goo blog サービス終了のお知らせ 

映画と本の『たんぽぽ館』

映画と本を味わう『たんぽぽ館』。新旧ジャンルを問わず。さて、今日は何をいただきましょうか? 

ジオストーム

2018年11月14日 | 映画(さ行)

迫力映像だけは楽しめる

* * * * * * * * * *


近未来。
異常気象が続き、世界中の科学者が集結して地球の気候をコントロールする人工衛星
「ダッチボーイ」を完成させます。
そのおかげで異常気象も落ち着いていたのですが、突如ダッチボーイが暴走。
灼熱の砂漠の村が凍りついたり、香港の街が炎上したり、
東京に巨大な雹が降ったり・・・大災害が巻き起こります。
この衛星の生みの親ながら、政治的圧力に負けて田舎暮らしに甘んじていた
ジェイク・ローソン(ジェラルド・バトラー)が呼び戻され、
ダッチボーイの暴走原因を突き止めるべく、宇宙ステーションへ向かいますが・・・。

さほど大きくもない人工衛星くらいで、こんなことが可能か?などと思ってしまうわけですが、
海が凍りついていったり、大洪水になってみたり、
街が灼熱に包まれたりという映像はなかなか迫力があって見ごたえがありました・・・。
というかまあ、そこだけというか・・・。



実は衛星の誤作動の裏にはある人物の陰謀が隠されており・・・。
自然災害よりも恐ろしいのは人の欲望である・・・と。
最後は無事衛星が復帰してよかったね、めでたしめでたし・・・となる
お約束どおりのハッピーエンドなのですが、ちょっと待て。
大都会が壊滅したところが何箇所もある。
一体どれだけの人が犠牲になったことか。
それがこんなふうにめでたしめでたしだなんて、
あまりにもノーテンキと言わねばならないでしょう・・・。
それは、昨今日本でも地震や洪水などの被災者がその後どれだけの苦労を背負うことになるのか、
よくわかっているから思うことなんだろうか。



いくらエンタテイメント作品といっても、
なんだか割り切れない思いにとらわれてしまう私でした。

ジオストーム [AmazonDVDコレクション]
ジェラルド・バトラー,ジム・スタージェス,アビー・コーニッシュ,エド・ハリス
ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント



<WOWOW視聴にて>
「ジオストーム」
2017年/アメリカ/109分
監督:ディーン・デブリン
出演:ジェラルド・バトラー、ジム・スタージェス、アビー・コーニッシュ、アレクサンドラ・マリア・ララ

スペクタクル度★★★★☆
ノーテンキ度★★★★★
満足度★★☆☆☆



最新の画像もっと見る

コメントを投稿