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FOODEX JAPAN が開催されます

2008-03-10 | 国内業務

本当に早いもんで、またFOODEXの時期となりました。
中国問題でそれどころではないといった感じの業界ですが、この展覧会のために、世界中から?食品関係者が集まってきます。
今年は、日本のドメス生産者の頑張りが目をひくこととなるのでしょうか?
今日、すでにメッセ周辺は、FOODEXの横断幕やら案内図やらが掲げてありました。
開催は11日(火曜)~14日(金曜)まで。入場券もなかなか手に入らなくなりました。
お台場で開催される、夏の展示会とは大違いです。。笑

中国からの貨物が相変わらず滞っています。都内の営業冷蔵庫の担当者と話しをしましたが、全く貨物が入ってこない・・・と嘆いておりました。
通関業者さんに聞いても、普段の何十分の一の搬入量(一応入ってはきてるらしい)だそうです。 輸入業者は売るものが無くなり、船会社は船が出せず、乙仲さんや冷蔵庫は仕事が激減している様子。。皆、好き好んでやっているわけではありません。

そんな状態にも関わらず、「商品切らしたら売価保障だ」という話しがそこかしこから聞こえてきます。。
「売価保障」すなわち、欠品したら、売り上げ金額を弁償させる、というものです。
こんな状態になってまでまだそんな話しがまかり通っているなんて、なんと悲しい業界なのか・・・? 

イエローハットの相談役、鍵山秀三郎氏の最近の執筆から・・
「今の日本人は、賞味期限にとても敏感になりました。・・・しかし、賞味期限に過剰ともいえる反応をすることによって、まだ十分に食べられるものまで廃棄するという、多大な無駄が生じ、国家的な大損失を招いています。・・・食物に限らずあらゆる商品は、つくってくださる方の工夫と努力は大変なものであり、生産者の手を離れてからも、多くの人々の手を経て私たちの手に届きます。その間に関わる人たちすべてが、自らの骨身を削るようにして与えられた使命を果たしています。・・・賞味期限という「黄門様の印籠」の下に、膨大な無駄が生じ、その分が次の商品の価格に転嫁される不利にも通じています・・・」

 

 


 


在庫整理??

2008-03-06 | 国内業務
帰国した途端、2月の月次決算やら来年度の予算やらと、なにやら商売から離れたことに追いまくられる日々が続いております。
今日も朝から、4月から施行される「内部統制制度化」に対しての打合せを、会計士さまと行っています。朝からびっちりやっていましたが、まだ2-3割しか終っていません。今日は終日時間とられそうです。。

中国から食品の積み出しができなくなったおかげで、国内の在庫がドンドン減っています。今までまったく売れなかった、いわゆる「不良性在庫」が、あっという間に売れていきます。
食の安全騒ぎがきっかけで中国からの輸出がストップしました。
今、その騒ぎ前に中国で生産、搬入された、「不良性在庫」がどんどん市場に吸い込まれていきます。。。

末端販売の会社の中には業態によっては、「中国産問題」に意識的に触れてこないところもあります。中国産を使わないと、全く仕事にならないぐらいに仕入品に占める中国製品の比率が高かったわけです。

今朝のNHKニュースで、業界へのアンケートを流していました。
各社の対応として、一番比率が多かったのが「検査・管理の強化」。
ついで、「ベトナム・タイなどへのシフト」でした。
手放しで喜んでよいのかわかりませんが、問い合わせは非常に増えています。。


検査依頼

2008-02-24 | 国内業務
検査依頼ラッシュです。

民間の検査機関を色々と探して見ると、ずいぶん安値で検査してくれるところもあります。(とはいえ、数マン円ですが。。)
どこに電話しても、「込み合ってますので、10日~二週間は最低でも欲しい」との返答です。
各社、山のようにサンプルを持ち込んでいますから、なかなか順番も回ってこないでしょう。。
一連の問題の直後に出した検査の結果が出るのが、今週末~来週にかけて。
色んな発表が始まりそうで、なんとなく嫌な予感がしますが・・

さて、明日から本当に久しぶりの海外出張です。
この二ヶ月間、経費削減のため、また、予算関連業務のため、大人しくしておりました。
出張先の工場では、会社から依頼が出ている調査事項のチェックもしなければなりません。営業職の私は化学系の用語アレルギーなんで、この手の問題にはしり込みしてしまいますが、そんなことは言ってられませんね。。。

検査結果・・・

2008-02-20 | 国内業務
世の中、中国からの輸入食品問題で大騒ぎですが、食品取り扱い各社も対応に大騒ぎのようです。

冷静に考えれば、今騒がれているのは、食品に対する残留農薬問題。。。
今回の騒ぎの発端は、餃子であり、中身には「野菜」が使われています。
いわゆる、残留農薬・・の疑いからスタートしました。

ところが、サバの一件は、普通に考えれば、「農薬」とは全く結びつかないもの。それが、農薬の中でも「殺虫剤」の成分ということになると、これは農産物だけの問題ではなく、すべての食品(畜産物も含め)の問題になってきますね。
虫の混入を防ぐつもりで配置や使用したものが、目に見えないもんを飛ばし続けていたなんて、洒落になりません。
元五流商社マンさんのコメントにもありましたが、いわゆる「ハエとり紙」のようなものからの「飛散」となると、日本の工場も含め、すべて点検の必要あります。
それ以前に、「今の基準値は果たして適切なものか?」という話しにもなってきます。(国産品の流通基準ってあるんでしょうかね??)

今まで、農産物以外に「農薬検査」をしている会社などほとんど無いと思います。今回の一件で、各社手持ちの在庫について、急ぎ「検査」を行っています。
検査機関は相当混みあっており、検査結果が出るまで、10日以上かかるといわれています。

検査結果が出だすのが来週後半。結果で何か「検出」されてしまったらどうするのか?? まるで「がん検診」の結果を待つような気分です。。

今朝はこの話題ですね。。サバから殺虫剤検出

2008-02-19 | 国内業務
中国から輸入のサバから殺虫剤 「ジクロルボス」を検出(共同通信) - goo ニュース

今回はやっかいです。
餃子の件では、基準値を異常にオーバーした農薬が検出されました。一般的に考えれば、「誤って」ではなく、「意図的に」と推測されます。
ところが今回の件は、非常に「微妙」な混入です。
意図的なものならもっと検出されるはず。なにかの原因で間違って入ってしまったのか、或いは、使っている薬剤に元々混じっていた(表示されていない)のか??
後者の場合、特に手に負えなくなります。

商品に対する検査依頼もどんどん入ってきています。
※ 農産物に混入している可能性のある383種の薬品の検査を依頼すると、30万円強
※ 水畜産物の場合、307種類で42万円
かかるそうです。(某公的機関)

すでに朝から何件もの問い合わせがきています。
大手スーパーさんからは、全種類の農薬検査をロットごとに必ずやれ、という指令が出はじめたそうです。

今度の騒ぎは、当三流商社にも相当大きな影響がありそうです。。


報復行為

2008-02-07 | 国内業務
産地偽装やら賞味期限やら、最近の「食」に関する問題は、「タレこみ情報」、すなわち、匿名の投書やら密告やらに拠るものが大半だと聞いています。いわゆる「内部告発」ですね。
それが、社会正義に基づいたものならともかく、労働環境やら処遇やら上司などへの腹癒せとして行われているケースがほとんど。

本当に「仮説」ですが、今回の中国餃子も同じような「動機」だったとすれば、日本も中国も似たようなもの、といえないこともないでしょうか。。少々荒っぽいこじつけですが。。

飽きましたね。。

2008-02-06 | 国内業務
餃子の話題には飽きてきました。。

三流商社は予算策定の真っ只中です。方針は全くみえず、失敗を省みず、ただただ数字のみ作っていくような話しにも飽きました。。(諦めましたね・・)

取引先は旧正月のお休みに突入。静かなもんです。
・・・

波及効果・・・

2008-02-02 | 国内業務

天洋ショックはまだまだ続きそうです。

当三流商社は全く関係なかったんですが、問い合わせが続いています。

※ 天洋とは、関係ないんですか?
※ 天洋の原材料は使ってませんか??

この手の質問がまずはじめに来ます。
当然社内でも調査、集計がありました。。。。
結局、

「天洋食品の商品は一切扱っていません」

ということでしたが、それでも取引先からは色々な書類を要求されます。

※ 天洋と取引していないことを証明する書面をください
※ 農薬を使っていないと一筆ください
※ 中国産ではないとの証明ください
※ (タイで作っている商品について)中国の原材料は使用してないでしょうか?
※ すべての商品の生産工程表を送ってください
※ 工場の写真ってもらえるのでしょうか?

等々・・・・

当然、聞いてきたお客様自身よりも、その先のお客様からの問い合わせが多いのだと推測されます。業界のこの労働力たるや大変なものです。
月末月初で皆さん伝票処理作業が大変な最中、この問題の対応に相当時間を割かれている様子です。

当ブログにときどきコメントを賜る「ベトナムおやじ」様のもとには早速、現在中国で加工している商品の写真と製造工程なんかがいろんな会社から送られて来ているそうです。

「これと同じもの作れるか??」
「コンテナ一本でいくらになるか??」

などなど問い合わせが急増しているとか・・・

残念ながら中国もベトナムももうすぐ旧正月。。。お昼から宴会をしている方々も多いようで。。。
会社など完全にお休みモードですので、新しい商売もしばし「保留」です。

 


嫌がらせ

2008-02-01 | 国内業務
写真は天洋食品ではありませんのであしからず。。

天洋食品の商品が一斉に撤去されています。
取引各社の名前、取引品目、数量が公表されました。
全く関係のない我々にも色々問い合わせが来ていますので、当事者の皆様は大変でしょう。

原因はまだ特定できていないようですが、あえて「労働者の嫌がらせ」と仮定しますと、相当な「恨み」だったんでしょう。
その場にあるものの混入なら話しは解ります。
ちょっと怒られた、嫌なことがあった、等々。。反射的に目の前にあるもの、近場のものを混入させることは、少なくないと思います。
ボールペンやらクリップ、ナイフやら雑巾など、現場にあるものが入っていることは、なんとなく説明がつきます。

薬品をこそっと隠して工場へ持ち込み、混入させるというのは、いわゆる「計画的」犯行。よっぽど恨みが深いか、或いは、ライバル会社を落としいれようとする誰かの差し金による仕業か。。。(二時間ドラマチックになってきました。。)

先ほどのテレビでも、
「あくまで天洋食品という限られた工場の特定商品からの検出事例であり、中国食品全体を問題とする方向性は違う。。。」といったコメントがありました。
事実はそうなんですが、市場はそうはいかないでしょうね。

外食チェーンさんが、「中国食品」を安全性を理由に一時使用を止めたそうです。
その会社用に仕入れをしていた担当者の方々は一体どうするんでしょうかね??

触れないわけにはいきませんね。。

2008-01-31 | 国内業務
触れないわけにはいかないですね、今回の「餃子」ショックは。。

当三流商社でも早速今朝から、中国加工品の在庫&管理チェックが始まりました。今回の事故については、なんといっても中国冷食では超大手のJTさん(+加ト吉さん)の事象です。多分通常の管理なんかは他社よりもはるかにしっかりしていたはずですので、偶然の事故ではなく、人為的なものだったんでしょう。

入れた方も「無差別殺人」なんて大それたことを考えたんじゃなく、単に上長への腹癒せや、会社への不満の表れだったのでしょう。
工員さんたちの意識なんて、我々が考えているより低いもんです。まさか日本中が大騒ぎすような話しになるとは思っていなかったでしょうね。

従順だった地方出身の工員さんたちが、労働争議やら権利主張やらできるようになってきました。その制度がどのくらい機能しているかはわかりませんが、要求が通らなければ何らかのアクションを起こしたくなるのが人間です。
しかし、ここまでくると、どのように管理したらよいのか、本当に悩みます。「絶対安心」なんてあり得ないですしね。

昨夜、複数のテレビ局のコメントを聞いておりましたが、現場の状況が良くわかっているなと感じたものがありました。

日本は「とにかく」安いものを欲しがる

どうしても手抜きが起こる。或いは現場への負担が重くなる

商品に問題が起こる

品質に影響があるような手抜きはもってのほかですが、事実は事実。
作った会社が悪いのか? 輸入した会社が悪いのか? 販売者か??  行政か?・・・・

私はそれだけじゃないと思いますがね。。。。。