TAOコンサル『市民派・リベラルアーツ』

「エッセイ夏炉冬扇独り言」
「歴史に学ぶ人間学」
「僕流ニュースの見方」
「我が愛する映画たち」

セントパトリック・デイ、詩人イェーツの話題で盛り上がる

2010年06月20日 | 東西の詩人詠みくらべ
 コンサルタントを引き受けている米国IT企業のB・D氏宛て、以前頂戴したアイリッシュパブのTシャツへの英文の礼状を書いた。・・・・・

 今年3月のことであるが、このIT企業のマーケティング部門責任者B・D氏が来日、彼を囲んでの和食の会食会があった。この席には日本法人のカントリーマネージャーJ・B氏等が参加したのだが、会食会の前にビールで乾杯しようということになり、アイリッシュパブに繰り出した。ここでB・D氏を紹介され、初対面の挨拶をした。がっちりした体格に優しい顔立ちのジェントルマンである。活動の本拠地はサンフランシスコのシリコンバレーにある米国本部だが、出身はアイルランドとのこと。アイリッシュパブでのビールは、そんな歓迎の意味が込められていたのだが、この日(米国時間3月17日)はセント・パトリック・デイと呼ばれ、アイルランドやアメリカでは国家の祝祭日にもなっているのだそうだ。

 アイルランドと聞いて、私はとっさにアイルランドの代表的詩人イエーツとその詩『イニスフリーの島』のことを思い出した。早速そのことを話したところ、B・D氏は、日本人がアイルランドについて語るのはダブリンとギネスビール程度だと冗談を言いながら、とても喜んでくれた。ウイリアム・バトラー・イェーツはアイルランドの詩人・劇作家で『薄明かりの中へ』などの作品がある。私の好きな詩人のひとりである。

 B・D氏と小生の会話は通訳を交えたものであったが、言葉は十分通じなくても、こういう文化というか心に残る話は共感し合えるということなのであろう。B・D氏は私との会話を喜んでくれたと見え、早速アイリッシュパブのTシャツをプレゼントしてくれた。嬉しいね。・・・そう、本日書いたお礼状というのは、このTシャツのことであった。(山下)


米国IT企業役員B・D氏を囲んで