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マーティン・スコセッシが28年かけて制作して来た遠藤周作の「沈黙」、いよいよ完成

2017年01月18日 | 我が愛する映画たち
マーティン・スコセッシ監督が原作に出会って心を動かされ、28年かけて制作してきた映画「沈黙」が完成、近日中に上映とのこと。
私も遠藤周作が好きで、若い頃から幾つかの作品に触れ、いずれ長崎の記念館も訪ねたいと思っている。だから、ここに「沈黙」のことや遠藤周作のことを何か書きたいと思ったが、重い題材なので何も書けない。やむなく、小説「沈黙」の遠藤周作の言葉のさわりを書き記すこととする。

画像はNHK特集番組より
「その時、踏むがいいと銅版のあの人は司祭にむかって言った。
踏むがいい。お前の足の痛さをこの私が一番知って入る。

 画像はNHK特集番組より
踏むがいい。私はお前たちに踏まれるため、この世に生まれ、
お前たちの痛さを分かつため、十字架を背負ったのだ。
こうして司祭が踏絵に足をかけた時、朝が来た。
鶏が遠くで鳴いた。」

大事にしていた沈黙の単行本が見つからない、やむなく文庫本を購入