釜山市場

2011-09-05 | 海外出張
韓国でサバの水揚げが始まっています。まき網の貨物、今朝も1000t以上水揚げされました。
一言で1000tといっても実感が沸きませんが、現場にでると、その混乱ぶりが伝わってきます。セリの順番やセリ場のどこに下ろされるかによっても価格が大きく変わってくるようです。
今日も市場埠頭の突端あたりに並んだ魚は、トラックが出入りできない(=人と車が大量に市場に入っており、突端でセリ落とした魚を積み出そうにも動けない)という事情から、安く取引されていました。



水揚げされたサバは、このようにおばちゃんたちに「目」で選別され、木箱に入れられ、市場に並びます。
サイズにばらつきがあるのはどうしようもないですね。しかも今日のように魚の多いときには、不慣れな人、さらには仕事をとっとと終わらせたいので、仕事も雑になります。

現在、漁場は済洲島の西側。 600g以上は1割以下。あとは150-250gぐらいの魚がほとんど、といった感じです。いわゆる日本で好まれる加工用サイズ=中間サイズがほとんどありません

大型は大体キロ500円以上でセリ落とされ、直ぐスチロール箱に詰められ韓国市場に積み出されていきます。



小型はインドネシアなどの東南アジア向けの食用・缶詰原料・さらには、養殖魚の餌とされるようです。