お葬式

昨日はバジルんちのお葬式でした。神式でお線香の匂いがないのが物足りない。榊ひとつで済むというのはありがたいが。仏式よりも厳かかな。どっちみち何を聴いても分かりはしませんが。家族葬というのはいいものですね。どこやらの知らない人が沢山来てごった返す従来の葬式よりよっぽど心がこもってます。最後のお別れでお棺に花を入れるのは仏式とかわりません。これは葬儀屋の流儀なんでしょうかね。バジルんちの半ボケの母親がヨタヨタとお棺に近づき突然正気になったのかどうか遺体の顔の横に花を置いて「お別れやね」と言ったときには涙を誘われました。それからしばらく正気だったのでしょうかね。喪主のような顔をして堂々と霊柩車に乗り込んだ時は二度びっくり。喪主はバジルだからバジルが霊柩車に乗って母親はボケてるからと他の人の車に乗せる予定だったのにね。そのあと、ボケたかどうか知りませんがどうだったのでしょう。なかなかお葬式にはドラマがあります。わたくしは一応の手落ちがないようにと受付を仰せつかいまして水も漏らさぬ手配りで淡々とその職務を全うしておりました。誰にも知らせてないと言ってましたが情報は必ず洩れるもんですね。受付にくる客が数名おりました。