関税

2011-09-09 | 海外出張
普通に生活していると全く実感することはない関税ですが、海外と取引をしていると、輸入する際にも、そして相手国がどれだけ日本の商品に関税をかけているかも、非常に気になるものです。

海外では結構高めの関税が設定されています。ものの本によれば、途上国になればなるほど、輸入関税が税収に占める割合が高くなる傾向があるとのこと。我々が魚の商売をしている国でも20%以上の関税をかけているケースも良く聞きます。

さてお隣韓国。水産物は物価統制品だそうで、関税によるコントロールの他、政府が強制的に買い上げ、それを安く市場に卸したりしながら、物価のコントロールを行ってるそうです。
魚の基本税率は10%、それに、魚種によって、+10%~の割増税率が設定されているそうです。
また、相場が急騰しそうなときには、関税免除措置や、急遽政府が問屋を補填し、安く販売させたり、ということが頻繁に起こるそうです。
関税を正規に支払い販売しようとしていたら、突然免除措置の貨物が入りだす。。なんてことが起こるそうです。業者にとってはたまったもんじゃありません。

韓国のトレーダーにそりゃ不公平だよね、と話したところ、当たり外れはどの会社にも起こりえるから仕方ない、日本の「実績に応じた輸入枠制度」のほうがよっぽど不公平じゃないか、とのこと。。なるほど、そうかもしれません。。