漂流しながら生きていけるんじゃないかな。そんな精神性のタフさを感じる。酒場から文化が生まれるなんて酔うたんぼの戯言だから実しやかに書くんじゃないよ。明日になったらみんな忘れているんだから。
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