本当に早いもんで、またFOODEXの時期となりました。
中国問題でそれどころではないといった感じの業界ですが、この展覧会のために、世界中から?食品関係者が集まってきます。
今年は、日本のドメス生産者の頑張りが目をひくこととなるのでしょうか?
今日、すでにメッセ周辺は、FOODEXの横断幕やら案内図やらが掲げてありました。
開催は11日(火曜)~14日(金曜)まで。入場券もなかなか手に入らなくなりました。
お台場で開催される、夏の展示会とは大違いです。。笑
中国からの貨物が相変わらず滞っています。都内の営業冷蔵庫の担当者と話しをしましたが、全く貨物が入ってこない・・・と嘆いておりました。
通関業者さんに聞いても、普段の何十分の一の搬入量(一応入ってはきてるらしい)だそうです。 輸入業者は売るものが無くなり、船会社は船が出せず、乙仲さんや冷蔵庫は仕事が激減している様子。。皆、好き好んでやっているわけではありません。
そんな状態にも関わらず、「商品切らしたら売価保障だ」という話しがそこかしこから聞こえてきます。。
「売価保障」すなわち、欠品したら、売り上げ金額を弁償させる、というものです。
こんな状態になってまでまだそんな話しがまかり通っているなんて、なんと悲しい業界なのか・・・?
イエローハットの相談役、鍵山秀三郎氏の最近の執筆から・・
「今の日本人は、賞味期限にとても敏感になりました。・・・しかし、賞味期限に過剰ともいえる反応をすることによって、まだ十分に食べられるものまで廃棄するという、多大な無駄が生じ、国家的な大損失を招いています。・・・食物に限らずあらゆる商品は、つくってくださる方の工夫と努力は大変なものであり、生産者の手を離れてからも、多くの人々の手を経て私たちの手に届きます。その間に関わる人たちすべてが、自らの骨身を削るようにして与えられた使命を果たしています。・・・賞味期限という「黄門様の印籠」の下に、膨大な無駄が生じ、その分が次の商品の価格に転嫁される不利にも通じています・・・」