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明治維新を駆け抜けた男、坂本龍馬の墓と寺田屋

2010年04月09日 | 時代を駆け抜けた男たち
 今年のNHK大河ドラマ『龍馬伝』は面白い、名もない土佐の脱藩浪人龍馬が成長して行く姿を岩崎弥太郎の視点から描いている。脚本がいいのだろう、見応えある。

高度成長時代を生きたサラリーマンの多くは、司馬遼太郎の『竜馬が行く』を読んで、頑張ってきたのではなかろうか。自分も龍馬のように時代を変える男になりたいと思ったに違いない・・このエネルギーがあの高度経済成長を支えてきたのだ!小生も『竜馬が行く』を読んで、惚れこんだものだ。

 その龍馬の墓が、東山霊山の麓の護国神社にある。ここには桂小五郎や蛤御門の変の久坂玄端、天誅組の吉村寅太郎など多くの志士たちを祀っている。近江屋で暗殺された坂本龍馬も、中岡慎太郎と共にここに眠る。龍馬33歳のことであった。薩長同盟を成立させ、海援隊を組織し、船中八策を考案するなど、近代日本の礎を築いた。暗殺されたのは1866年、大政奉還の前年のことであった。

 私たちはこの後、維新の歴史舞台である京都伏見に向かい、寺田屋を見学した。ここは龍馬が好んで宿泊した宿である。女将お登勢は龍馬など多くの志士たちを助けたことで知られている。寺田屋は大阪と京都を結ぶ三十石船の京都側発着地に大きな船着き場を持つ船宿である。この界隈には、今も船着き場が残り、江戸や維新の時代を偲ばせる。


東山の維新の道の枝垂れ桜


坂本龍馬と中岡慎太郎の像


伏見にある寺田屋の内部


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