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メラミン

2008-09-21 | 国内業務
また出ちゃいましたね。。

ちょうど週末。出社してませんし、私が扱っている商品にはまず乳製品は使われていませんので、今のところは静かなものです。

休みではありますが、すでに当三流商社の品質管理室から、「各担当者は取り扱い中国製品にメラミンが使われている恐れがないか至急調査するように」との御触れが出ました。
きっと明日は、取引先から「証明書を書いてくれ」との依頼が来るのでしょう。。

一般的に、「無い」ことを証明するのは非常に難しいものです。
メラミンが有るか無いかを調べるためには、「メラミン」検出検査をしなければならないようです。
こういった検査は、1回検査をしたら「何が入っているのか」すべてがわかるわけではなく、「Aが入っているか否か」「Bが入っているか否か」という具合に検査をしていきます。したがって、まず入る可能性の無いものの検査はしないのが通常です。

中国からの商品には、入っている可能性の無いものも検出されることが多いですので手に負えません。
去年、NHKで、「海外からの商品も検査をしているから安全なはず」と私自身発言しておりました、当時は最近のようなケースは考えてもいませんでしたね。。(餃子問題もありませんでした)

世間は「また中国?」という空気です。しかし翻って国産を考えたら無洗米ならぬ汚染米騒ぎ。中国と違って日本で起こる問題は今のところ健康被害に直結していませんので、中国と並列に語るのはどうかと思いますが、それでも当然世論は収まりません。

いったい何食ったらいいんでしょうかねー。
携わっている人間でも最近悩んでしまいます。

先週の出張は品質管理室の人間と同行しました。
工場内のみならず、工場の周りで使用している殺虫剤の種類から管理方法、在庫保管記録に成分、捕虫されたものの種類に数等々、とにかく細かく調べてきました。
さらには工員の検便結果まで確認し、どんな病気が検出されているのかも調べました。

そこまでやっても、一工員が意図的に何かを入れられたら終わりです。
場内立ち入りのときに厳重に色々チェックはしています。しかし、その気になれば・・・。
結局、工員の「心」の管理まで考えていかないと、何が起こるかわかりません。見かけしっかりとしていても、何百人の工員の一人ひとりが何を考えているか・・
氏素性がわかわない工員が紛れ込んでいたら。。。

どっかの雑誌で以前、「食品テロ」なんて書いているのを読んだことがあります。
今後発生する可能性は否定できませんね。。

事故米

2008-09-16 | 国内業務
本日より出社。やっぱり社内も騒ぎになっておりました。
直接的には「米」は影響ないのですが、調味料やらなにやらで加工された米が混じっていることがあります。
で、早速とあるお客様からの依頼が、

「三笠フーズの米を使っていないという証明書を発行してくれ」

ということです。
そりゃ依頼ですから作らないわけにはいきません。
私が出張中に立派な証明書が作られ、お客様向けに配布されておりました。

なーんか違うような気がするんですよねえ・・・


全く別の話しです。
某コンビニのベンダーさんより、当三流商社のとある商品から異臭がした、とクレームがきました。
担当者は連休返上で現場に直行。ところが、当の商品は他の商品としっかり混ぜられ、さらに当社の商品の袋も箱も廃棄されている状態・・・
生産日の特定もできないどころか、当社が原因なのか混ぜられたものが原因なのか、まったくわかりません。
さらに商品は常温に放置されていましたので、すでに品質は劣化してきていたようです。

原因特定できず。というか、本当に異臭がしたのかどうかも定かでない状態です。それでも現場の「なんか違う匂いがした~」という感覚のみでクレームとなり、大騒ぎとなるわけです。せめて箱や袋を残しておくとか現物をその状態で保管しておくとか、その程度の知識すら持ってないんですからまあ驚きですね。。こちらの商品に何かあった可能性は否定できません。それでもねえ。。

混ぜちゃった、おかしな匂いがした(ような気がする)、捨てちゃった、でクレームが通るから不思議です。。

2008-08-24 | 国内業務
競争相手が同じ商品の場合、比較的先は読みやすいものです。
お客様の意向を汲んだ対応・・たとえば「価格」なのか「使い勝手」なのか、はたまた「チャイナフリー」なのか・・などなどに臨機応変にお答えしながら競合先との差別化をはかっていきます。

しかし、まったくの別商品が相手となると、勝手が違います。。

今回は、鍋商材として、水産物にするか、はたまた豚を入れるかで悩んでいるお客様への対応です。
豚についてはこちらも全くのシロウト。価格帯すら良くわかりません。

オリンピックじゃありせんが、「相手のことは気にせず、自分のベストを尽くすだけです。。」という心境ですかね。。

旅費精算

2008-08-22 | 国内業務
溜めまくっています。。。

出張の度に旅費精算をしなければならないのは当然のこと。財布にねじ込んだ領収書を取り出し、記憶を手繰ります。。。
これ、すべてお金の源です。

精算が遅れたときは、仕方ないので現金を会社から借り入れます。で、いつの間にか使ってしまい。。

出張旅費精算して赤字になることって、結構経験ありませんか?? 

行列のできる煎餅屋

2008-08-21 | 国内業務
江ノ島のタコ煎餅屋さんへ行ってきました。
盆明けですこし暇になった・・ということですが、お客さんが途絶えることはありません。
細い参道で「匂い」を漂わせながら焼く「たこせんべい」に観光客が足を止めます。
社長曰く 「タコがお客さんを呼んでくれるんだよね~」。。

タコに世話になっているので、将来的には、「タコ供養塚」を作りたいそうです。。

テレビにて

2008-08-19 | 国内業務
昨夜もテレビで、秋刀魚船が出漁を見合わせた話しやら、流通を簡素化してコストを下げる話しやらが報じられていました。
一応業界人である私でも勉強になります、ああいう報道は。

北海道の秋刀魚加工業者さんが、実名(会社名も)で出ていました。

「国内市場は大手販売店が力を持ちすぎている」
「末端の納品売価が決まっていてそこから逆算されるから、生産者が儲からない構造になっている」
などなど、量販店批判を露骨にしております。

おーこんなに露骨に大丈夫かな??と観ているこちらが心配になるような口調です。ところが、対策は、

「中間流通を排除して、コストを削減している」

ということでした。。
?? 量販店批判をしているのに、販売はその量販店に依存せざるを得ないのが実情です。結局批判したその「量販店」に合わせるために、中間を極力排除していく、というのが今の流れなのでしょう。

イオングループが島根の漁協から直接魚を買い付ける話し。新聞にも先日出ておりました。漁師も高く買ってもらえて、助かっている、と・・・

中間流通業者にはそれなりの「機能」があったからこういった複雑な流通が組み上がっていたわけです。排除される中間が、その機能を果たさなくなったということなのか、それとも、末端の「ガリバー」たちが、流通をすきなように壊しているだけなのか・・

しばらくはこの流れ、つづきそうです。。

領土・・

2008-08-08 | 国内業務
四方を海に囲まれた日本で、こんなに外国?が近い場所は他にはないのではないでしょうか?

知床峠からは国後がはっきりと見えました。このあたりはとにかく前浜資源が豊富なところ。漁師の皆さんはそれこそ、中間線ぎりぎりで商売をしているのでしょうか。年中あちらに拿捕拘束される船がありますが、こんなに近けりゃトラブルも起こるでしょうね。。

同行した業界の「長老」氏は、子供のころは国後に住んでいたそうです。

「沖にロシアの船がずら~っと並んで、朝から空に向けて大砲ぶっ放してたんだ~」
「昼ごろかかな~ 映画みたいに海岸が真っ黒になるぐらいの兵隊が上陸してきてなあ~」
と、当時のお話しを聞きながら、領土を眺めておりました。


刺激

2008-08-08 | 国内業務
「カモメ」が騒ぐ声で目が覚めました。

たまに国内出張に出ると、いろいろと刺激になります。
少なくとも、「聞き取りづらい」とはいえ言葉は通じます。。。笑
同じ国民、基本的なメンタリティは一緒です。自分だけは大丈夫と思っていましたが、いつの間にやら「ベトナムズレ」を起こしていたようです。。

浜の方々と話しをしていると、本当に刺激になります。

「今年はマスが少なそうだ~。間違いなく昨年より大幅に相場あがるぞ~」
・・・ 在庫どうなったってけな?
・・・ あれ、海外ものの在庫あったよな?
・・・ 売値どうだっけな?
・・・ えっ、じゃあ、秋鮭もあがるのかな?
・・・ 他社はどーゆー動きかな?


頭がぐるぐる回ります。。


100円寿司

2008-07-02 | 国内業務
近所の100円回転寿司がとにかく混雑しています。
週末ともなると、夕方4時くらいから列が出来ています。世の中値上げ値上げを連呼していますので、こういったお店が一見消費者の皆様には「お得」に見えるのでしょう。
これだけ水産物の値上がりが続く中、果たしてどうやって価格を維持しているのか・・

大変申し訳ありませんが、原料価格高騰 および、世界的な資源の取り合いが続く中、弊社ツナ製品の更なる値上げをお願いしなければなりません。

そんな中、「値下げ」を申し入れてきたお客様がいらっしゃいます。。
理由は、「他の商品が値上がりしてるんで、その分値下げして欲しい。でないと一皿100円で回せない」ということでした。。。。。

廃棄

2008-06-30 | 国内業務
うなぎの件 おおごと になってます。
今回のは確かに悪質ですね。しかし、産地を変えただけでこんなに利益が出るのなら、「悪魔の囁き」に魂を売ってしまう連中がいても自然な話しかもしれません。

報道されていること以上に知っている話しはありませんので、特にコメントすることはありません。まあこの業界、まだまだこういう事象がでてくる可能性はありますね。。

先日、某冷蔵庫の幹部の方と商談しました。最近は賞味期限が切れたものは、倫理上加工用原料としても使えなくなっています。廃棄といっても行政がそのまま持っていってくれるわけもなく、廃棄業者に依頼をだします。
にもかかわらず、数日後、地方で当該食品が販売されていることがあるそうです。
廃棄業者の「横流し」ですね。。
上手くいけば、とにかく儲かるでしょう。。なんといってもまだまだ食べられる食品ですから。。もったいない精神から言っても、食べたい人がいるなら販売させてくれればいいのですが、そうもいきません。廃棄される食品の数たるやいったいどのくらいなのでしょうか。

とある大学の、「廃棄物学」(聞いたことありませんね・・)の専門家の調査によると、一般家庭から排出される生ゴミのうち、
 ※ 調理くず     44%
 ※ 手付かずの食品  28%
 ※ 食べ残し     14%
だったそうです。
その、手付かずの食品の6割は賞味期限前だったとか。。

そこに、業者が廃棄する食品やらコンビニなど小売店から出てくる「期限切れ」廃棄食品を加えると・・・日本に存在する食品の何割が消費され、何割が廃棄されてるんですかね。。