無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

9年ぶりのミニトラクターで耕す「アスパラの植え替え」

2021-10-07 18:52:51 | オンライン自然菜園セミナー

10日後は、今年最後の自然菜園見学会自給自足できる農園のつくり方をテーマに、自然菜園で自給できるヒミツやコツ、そして見学をしてもらおうと思っております。

10/17()【自然菜園スクール長野校】自然菜園見学コース オンライン参加

AM:自然菜園講座④「自給自足農園の作り方とは?」
PM:秋冬の自然菜園見学会

 

10日後に見学会を控えて、マイペース(野菜のペース第一)に、野良仕事を行っております。

雨が降ったら、行おうと思っていた、アスパラの植え替えを、稲刈り、脱穀の合間時間を利用して、本日行いました!!

 

10年前に始めたキッチンガーデン、まず土壌分析したら、余りひどい結果に、まずは緑肥作物(エン麦・クリムソンクローバー)でテコ入れと思ったものの、緑肥作物は、野菜よりも強いので、通常それなりに育つものですが、秋に蒔いた緑肥作物もほとんど育たず、草も生えない化学肥料農薬漬けだった場所です。

 

緑肥作物が育つ最小限のテコ入れで、米ぬかとクン炭を入れ、苦土石灰でpH調整もし、やっと緑肥作物が育つ程度に。

その後、育った緑肥作物をミニトラクターで耕して鋤き込もうと思ったら、重粘土で、ガチガチで耕せず、断念。

雨が降ったら、今度はねちょねちょで、3mも耕していないのに、ミニトラクターのロータリー(歯)が粘土つまり、動かなくなる始末。

 

詰まった粘土を外しながら、あくせく、耕して、乾いてコチコチになる前に、汗だくになって畝立てしたのが懐かしいです。

当時(安曇野時代)、軽い火山培土の土に慣れた私には、久々の手ごわい相手でした。

この畑を自然菜園で野菜が育つようにできたら、いい事例になるなーと思った案件でした。

 

それから10年。10年前に植えた3年物のアスパラの大苗も、さすがに収穫量が減ってきたり、ネズミに根っこを食べられたり、半分欠株が目立つようになってきました。(12株あったアスパラも6本以外は余りで収穫できず)、アレロパシーも強いアスパラなので、10年ぶりに植え替えを決意しました。

 

9年間耕さずに、刈った草を重ねてきたアスパラ畝は、思いの外柔らかく、深さ30㎝位までは土も団粒化も素晴らしく、植えた当初を思い出す6株の大苗を掘り起こすことができました。

 

写真撮り忘れましたが、掘り起こした6株は、果樹園に移植しました。

 

今回9年ぶりに耕して、あまりの土の変化に感動しました。

耕すのがもったいなかったくらいですが、新たなアスパラの植え方を試験したい気持ちと、ネズミ、病虫害対策で、一度太陽養生処理を行って、11月に、当たらな苗を植えられるようにしたいと、しっかり耕し、畝立てしました。

 

不耕起栽培だったので、久々の畝立て、これだけ土が良くなっていると、次回のアスパラ栽培が今から楽しみです。

 

雨が全く降らない割に土の団粒化のお蔭で湿っていました(水分50%位)が、太陽養生処理するには、水分量を90%以上にしたかったので、

今回潅水ホースをしまう前に、潅水ホースでの潅水を行いました。

 

明日、透明ビニールを鏡面張りして、太陽養生処理をして、さらなる深いところまで土の団粒化と、連作障害対策をしっかり行い、

さらに10年、美味しいアスパラが栽培できるように、懲りずにアスパラ栽培をコンパニオンプランツと一緒に行う予定です。

 

信州は、これから一気に寒くなりますが、今年は温かいので、助かります。

見学では、この続きを直接ご覧いただければと思っております。お楽しみに~。

 

 

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自然菜園スクール のらのら研修体験コース「山の田んぼの稲刈り」

2021-10-07 03:33:28 | 自然菜園スクール

今年最後の自然菜園スクール「自然稲作コース」は、2日後、

10/9(土)です。

テーマは、「美味しいお米の田作りは秋起こしから」

講義:稲作講座⑥「秋起こし(田づくり)&食味」
実習:脱穀、田んぼ用自然堆肥づくり

オンライン自然稲作のご参加は、こちら

10日後は、今年最後の自然菜園見学会自給自足できる農園のつくり方をテーマに、自然菜園で自給できるヒミツやコツ、そして見学をしてもらおうと思っております。

10/17()【自然菜園スクール長野校】自然菜園見学コース オンライン参加

AM:自然菜園講座④「自給自足農園の作り方とは?」
PM:秋冬の自然菜園見学会

 

先日、自然菜園スクール長野校の田んぼのお米の脱穀は、予想以上に早く完了しました。

通常21日、(うちの場合14日)のはざがけ天日干しの期間が、今年は、10日間と超短期間でした。

 

というのも、残暑も強く、晴天続きで、水分量が、15%に一気に到達したので、食味を落とさないように、最適のタイミングで、脱穀が終了したので、今週から「秋起こし」に入れそうです。

 

詳しくは、自然菜園スクールで、解説しますが、

田作りは、「秋起こし」からです

稲刈りと同時に始まる土づくり。

如何に春の田植えまでに、稲が育ちやすく、草が生えにくい状況を作っておくかが、最大のポイントになります。

 

「秋起こし」が上手にできるかどうかで、来年の1年のお米の生育がどうなるか決まるといっても過言ではないと思います。

 

昨日は、山の田んぼの稲刈りを行いました。

ひとめぼれ

白毛モチ

ハッピーヒル(福岡)

山の田んぼでは、4種類のお米が育てられており、早生の黒米「たかね紫」は稲刈りが終わっているので、

2番目のひとめぼれが稲刈りのタイミングになりましたので、稲刈りを行いました。

 

午前中は、嫁さんと一緒に稲刈り、午後は、自然菜園スクール のらのら研修体験コース

の参加者と一緒に、はざがけ天日干しを行いました。

 

ひとめぼれの種もみ(自家採種)

 

今年で3年目の田んぼは、春先にイネミズゾウムシの来襲により、一時はどうなるかと思いましたが、いろいろ試験した結果、なんとか無事稲刈りまでたどり着け、実りに感謝しながら稲刈り、はざがけ天日干しでした。

 

自然菜園スクール のらのら研修体験コースは、

自然菜園(野菜、果樹、稲作、大豆)を総合的に、野良仕事を体験してもらおうと、始めたコースで、

講義なし、撮影なし、動画なし、体験オンリーで、その代わり、季節の野菜や卵をお土産つきの一風変わったコースです。

そのため、今回写真にはほどんど人が入っていないのも、終了後に自撮りしたからです。

私が師匠たちから教わった時のスタイルに最も近く、

ワンツーマンで、体験重視で、通常の講座ではなかなか伝えきれない、なにげない野良仕事

例えば、一輪車の使い方、のら道具の使い方、片づけ方、運び方など何気ない70才を超えても使える身体の使い方、生き方、考え方を伝授させていただいております。

 

より多くの方に受講していただくため休日開催の、通常のスクール形式では、

講義&実習という形で、できるだけ短時間で、効率的に伝授できるように、工夫を重ねてきましたが、何気ないのら仕事を伝える機会が抜けてしまったので、いい機会になっております。

開催が平日(ほぼ第1水曜日)ということもあり、参加者は若干名で、アットホームな感じで行っております。

 

また、「のらのら研修体験コース」と銘打ってあるのは、もう一つ意味があり、

  • 自然菜園研修生(自然菜園スクールスタッフ)のお試しができます。
  • 研修希望の方は、まずはこのコースを受講していただきます。

とホームページに書いてあるように、我が家の年間研修生の顔合わせ(体験)の場でもあります。

 

現在、元生徒さんによるボランティアスタッフさんによって、各教室の動画撮影、配信などいろいろご協力いただいておりますが、

それでも、雑誌3誌「野菜だより」「やさい畑」「田舎暮らしの本」連載、と執筆校正&取材が毎週あるので、農繁期何かと忙しくしております。

 

そのため、農繁期+執筆(取材&校正)活動+自然菜園スクール(セミナー)が被る時期は、超農繁期と呼んでおり、

春&秋の育苗、田植え、野菜の定植、草刈り(田んぼの草取り)、果樹のお世話、稲刈り、大豆刈り、脱穀と自給自足の暮らしならではなのですが、3~7月 9~12月にピークが達します。

 

大好きなことばかりなので、できるのであって、苦手で嫌いなことであれば、やらされたら大変だと思います。(笑)

それでも忙しいことと、自家採種とオンラインセミナーを充実させ、年を取ってからも続けられるように、

ここ数年、特に今年からは、本格的に、チームワークでみんな楽しく、自分の好きなことで生きていけるように、短期研修から年間研修生も募集しております。

 

まだ青々しく稲刈りは11月上旬になるハッピーヒル(糯)も今年も美味しい玄米モチになってくれると思います。

稲刈り後、改めてハッピーヒルの根元だけ水を入れて、間断潅水で、

寒い信州ですが、最後まで元気に育ってもらおうと思っております。

 

来週稲刈り予定の白毛モチ。

小さな田んぼですが、作業として稲刈りであれば、ギリギリ収穫できるので収穫してしまうとことですが、

どんな天候にも、どんな時代でも楽しく充実して生きていけるように、野が良くなるように、白毛モチにとって、最適のタイミングで、楽しく収穫できるように、あと1週間田んぼで充実させて、その間に、早生の黒米の脱穀などできることをしておこうと思っております。

 

作業効率を重視しすぎると、かえって失う何かがあり、

生きること=お金を稼ぐ だけのためではなく、生きること=感謝して楽しむことだと思うので、

人と、物(食べ物)、そしてお金もよりよく循環できればなーと思い、みんなで自給を楽しむ(次のステージ)を模索しております。

 

■次回 自然稲作サロン 

第2回 12/17(金) 18:30~ 〜食味検査と冬の間にできること〜(仮)

第3回 2/25 (金) 18:30~ 〜去年の反省会と苗作りに向けて〜(仮)

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