TAOコンサル『市民派・リベラルアーツ』

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好きな句一つ、『春されば まづ咲くやどの 梅の花 ・・(憶良)』 

2010年02月05日 | 酔って吟じたあの一篇
 梅の季節、我が家の梅の花が咲いた。桃色がかった白梅である。

 久しぶりに和室の雨戸と障子を開け放ち、花見酒を楽しむ。酒は知人から送られて来た酒どころ山形が誇る“純米吟醸・出羽桜”。畳の上に一升瓶を置いて、大ぶりのぐい飲みで、ぐびぐびと豪快に。    ・・・一人暮らしのひとり酒はいささか寂しくもあるが・・。いやいや、そんなことはない、旨い酒と花があるではないか。

昨年の梅の日に、ブログ(2月17日)に書き添えた句は、大伴旅人の

   『吾妹(わぎもこ)が 植えし梅の木 見るごとに 心むせつつ 涙し流る』 であった。


さて、今年の好きな歌一句は・・・山上憶良(万葉集)としよう。

  『 春されば まづ咲くやどの 梅の花 ひとり見つつや 春日暮らさむ 』


我が家の梅の木・・(枝の剪定も小生だよ)