TAOコンサル『市民派・リベラルアーツ』

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「折々のうた」の大岡信を送る会に参列・献花!

2017年06月29日 | 東西の詩人詠みくらべ

親友Rieさんに誘われ詩人・評論家大岡信を送る会に参列、献花もさせていただいた。会場は明治大学記念館。
詩人が好きだったという大振りの紫陽花が印象的な立派な祭壇であった。

大振りの紫陽花で飾られた祭壇

文芸評論家粟津則雄氏の「大岡、今や別れの時だ。おっつけ俺も駆けつける。・・」や、明治大学学長土屋恵一郎氏の、全共闘に参画していた学生時代、「君たちが世界の全てを否定するなら、僕は全世界を肯定する。」と言われた思い出話など、心に残る弔辞であった。
詩人谷川俊太郎氏が自らの詩を朗読。俳優白石加代子は大岡信の詩「水底の吹笛」など4作を披露したが、力の籠った朗読に圧倒されてしまった。作曲家一柳慧氏のポロポロとピアノを叩く演奏も素晴らしかった。

奥様大岡かね子氏の「今日は涙の粒のような雨の中、皆様に送られて幸せと思います」のご挨拶も心に沁みた。

谷川俊太郎氏など大岡信氏の知人たちが歓談

送る会のあと、Rieさんとへぎ蕎麦と焼酎で献杯。
大岡信が残した言葉の数々は我々の精神の糧として生き続けるに違いない。

  自宅本棚で見つけた「折々のうた」・・1980年発行、定価380円とある。